政治学研究科Graduate School of Politics
POL500A3(政治学 / Politics 500)連帯社会とサードセクターSolidarity-based society and the third sector
中村圭介、柏木宏、伊丹 謙太郎
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 政治学研究科Graduate School of Politics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X5042 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土3/Sat.3,土4/Sat.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
政治学専攻 修士専門科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this course students learn the concept of solidarity-based society and roles of third sector actors such as trade unions, co-operatives, NPOs and social enterprises.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では連帯社会とは何か、それを担うサードセクター(労働組合、協同組合、NPO、社会的企業など)の役割は何かを学ぶ。
到達目標Goal
連帯社会は、これまでの社会とはどこが違うのか、また連帯社会の構築と存続を担う主体であるサードセクターはどのような役割を果たし、どう協力しあうのかを理論的、実践的に学ぶことを目標とする。この授業を履修することによって、本インスティテュートの学生にふさわしい姿勢、知識を獲得することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連、特に「DP1」は特に強く関連、「DP2」「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は講師(専任、非常勤)および実践家による講義を行ったうえで、討論を行うという形で進める。
授業形式については、一応、Zoomによるオンライン授業を予定している。ZoomのID・パスコード等については、初回授業までに学習支援 システム(Hoppii)に掲載する。
最終授業では、これまでの授業を踏まえて、連帯社会の構築、存続のために何が必要かについて、学生が各自報告する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:連帯社会とサードセクター
専任教員による問題提起
第2回:連帯社会の研究テーマ
院生の自己紹介と問題意識の交流
第3回:サードセクター論
サードセクターのプラットフォーム(外部講師による講義)
第4回:労働組合活動(1)(2)
労働組合の活動(実践家による講義)
第5回:協同組合活動(1)(2)
生活協同組合の活動(実践家による講義)
第6回:NPO活動(1)(2)
NPOの活動(実践家による講義)
第7回:フィールドスタディ
NPOを訪問し、NPO活動の実践を学ぶ。
第8回:労働組合活動(3)(4)
労働組合の活動(実践家による講義)
第9回:協同組合活動(3)(4)
全労済、労働金庫の活動(実践家による講義)
第10回:NPO活動(3)(4)
NPOの活動(実践家による講義)
第11回:労働組合活動(5)(6)
労働組合の活動(実践家による講義)
第12回:協同組合活動(5)(6)
医療生協、労協の活動(実践家による講義)
第13回:NPO活動(5)(6)
NPOの活動(実践家による講義)
第14回:総括
これまでの授業を踏まえて、連帯社会の構築、存続のために何が必要かを各自が報告する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。「リポート」(最終報告書)の作成は4時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しない。
参考書References
特に指定しない。
随時、授業中に関連文献を紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点が60%、授業への貢献が20%、最終報告20%。なお、平常点は、予習をしたうえで授業に出席しているかどうかで測り、授業への貢献は討議への積極的な参加で測る。最終報告は、提出されたレポートとその発表内容で判断する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
連帯社会、サードセクターの理論的枠組みを考察するとともに各分野における実践例を提示する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
非常勤講師、実践家に報告をしてもらうために、上記の授業計画を変更することがある。
担当教員の専門分野等
中村圭介
<専門領域>労使関係論、人事管理論
<研究テーマ>労働組合、労使関係、人事管理、共助と連帯
<主要研究業績>
・『壁を壊す-非正規を仲間に 新装版』教育文化協会、2018年
・『地方連合会・地域協議会の組織と活動に関する調査研究報告書」連合総合生活開発研究所、2018年
伊丹謙太郎
<専攻>
協同組合論、公共哲学
<研究テーマ>
協同組合思想、協同組合運動史、デジタル経済と協同主義、
非営利組織連携論、賀川豊彦研究
<主要業績>
『協同組合 未来への選択』(共著) 日本経済評論社, 2014
柏木宏
<専門領域>NPO論、地域社会論、市民社会ガバナンス論
<研究テーマ>社会的企業、社会的協働、NPOプラットフォーム
<主要研究業績>
・『創造都市経済と都市地域再生』(共著)大阪公立大学共同出版会、2011年
・『みんなで考える広域複合災害』(共著)大阪公立大学共同出版会、2013年