市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
BSP100LA(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 100)基礎ゼミⅠSeminar on Basic Texts I
安孫子 信Shin ABIKO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q0001 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 文(哲)1年※定員制 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 選択基盤科目 0群(自校教育、基礎ゼミ、情報、キャリア教育関連科目等) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The goal of this lesson is to meet Alan's "On Happiness". Alan's "On Happiness" is said to be "one of the most beautiful books in the world" (André ·Maurois). While repeating the basic work of the philosophy of read and think, encounter with this book will be realized.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
〈アランの『幸福論』と出会う〉
「読む,調べる,理解する,その上で考える」という,哲学の一連の作業の練習をすることが,この授業の目的です.その練習台となるのは,「この世でもっとも美しい本の一つ」(フランスの作家アンドレ・モロワ)とも言われるアランの『幸福論』です.
到達目標Goal
a.読めない漢字もなく,文を声に出して読むことができる.
b.不可解な語もなく,文一つ一つの意味を理解できる.
c.文と文のつながりを論理的にたどることができる.
d.文章全体の主旨を把握し,それに対して自分の考えを持つことができる.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。文学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
※基本的に対面授業で行います。
授業では,フランスの哲学者アラン(1868-1951)が「プロポ」(語録)と名づけて書き残した短文を取り上げ,「読む,調べる,理解する,その上で考える」という一連の作業を行っていきます.そのうち,授業で主に行うのは「理解する,その上で考える」の部分です.なお,リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し,さらなる議論に活かします.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:導入
授業の進め方を確認し,テキストの先行部分の説明を行います.
2:王様は退屈する(1)
読みと理解
3:王様は退屈する(2)
批判と考察
4:欲すること(1)
読みと理解
5:欲すること(2)
批判と考察
6:雨の中で(1)
読みと理解
7:雨の中で(2)
批判と考察
8:克服(1)
読みと理解
9:克服(2)
批判と考察
10:始めている仕事(1)
読みと理解
11:始めている仕事(2)
批判と考察
12:幸福は徳である(1)
読みと理解
13:幸福は徳である(2)
批判と考察
14:総括
参加者からの問題提起を受けて,全体で総括の討論を行います.
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
「読む,調べる,理解する,その上で考える」のうち,「読む,調べる」は家で予習で行ってください.「理解する,その上で考える」は授業での作業ですが,これについても家で復習をし,リアクションペーパーを提出してもらいます.学期末にはまとめのレポートの提出も求めます。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
アラン『幸福論』(神谷幹夫訳,岩波文庫)
参考書References
桑原武夫編『アラン・ヴァレリー』(中公バックス・世界の名著66)
アンドレ・モロワ『アラン』(佐貫健訳,みすず書房)
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の授業への積極的参加(30%)とリアクションペーパーの提出(30%),および学期末レポート(40%)で 評価します.なおそれぞれの方法において, 4つの到達目標への到達度は, 語の読みと意味調べ30%, 論理的理解30%,哲学的理解40%の割合で勘案します.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
グループ討論を始め,できるだけ皆さんの間で話し合ってもらう機会を作って行きたいと思っています.