市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
HIS300LA(史学 / History 300)古代日本・中国の法と社会ALaw and Society in Ancient Japan and China A
岡野 浩二Koji OKANO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q6125 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ2~4年※定員制 |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Comparative study of ancient nations and society between Japan and China using temples
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日本古代の国家や文明は、中国を祖型として形成されたといっても過言ではない。また古代の寺院は、仏教受容のみならず、国家や貴族・豪族の権威や、技術を象徴するものである。寺院を素材として、日本・中国の古代国家や社会のありかたを比較する。
到達目標Goal
日本・中国の古代寺院の実相を理解する。また、日本の寺院が政治・社会とどのように関係していたのかを、中国から継承した要素と、日本独自の要素という観点から考える。その内容を自身の文章で表現できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式を取る。配布プリントの史料読解については予習が必要である。対面授業を基本とし、必要があればオンライン授業を組み込む。その場合は、学習支援システムで提示する。 2回目以降は、授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、前回の復習とコメントを行う。 リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し、さらなる議論に活かす。 課題などの提出に「学習支援システム」を利用することも、視野に入れる。課題(試験やレポート等)に対して講評する。最終授業で、講義内容全体のまとめや復習を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:仏教伝来
講義内容のガイダンス。尼・仏殿・法会の始まり
2:飛鳥寺
仏舎利・塔・仏像を備えた寺院の成立
3:法隆寺
推古朝の仏教政策、飛鳥と斑鳩の寺
4:大官大寺・薬師寺
天武・持統朝の仏教政策
5:平城京の寺院
大安寺・薬師寺・興福寺・東大寺・唐招提寺・西大寺
6:国分寺・国分尼寺
国分寺建立の詔とその前後の実情
7:奈良時代の地方寺院
地方豪族の仏教受容と寺院建立
8:平安京周辺寺院
桓武朝の仏教統制と官寺・私寺
9:北魏の寺院
永寧寺の九重塔、仏教の興隆と統制
10:隋・唐の各州の官寺
文帝の仏教政策、大雲寺・竜興寺・開元寺
11:長安の寺院
大興善寺と玄都観
12:中国の廃仏政策
三武一宗の法難、廃仏の実態と理由
13:日本と中国の寺院比較
日本の寺院、中国の寺院の共通点と相違点の考察
14:試験
受講者の理解を確認する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
配布プリントの史料・解説文を読んでくること。講義内容に関連した事項を図書館で調べる。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しない。プリントを配布する。
参考書References
速水侑『日本仏教史 古代』(吉川弘文館、1986年)
末木文美士編『新アジア仏教史 11日本1 日本仏教の礎』(佼成出版社、2010年)
佐藤長門編『古代東アジアの仏教交流』(勉誠出版、2018年)
仏教史学会『仏教史研究ハンドブック』(法蔵館、2017年)
藤善眞澄『中国仏教史研究』(法蔵館、2013年)
礪波護『唐代政治史研究』(同朋舎、1985年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験(最終回に実施)50%、毎回の出席確認の小テスト50%をもとに評価する。出席確認の小テストは、提出されているか、内容が合格点に達しているかの2段階で評価する。オンライン授業に変更された場合、具体的な方法と基準は、学習支援システムで提示する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
(1)この授業は、仏教教理や高僧の伝記を柱に据えた仏教史ではない。仏教用語が登場するが、歴史学の立場から理解しておくべきものであることを了解していただきたい。(2)疑問があれば必ず質問すること。コメントペーパーに書いて提出する方法でも良い。