経営学部Faculty of Business Administration
MAN200FA(経営学 / Management 200)会計学入門ⅠIntroduction to Accounting I
筒井 知彦Tomohiko TSUTSUI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A4301 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※ クラス指定があります。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 専門入門科目200番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) | 専門基礎科目B群 |
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Outline (in English)
It will provide an introduction to basic concepts in accounting and their application for decision making by a wide range of potential users. This unit should benefit students who wish to specialise in accounting, and will also be of value to students whose primary interest lies elsewhere in the field of business. On completion, students should have a clear understanding of the accounting process and the language of accounting to enable communication with an accounting professional, understand the relevance of accounting information for informed decision making by a wide range of potential users, and have the ability to analyse and interpret accounting information.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
3年次以降、会計を中心に学ぶ学生にはもちろん、経営学部の他の分野を学ぶ学生にとっても会計の入門的な内容を把握することは必須です。本講義は初めて会計学を学ぶ学生を対象に、(1)企業会計の基本となる考え方と、(2)それがどのようにして実際の企業活動の記録に適用されているのかを理解してもらうことを目標とします。
到達目標Goal
(1)財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)の基本的内容を理解することができる。
(2)財務諸表のデータを利用して基本的な経営分析をすることができる。
(3)企業会計の基本となる考え方を理解することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-2」に関連が特に強く、「DP1-1」、「DP1-3」、「DP1-4」、「DP2-1」、「DP2-2」、「DP4」、「DP5」に関連がかなりある
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
春学期
財務諸表を利用する立場から、主要な財務諸表の読み方、財務データを利用した経営分析のやり方を学ぶ。任天堂やソニーなどの財務諸表を適宜利用する。
基本的には講義形式を取るが、関連するテーマについてビデオを見たり、授業中、学生諸君に問題を解いてもらうことがある。
秋学期
会計学入門Ⅱでは、(1)損益計算書に計上される収益や費用がどのような考え方に基づいて計算されているか、(2)貸借対照表に計上される資産、負債、資本がどのような考え方にもとづいて評価されているかについて、基本的な考え方を学ぶ。
基本的には講義形式をとるが、適宜、学生諸君には授業中に計算問題を解いてもらう。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
Ⅰ 春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:イントロダクション
授業の進め方、会計数値の意味
2:会計とは何だろうか?
貸借対照表、損益計算書のしくみ
3:会計の法規制
金融商品取引法、会社法、法人税法の意義と仕組み
4:貸借対照表の仕組み
任天堂とセガの事例をもとにして内容を把握する。具体的には、両者の貸借対照表の3カ年の数値の時系列変化とそこから読み取れる特徴を受講生の作業により把握する。
5:損益計算書の仕組み
任天堂とセガの事例をもとにして内容を把握する。具体的には両社の3カ年の数値の変化とそこから読み取れる特徴を受講生の作業により把握する。
6:キャッシュフロー計算書仕組み
任天堂とセガの事例をもとにして内容を把握する。両社の3カ年の数値の時系列変化とそこから読み取れる特徴を受講生の作業により把握する。
7:貸借対照表データを利用した経営分析(1)
流動比率、固定比率
8:貸借対照表データを利用した経営分析(2)
固定長期適合率、株主資本比率
9:貸借対照表データを利用した経営分析(3)
任天堂とセガの事例をもとに、流動比率、固定比率、固定長期適合率、株主資本比率を受講生が3カ年について時系列分析する。
10:損益計算書データを利用した経営分析(1)
売上総利益率、売上高営業利益率、売上高経常利益率、売上純利益率
11:損益計算書データを利用した経営分析(2)
任天堂とセガの事例をもとに、売上総利益率、売上高営業利益率、売上高経常利益率、売上純利益率を受講生が3カ年について時系列分析する。
12:ROE、ROAなどの経営分析指標
株主資本利益率、総資本事業利益率
13:経営分析の実践
任天堂とセガについて、講義で行った両社の諸比率データをもとに分析する。
14:まとめ
春学期の講義について総復習と問題演習を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義前にテキストの該当する部分を予習するとともに、講義後には配布した資料を読み直し復習してください。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
毎回、資料を配布します。
参考書References
桜井久勝「会計学入門(第42185版)」日経文庫 2015218年
桜井久勝「財務会計講義 第22版」中央経済社 2021年
定評のあるテキストである。
(注)ここに示したテキストはシラバス執筆時点での最新版ですが、開講時までに改訂版が出版されることがあります。その場合には最新版を使用します。参考書の詳細な説明は第1回の授業で説明しますので、それまでは購入を見合わせてください。
成績評価の方法と基準Grading criteria
定期試験(またはレポート)の成績(70%)と平常点(30%)を総合して決定します。平常点には小レポート・小テストの評価を含みます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
①リアクションペーパーにコメントや質問を記入してもらい、数回に一回の講義でコメントします。
②問題練習を適宜行います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
電卓を利用することがあります。
その他の重要事項Others
会計学入門ⅠとⅡは通年で履修することを前提としているので、春学期・秋学期を続けて履修してください。
関連科目
1年次の簿記入門を履修済みであればさらに理解は深まると思われる。未履修の場合、並行履修することが望ましい。