市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
HIS300LA(史学 / History 300)教養ゼミⅡLiberal Arts Seminar II
神谷 丹路Niji KAMIYA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q6130 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ2~4年※定員制 |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 教養ゼミ |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This course deals with the History and Culture of Korean Japanese in Japan. In the history of Koreans in Japan in 20th century, Japan has been heavily involved. The aim of this course is to learn them and understand their existence deeply.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日本には「在日朝鮮人」「在日韓国人」「在日コリアン」と呼ばれる人々や、国籍は日本だがルーツを朝鮮半島に持つ人々が多数住んでいて、現代日本の社会の一角を構成している。本授業ではこうした人々の歴史や現在を学び、日本における多文化共生のありかたを探る。またそれらの人々の祖国であり、日本の隣国である韓国・朝鮮についての理解も深め、グローバル時代のコリアンと日本人の相互理解、共生、境界と融合について考えていきたい。春学期開講の「在日朝鮮人の歴史A」を履修していることが望ましい。
到達目標Goal
文献や映像などを手がかりに、受講生が日常生活の中で無意識に形成している「先入観」を再検証しながら、受講生同士の討論を深め、それぞれの考えや理解を発展させていくことを目指す。総合科目なので、受身の勉強ではなく、受講生同士が見解を発表し、互いに刺激し合い、自ら調べたり、問題を発見したりして、積極的に授業内で発信していくスキルを磨くことを目指す。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
オンライン授業(ZOOMによるリアルタイム授業)を基本とします。授業形態に変更のある場合は、その都度、学習支援システムを通じて連絡します。初回授業日の前日までに、ZOOMのURLを学習支援システムの「お知らせ」に掲示します。
本授業は、ゼミ形式で進めます。秋学期は、「在日コリアン」の歴史と現在、ひいては地球規模で展開するさまざまなコリアンの姿について、春学期に学習した基礎事項をもとに、テキストの内容をレポーターの報告と全員の討論で読み進めていく。グローバル時代のコリアン活躍と苦悩は、日本を照らす鏡でもある。春学期よりも、さらに掘り下げた内容の報告と討論を行っていく。理解を補う補助資料として、随時、映像資料も視聴しながら進める。参加型授業である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
自己紹介、授業計画の説明
2:在日コリアンと芸能界、スポーツ界のニューヒーローたち
学生によるテキストの報告、映像
3:在日コリアンと焼き肉文化
学生によるテキストの報告、映像
4:在日コリアンの民族教育
学生によるテキストの報告、映像
5:フィールドワーク
二八独立宣言記念碑、韓国YMCA
6:在日コリアンとパチンコ産業
学生によるテキストの報告、映像
7:在米コリアンの社会史
学生によるテキストの報告、映像
8:ベトナム戦争とコリアン
学生によるテキストの報告、映像
9:まとめ①
映像(1)
10:済州島と在日コリアン
学生によるテキストの報告、映像
11:大震災と在日コリアン
学生によるテキストの報告、映像
12:在日コリアンとスポーツ選手
学生によるテキストの報告、映像
13:まとめ②
映像(2)
14:まとめの討論
在日コリアンの将来と日本社会の課題
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回、テキストの該当箇所を必ず熟読すること。テキスト以外の関連書籍も積極的に読むこと。新聞などニュースに注意を払い、ニュースを深く読むことを普段から心がけること。在日コリアンに関する時事問題などに、とりわけアンテナをよく張ってこくこと。それぞれの課題にしっかり取り組むこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
野村進『コリアン世界の旅』(講談社文庫)885円。受講生は、全員、必ず購入すること。
参考書References
授業時に別途指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
討論への積極的な参加など授業への貢献度50%、プレゼンテーション・期末レポート50%。理由のある場合を除き、原則的に全回出席のこと。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
共生のあり方には無限の可能性がある。現在進行形の諸問題にも、可能な限り取り組んでいきたい。