市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PRI200LA(情報学基礎 / Principles of informatics 200)情報処理演習ⅡSeminar on Info Processing II
久東 義典Yoshinori KUTOU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q0132 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営1~2年※定員制 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 0群(自校教育、基礎ゼミ、情報、キャリア教育関連科目等) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
The purpose of this course is to help students master the advance information and Communication Technology. It starts with the twin themes of internet society, public and private, then students learn and understand how to practically use all of the mandatory applications while the problem solving. Upon successfully completion of the course, students should be able to understand the practical methods and concepts of information science.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現代社会はコンピュータ機能をもった機器がいたるところに存在している.このような機器をきちんと扱えることが生活する上でとても大事である.コンピュータ機能をもった機器の情報処理技術について,その考え方,基礎的な知識,利用事例,最新動向を解説する.主にOffice系のソフト(Word、Excel、PowerPoint)を利用するが,データベースやWeb関連の最新知識についても説明する.
この授業は、実践的な情報処理の知識と技術をマスターすることを目的にする.
到達目標Goal
現代社会にかかわる情報技術に関する知識を,基本から実践まで体系的に身につけることができる.
Office365とGoogle系のofficeアプリを実践的に利用できる.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本の知識については講義と演習で進め,必要に応じてコンピュータを用いた実習を行う.課題のフィードバックは授業中に行う.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
授業を進めるにあたって,諸注意をします.
(1)ルールとマナーの理解
(2)ツールとメールの利用の理解
(3)デジタル資料作成(Excel・Word・PowerPointの基本操作とファイル保存)の理解
2:集計表の入ったデジタル資料作成
いろいろなデータを使って,「集計する」ことを学習します.以下の項目について理解します.
(1)Excelの基本操作(前回の復習)
(2)集計表の作法の理解
(3)データと式
(4)合計関数と相対参照
(5)相対参照と絶対参照
(6)Wordの基本操作(前回の復習)
(7)Excelの表のコピー
(8)Wordで作表
(9)行間・列間調整
(10)表をオブジェクトとして扱う
(11)PowerPointの基本操作(前回の復習)
(12)PowerPointで作表
(13)それぞれのソフトウェアの作表しやすさを比較
3:データの集約
「目的をもって,分かり易く集約する」ことを学習します.以下の項目について理解します.
(1)Excelの基本操作(前回の復習)
(2)シートとブック
(3)平均,標準偏差,度数分布関数
(4)ピボット
4:Excel・Word・PowerPointを使ったグラフの展開
「目的をもって,分かり易く表現する」ことを学習します.以下の項目について理解します.
5:Excelのデータベース機能
「たくさんのデータを分類・整理する方法」を学習します.以下の項目について理解します.
(1)実体とデータ
(2)並べ替えとフィルタ
(3)データベース関数
(4)いろいろな形式のファイル保存
6:サイコロの模擬
Excelを使って,1から6の目をもつサイコロをシミュレート(模擬)し,無作為なこと(サイコロで言えば1から6まで同じ確率で目がでること)について学習します.テレビゲームの原理を学ぶことにもなります.余裕のある学生は,じゃんけんゲームを作ってみましょう.
(1)無作為な数の表示(乱数の発生)
(2)サイコロ関数の作成(ユーザー定義関数)
(3)サイコロ・シミュレーション
作ったサイコロを6回,60回,600回ふった時の出る目の回数を表にする.参考までに作ったサイコロを10回,100回,1000回ふった時の出る目の回数を表にする.
(4)サイコロ評価
確率(1/6)とかけ離れていないか評価する(第2回から第5回まで学習内容の復習).
7:データの分布
Excelを使って,無作為なデータから分布のある(正規分布)データを作る過程を視覚的に理解します.
(1)体重を表している無作為なデータを作り,表やグラフにする.
(2)そのデータを10個ずつ平均して,その平均値を表やグラフにする.
(3)平均値からの範囲を指定するとその範囲に何個のデータが入るか調べる.
(4)このデータから範囲を指定すると起こる得る可能性を割合で計算できることを理解する.
8:アンケート調査
授業内でアンケート調査を実施して統計処理(仮説を検定)するまでの過程を学習します.
(1)出る目にかたよりがない正しいサイコロか否かを判定する.(第6回と第7回の復習)
(2)上記の考え方を受けて,性別による飲み物の嗜好の違いをアンケート調査し,集計した結果をもとに嗜好の違いがあるかないかを判定する.
9:インターネットを利用した情報収集と資料作成
インターネットを利用して,情報を収集しデジタル資料を作成することを学習します.
(1)青空文庫と著作権についてデータ収集する.
(2)数字でみる日本と題してデータを収集する.
(3)WordやExcelを使って収集した画像データや表データを整理する.
10:発表資料(レジメ)の作成
Wordを使って,発表資料を作成します.
(1)発表資料(レジメ)の作法を理解する.
(2)段組を理解する.
(3)ページ区切りを理解する.
(4)図や表の挿入を理解する.
(5)レイアウトを理解する.
(6)参考文献等の書き方を理解する.
(7)特殊な式や記号の書き方(挿入の仕方)を理解する.
11:コンピュータを使った発表1
題目「データベースとは」
PowerPointを使ったスライド作成を学習します.
次の内容をよく理解して,各自で「データベース」を説明するスライドを作成します.
(1)データベースシステムの例を理解する.
(2)データベースシステムには,データの独立性,データの完全性,データの安全性の特性があることを理解する.
(3)データベースのデータを表す単位(レコード)を理解する.
(4)レコード間の関係を表す代表的な表現,階層的表現,網的表現,関係的表現を理解する.
(5)関係的表現の操作,合併,共通部分,差,直積を理解する.
12:コンピュータを使った発表2
題目「データベース記述」
PowerPointを使ったスライドに動きを付けることを学習します.
次の内容をよく理解して,各自で「データベース記述」を説明するスライドを作成します.
(1)SQLを理解する.
(2)SQLの基本構文を理解する.
(3)条件検索を理解する.
(4)並べ替えを理解する.
(5)結合を理解する.
13:コンピュータを使った発表3
題目「データベースと正規化」
発表に関するPowerPoinの便利な機能を学習します.
次の内容をよく理解して,各自で「データベースと正規化」を説明するスライドを作成します.
(1)ふだんよく見る領収書やレシートは複雑な構造をした表であることを理解する.
(2)複雑な構造の表を単純な構造の表にする過程を第一正規形,第二正規形,第三正規形を使って理解する.
14:まとめ
オフィス系ソフトの連携
インターネットを使ってオフィス系ソフトの連携を「まとめ」として学修します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします.
以下に紹介するホームページをよく読んで,話題になったソフトウェアの使い方を復習しておく課題が出されます.授業時間内で完了できない場合は,次の授業開始前に指示に従って課題提出することになります.
<授業で紹介するホームページのURL>
情報技術の基礎(知識定着ための教材)
lect-ip.cocolog-nifty.com
情報処理の実践(Excel・Word・PowerPointを使った課題提出のための教材)
pract-ip.cocolog-nifty.com
テキスト(教科書)Textbooks
実習 情報リテラシ[第3版]』重定 如彦・河内谷 幸子(共著)
サイエンス社 ISBN:978-4-7819-1469-5
情報処理演習Ⅰと情報処理演習Ⅱは、同じテキスト(教科書)を使用.
参考書References
講義中に紹介するホームページなど使って指示します.
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(受講態度ならびに授業内提出課題の成果)50%
レポート課題30%
小テスト20%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業中に指示されたホームページをよく読んで,授業外で行う学習活動を必ず遂行してください.
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Windows10が利用できるPCを準備してください.
Zoomを利用します.
その他の重要事項Others
授業に関する質問は、授業終了時に必ず声をかけてください.
内容(例えばインストール等)によっては、少人数でグループ授業を別枠で実施することもあります.