経営学部Faculty of Business Administration
MAN300FC(経営学 / Management 300)日本経営史ⅠHistory of Management in Japan I
二階堂 行宣Yukinori NIKAIDO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A4433 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) | 経営戦略学科専門科目 |
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Outline (in English)
・Business History of Modern Japan.
・In this lesson, we will explain the development of modern enterprises in the latter half of the 19th century to 20th century and the activities of entrepreneurs who took charge of it.
・We will learn the significance of analyzing various social phenomena from a long-term perspective through classes and aim to deepen their understanding of the current Japanese economy and corporate management.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
・19世紀後半~20世紀の日本における近代企業の発展と、それを担った企業家の活動について、事例を取り上げながら説明します。
・授業を通じて、さまざまな社会現象を長期的な視点から分析する意義を学ぶとともに、現状の日本経済や企業経営についての理解を深めることを目指します。
到達目標Goal
・近代日本の経済・経営発展の歴史について、基礎的な知識を習得し、それらを体系的に整理することができる。
・「各時代における経済・経営環境の変化→ビジネス・チャンスの発生→企業家たちの具体的活動」という一連の流れを、明確にイメージすることができる。
・講義で学んだことを、客観的・論理的に説明することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-1」、「DP1-3」、「DP4」、「DP5」に関連が特に強く、「歴史学」、「教養」に関連がかなりある
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・オンデマンド型の授業です。
・現時点では、以下のような授業運営方法を想定しています。
①学習支援システム等から教材(講義資料や説明音声・動画)をダウンロードし、順次自分のペースで学習する。
②学習の到達度を確認するため、学習支援システム上で定期的に出題される論述課題(2~3回を予定/提出期限あり)を何度かこなす。
③学期末には、教室での定期試験を実施する予定。定期試験が実施できない場合は、学習支援システム上で期末課題を出題し、それに答える形で評価する。なお、期末課題は、試験日の代わりとして特定の日付を指定し、短期間のみ公開(数時間~数日程度)することを想定している。
・感染状況によって、運営方法を変更する場合があります。ただし、授業で扱う内容・トピックについては、このシラバスから変更する予定はありません。
・授業動画は、100分×14回の形でアップロードするのではなく、総時間数が1400分以内になるように、適当な時間に切り分けてアップロードします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
Ⅰ 春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:イントロダクション
経営分析への歴史的視点
2:幕末維新期の経営
概説:幕末維新期の日本経済
3:幕末維新期の経営
幕末維新期の新興商人:丁吟と吉村屋の発展
4:幕末維新期の経営
大店の明治維新:三井家と三野村利左衛門
5:幕末維新期の経営
海運業の発展:内海船と北前船
6:明治前期の経営
概説:明治前期の日本経済
7:明治前期の経営
政商の登場:三菱の創始者・岩崎弥太郎
8:明治前期の経営
政商の登場:住友の事業再編と広瀬宰平
9:明治前期の経営
企業家活動の組織化:「会社」の誕生と渋沢栄一
10:産業革命期の経営
概説:日本の産業革命
11:産業革命期の経営
専門経営者の台頭:三菱合資会社と荘田平五郎
12:産業革命期の経営
専門経営者の台頭:三井の財閥化と中上川彦次郎
13:産業革命期の経営
地方からの産業革命:安川敬一郎とその時代
14:まとめ
幕末~産業革命期のビジネス・チャンスと企業家活動
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・高等学校で日本史・世界史を選択していない受講者は、高校教科書等で、事前に18世紀以降の歴史の大まかな流れを予習してください。
・授業の後には、参考書の該当箇所や、配布資料・ノートを使用し、充分復習してください。
・本講義の履修や単位取得には、大学生としてふさわしいレベルの日本語記述能力が求められます。論理的な長文を書くことが苦手な方は、自主的な鍛錬を繰り返してください。
・本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
・使用しない。
参考書References
①経営史学会編『日本経営史の基礎知識』(有斐閣、2004年)。
②宮本又郎・阿部武司ほか『日本経営史[新版]』(有斐閣、2007年)。
③三和良一・原朗編『近現代日本経済史要覧 補訂版』(東京大学出版会、2010年)。
④宇田川勝・生島淳編『企業家に学ぶ日本経営史』(有斐閣、2011年)。
⑤三和良一『概説日本経済史 近現代(第3版)』(東京大学出版会、2012年)。
⑥粕谷誠『ものづくり日本経営史』(名古屋大学出版会、2012年)。
⑦宮本又郎『企業家たちの挑戦』(中央公論新社、2013年)。
⑧沢井実・谷本雅之『日本経済史』(有斐閣、2016年)。
⑨武田晴人『日本経済史』(有斐閣、2019年)。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・論述課題60%(実施回数で均等配分)、期末試験40%で評価します。単位取得には期末試験の受験を要件とします。
・成績評価の際は、知識の暗記よりも、歴史的な事実を論理的に体系化し、説明する能力が身に付いたかどうかを重視します。
・科目の性格上、課題や試験はすべて論述式とします。マーク式、記号選択式の問題を出題する予定はありません。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・高校時代に日本史を選択していない学生から「基礎的な事項について解説をしてほしい」との意見が寄せられました。ただし、授業中にそこまで解説する時間的余裕はないため、高校教科書・参考文献による自習か、個別の質問で対応してください。
・「授業資料の図表が見にくい」という声に対しては、資料作成時や説明時にできるだけ拡大するなどの改善を心がけます。
・障碍学生支援の観点から、授業動画は担当教員の顔が映る形でのアップロードとします。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・資料の配布や諸連絡を行う際には、授業支援システムを利用します。
・法政大学のメールアカウントを設定し、常にメールを確認できるようにしてください。
その他の重要事項Others
・論述課題や期末試験答案を評価する際、不正行為(他者の答案や、過年度の授業資料の無断引用を含む)には厳しく対処します。
・法政大学が定める不正行為の定義と、処分の基準については、下記を参照してください。
https://www.hosei.ac.jp/application/files/8115/9183/9346/01_.pdf
関連科目
・産業史Ⅰ/Ⅱ
・日本経営論Ⅰ/Ⅱ
・日本経済論Ⅰ/Ⅱ