市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL300LA(哲学 / Philosophy 300)行為の理論BTheory of Action B
山口 誠一Seiichi YAMAGUCHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q6118 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
The aim of this course is to provide students with Nietzsche's theory of action , with texts drawn from Japanese, English and German.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現代日本文明の課題は、クリエーティブなライフスタイルを実現することです。ところが、これからも国際化の名のもとに、日本人が本格的に導入しようとしている欧米的合理主義は、クリエーティブなライフスタイルを、そのまま実現するものではありません。そこで科学技術によってますます高度化する現代情報消費社会で追究されるべき行為の創造性を主にニーチェの行為論を手がかりに考察します。
到達目標Goal
合理主義的行為を再検討し、<クリエーティブな行為>を解明できます。なお、その際、米国のネオプラグマティズム最新動向も検討します。また、現代文明の預言者ニーチェの思想をてがかりにしながら、広い視野から深く考察できます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
インパクトの強い教育効果を生み出すためにマルチメディアによるスライドショー形式で、文字・映像・音声を立体的に組合わせながら、講義を行ないます。また、高画質のDVD動画の投射も実施します。課題レポートは授業終了時に提出してもらい,次回授業で講評します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ニーチェの行為論
スライド形式による授業内容紹介
2:自己をクリエートする行為とは?
へーゲルからニーチェへの展開を通して自己創造を解明する
3:動機なき行為とは、
フランスの思想家カミュの『異邦人』を映画で鑑賞しながら行為の動機を相対化する。
4:行為の意図・動機への疑念
ニーチェによる合理主義的行為批判を紹介する。
5:身体自己と目的意識との関係
権力への意志としての身体自己を解明する。
6:しくじり行為
フロイトの精神分析を手がかりに行為の身体自己の無意識性を解明する。
7:「大きな理性」としての身体自己
身体自己が意識に命令して行為が現実化することを解明する。
8:目的論の相対化
作用原因としての身体自己を解明する。
9:道徳的責任からの解放
無垢な人間のライフスタイルを解明する。
10:自己創造としての行為
作用原因としての身体自己による創造的行為を解明する。
11:自己創造としての弁証法的対話
対話を通して対話者の新たな自己が創造されてゆくメカニズムを解明する。
12:幻影・仮象に生きる
幻影・仮象による自己創造がネーミングに到ることを解明する。
13:自己創造としての変身
ネーミングによる変身が自己創造であることを解明する。
14:まとめ
行為論Bの総括・授業内試験
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業実施前に授業支援システムで配布されている資料を事前に熟読し、不明箇所などを特定して主体的に受講できるようにしてください。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
授業時にスクリーンにテキストをプロジェクター投射します。また、学習支援システムでも事前に配布します。
参考書References
毎回の授業で紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
学年度末試験を基準(60%)として、授業時課題レポート(20%)と出席回数(20%)も参考とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
映像の鮮明化と新鮮な教材準備
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PC接続液晶プロジェクターによる映像とテキストの投射