市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LANj300LA(日本語 / Japanese language education 300)日本語コミュニケーションBJapanese Communication B
江村 裕文Hirofumi EMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q6052 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ2~4年※定員制 |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
In Autumn, we will discuss on "Language" and "Communication".
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
外国人留学生が「日本語」という言語をある程度マスターすれば、一般の日本人母語話者(日本人)とスムーズにコミュニケーションができると考えている人が多い。つまり、コミュニケーションにおいて大切なのは「言語」だと。コミュニケーションにおいて「言語」が大切であることはいうまでもないが、だからといって「言語」がある一定以上できるようになったからといってその知識は日本人とのコミュニケーションを保証してはくれない。
なぜなら、コミュニケーションには「言語」以外の要素が複雑に絡み合っているからだ。コミュニケーションは相互行為である。コミュニケーションが成り立たなかったとしても、一方だけに責任があるというわけではない。双方がそれぞれの反応が相手の期待する行動ではないとき、コミュニケーションはブレイクしてしまう。
日本語という「言語」を一つのチャンネルとして成り立たせるには、「言語」以外の要素を考慮しなければならない。この授業の名称が「日本語コミュニケーション」であるのは、日本語という「言語」によるコミュニケーションにおいて必要な知識と技能を、外国人側も日本人側も等しく身に着けることが目的だからである。
到達目標Goal
文化の異なりについて理解し、その壁を乗り越えてコミュニケーションを成立させる能力を培うこと。コミュニケーションが成立しないときには、相手との協力のもと、関係を修復できる知識と能力を身に着けること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP1、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
秋学期は、おもに「言語」と「コミュニケーション」をテーマにして講義します。
また、必要に応じてフィードバックします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:試験解説・春学期のまとめ・「ことば」について
春学期の内容と試験について解説し、一般に「ことば」について解説します
2:「音声コミュニケーション」の特徴
ヒトの言語は動物のコトバとどこが異なるのか、について解説します
3:「意味」について
「意味」とは何かについて、総括的に概観します
4:「構造」について
「構造」とは何かについて、総括的に概観します
5:日本語の諸問題 ⅰ
外国人にとって問題となる日本語の問題を取り扱います
6:日本語の諸問題 ⅱ
外国人にとって問題となる日本語の問題を取り扱います
7:「宗教」について ⅰ
「言語」のまとめとして「宗教」を取り上げます
8:「宗教」について ⅱ
「言語」のまとめとして「宗教」を取り上げます
9:「コミュニケーション」の定義
「コミュニケーション」とはなにかについて解説します
10:「言語」と「ことば」について
「言語」と「ことば」の相違について解説します
11:「コミュニケーション」の要素 ⅰ
「コミュニケーション」の要素について解説します
12:「コミュニケーション」の要素 ⅱ
「コミュニケーション」の要素について解説します
13:「コミュニケーション」の制約
「コミュニケーション」における制約について解説します
14:最終試験
講義の内容に関して試験を行います
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
「コミュニケーション」における日本語という言語について、日本での言語生活を反省して、誤解した、誤解された等の具体例を発表できるように準備してもらいたいと思います。
テキスト(教科書)Textbooks
特にテキストは指定しません。
参考書References
必要に応じて授業中に紹介しますが、基本的なものとして平凡社の『コミュニケーション事典』をあげておきます。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点30点、試験の得点30点、レポートの得点40点、合計100点で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
コミュニケーションは双方向であり、問題がおこるのは、どちらか一方の問題ではないという点を確認しておきたいと思います。
その他の重要事項Others
日本文化の体現者として、また討論への参加者として、留学生と日本人学生両方の履修を期待します。また、「文化人類学」「言語学」「社会学」等の知識があったほうが望ましいですが、必須の条件ではありません。