法学研究科Graduate School of Law
LAW500A1(法学 / law 500)商法演習ⅡCommercial Law Seminar II
橡川 泰史
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学研究科Graduate School of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X4133 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The purpose of this class is to provide a understanding of the current state of payment systems law. In each class, one of the participants will take up a representative article or case related to payment systems and analyze it, followed by a discussion among all participants.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
決済システム法の現状をより深く理解することを目的とする。
各回の授業においては、担当者がが決済システムに関わる代表的な文献・判例を取り上げて分析を行った後、参加者全員で討論を行う。
到達目標Goal
決済システム法への理解を深める。
決済システムに関する法的問題を抽出し、自前の民商法の知識を活用して何らかの解決案に至る思考能力を身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP2」と「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
シラバスに沿って各回の担当者が文献・判例の調査を進め、各回の1週前までにレジュメをHoppii にアップロードしておきます。参加者はレジュメと参考資料を読み込んだうえで授業に参加するものとし、当日は、まず担当者からレジュメにそった報告を行い、その後、参加者全員で討論します。必須参考資料については教員がHoppiiで事前に指示します。
報告や授業外での質問については、授業内でフィードバックします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:当事者間における原因関係無効の抗弁
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
第2回:融通手形の抗弁
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
第3回:戻裏書と人的抗弁
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
第4回:人的抗弁切断後の手形取得
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
第5回:悪意の抗弁の成立
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
第6回:交換手形と悪意の抗弁
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
第7回:手形金請求と権利の濫用
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
第8回:取締役・会社間の手形振出
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
第9回:未補充手形取得者と手形法10条
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
第10回:裏書の独立性
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
第11回:裏書の連続
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
第12回:被裏書人の氏名の抹消
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
第13回:隠れた手形保証と原因債務の保証
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
第14回:除権決定の効力
テーマについての判例・文献の報告に基づく討論
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しません。
参考書References
随時指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(授業における報告と討論への貢献) 100%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特にありません。
その他の重要事項Others
授業計画は受講者の研究テーマとの関係で、受講者の同意を得たうえで変更することもあり得ます。
担当教員の専門分野等
<専門領域>
・金融法
・有価証券法
・会社法
<研究テーマ>
・決済システム法
<主要研究業績>
「有価証券の無券化について」神奈川法学35巻3号201頁
「手形代替型の電子記録債権について」神奈川ロージャーナル2号55頁
「キャッシュアウトの無効」(『企業法学の論理と体系』(中央経済社)所収)