市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course

　「基礎ゼミ」は、大学における１年次の導入科目です。高校までの学習と大学での学習の違いを理解してもらい、ノートの取り方、プレゼンテーションの仕方、レポート（essay）の書き方、資料の集め方などを教授することで、法政大学において、皆さんが効率よく学ぶ手助けをするのがこの授業の目的です。これらの基礎的な知識や技術を早く身につけられるように、多岐にわたるテーマを春学期の１セメスターで完結させるように工夫がなされています。

・大学生の基本姿勢として、高校までの受け身学習の「生徒」から大学で能動的に学ぶ「学生」への変身を促し、学生生活の基盤を築く。
・大学での学習に必要な基本的技術――ノートをとる技術、質問する技術、資料を読解する技術、資料を要約する技術、レポートを書く技術、プレゼンテーションする技術など――を習得する。
・社会人になる前に、大学生としてどのような能力を身につけておくべきか、そしてそのためにどのような学習が必要なのかを考える。

各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。文学部：DP1

日本語 / Japanese

　１年次の学生全員を４クラスに編成します。演習科目（ゼミナール）ですので、教員の講義に加えて学生による授業参加やプレゼンテーションも組み合わせた授業を行います。制度上、必修単位には組み込まれていませんが、これから大学で様々な授業を受ける際の前提となる内容ですので、英文学科１年生は全員履修してください。
　４クラスに分け、各クラスを金曜の１限、２限、３限のいずれかに配置します。クラス分けについては、新入生オリエンテーション時に発表し、その後、Web掲示板に名簿を掲示します。クラスによって時限・教室・授業コードが異なるので、必ず履修登録前に自分の所属クラスを確認してください。
　課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」やオフィスアワーで行う予定です。

あり / Yes

なし / No

※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。

第1回：Study at Hosei and Introduction

ガイダンス：法政大学での学びの方法

第2回：Library Tour

図書館の使い方

第3回：Note Taking

講義ノートの取り方

第4回：Text Reading

文献の読み方と文献調査体験

第5回：Academic Writing 1

レポートの書き方 – 学術的文章を書くこと

第6回：Academic Writing 2

アウトラインの作成 – グループ・ワークの試み

第7回：Academic Writing 3

注と文献表の作成 – 他人の文章を引用するルール

第8回：Critical Thinking 1

テーマを立てるということ

第9回：Critical Thinking 2

問題設定の仕方
と論旨の展開

第10回：Summarizing

要約の仕方とグループ発表の準備

第11回：Presentations 1

プレゼンテーションの仕方

第12回：Presentations 2

グループによる調査・発表１回目

第13回：Presentations 3

グループによる調査・発表２回目

第14回：Presentations 4

グループによる調査・発表３回目

毎回の授業ごとに、その日に学んだ授業内容の復習をします。各回に出される課題は必ず提出する。グループ発表への参加と期末レポートの提出は必須。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。

授業支援パンフレットや配布プリントや図書館パンフレット等の資料を使用します。

必要に応じて、そのつど教員が指示します。

平常点（授業への参加度、レポート、授業内発表、小テスト）から総合的に到達目標欄に記載した３点を評価します［授業参加状況 30%，授業内提出物・発表 70%］。

引き続きアクティブにディスカッションしていく。

＊英文学科１年生は必ず履修してください。