法学研究科Graduate School of Law
LAW700A1(法学 / law 700)労働法特研演習ⅤSelected Topics on Labor Law V
浜村 彰
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学研究科Graduate School of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X4431 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
The students report on the current issues of labor law given to students each time, and we discuss based on them to deepen their understanding of the issues and enhance the application of labor law theory. In addition, students will write short papers on themes related to doctoral dissertations, provide guidance on corrections, and cultivate their ability to create doctoral dissertations.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業では、博士課程における労働法の博士論文作成の指導を中心としたリサーチワークを行うが、指導に際して、最近の労働判例や法改正がなされた労働法の特定テーマについても合わせて研究する。
到達目標Goal
最新の労働法の主要問題の正確な理解と課題探求・理論の応用・問題解決能力を獲得させながら、博士論文のテーマ設定の仕方や特定テーマについての論文作成に必要な方法・技術等を身につけさせる。
この授業に参加した学生は、労働法理論の応用力を習得することを通じて、労働法上の諸問題について、柔軟かつ論理的に思考し、自らの考えを博士論文という形で完成させることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」のすべてに強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
対面授業を基本として開講する予定であるが、状況に応じてハイフレックス型またはハイブリット型授業を行うこととする。授業計画の変更については、学習支援システムでその都度提示する。
最新の労働法の主要問題の正確な理解と課題探求・理論の応用・問題解決能力を獲得させながら、博士論文のテーマ設定の仕方や特定テーマについての論文作成に必要な方法・技術等を身につけさせるための指導を行う。
毎回ゼミ参加院生にレポートをしてもらい、それを題材に議論を行って、その授業の学んだことのまとめを行う。
授業の初めに,前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ,全体に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:博士論文のテーマにつ
いての検討と確認
受講者が自ら選択した博士論文のテーマが適切か、その内容と展開可能性について議論する
第2回:博士論文に関連した文
献の蒐集と検討①
博士論文に関連した文献のリストを作成する
第3回:博士論文に関連した文
献の蒐集と検討②
文献リストの再検討
第4回:主要文献の理論的意義づけと問題点の検討①
文献リストの中でとくに重要な文献を取り上げて批判的に検討する①
第5回:主要文献の理論的意義づけと問題点の検討②
文献リストの中でとくに重要な文献を取り上げて批判的に検討する②
第6回:主要文献の理論的意義づけと問題点の検討③
文献リストの中でとくに重要な文献を取り上げて批判的に検討する③
第7回:博士論文の構想の中間報告①
博士論文の構想について進捗状況を報告させて議論する①
第8回:博士論文の構想の中間報告②
博士論文の構想について進捗状況を報告させて議論する②
第9回:博士論文の構想の中間報告③
博士論文の構想について進捗状況を報告させて議論する③
第10回:最近の労働法上の理論課題の研究①
労働市場法の研究。派遣法だけではなく、最近の雇用政策と労働市場の変化についても分析・検討する。
第11回:最近の労働法上の理論課題の研究②
2007 年に制定され、2012 年に改正された労働契約法全体について、その問題点を摘出し検討する
第12回:最近の労働法上の理論課題の研究③
最近の労基法の改正問題について検討する
第13回:博士論文のまとめ
博士論文のテーマの適切性の確認のための議論
第14回:全体のまとめ
夏休み期間中の課題の確認
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
1.博士論文のテーマの検討と設定
2.博士論文のテーマに関連した文献のリサーチ
3.教員が過大として指定した特定テーマに関する論文資料を事前に読んで整理してくること
4.本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しないが、ジュリスト増刊労働法の争点、ジュリスト増刊労働判例百選(第9 版)を購入していること
参考書References
前記2 冊の他、浜村他著『ベーシック労働法(第8版)』(有斐閣、2020年)など。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点100点
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ひとつのテーマについて、1 回に限らず必要に応じて数回に分けて徹底的に議論を行う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし
その他の重要事項Others
なし
担当教員の専門分野等
<専門領域>
<研究テーマ>
労働者代表制、労働者派遣法、労働契約法など
<主要研究業績>
『ベーシック労働法第8版』(有斐閣、2020年)、『ライフステージと法(第8版)』(有斐閣、2020年)、「改正労働者派遣法による派遣労働者の均等・均衡待遇」季労268号(2020年)、「最高裁判例法理の再検討⑥秋北バス事件-就業規則の法的性質」労旬1957号(2020年)、「プラットホームエコノミーと就労者の法的保護」労委労協762号(2020年)、「タクシー乗務員の歩合給からの残業手当相当額の控除」ジュリスト令和2年度重要判例解説(2021年