法学研究科Graduate School of Law
LAW500A1(法学 / law 500)法律学原典研究(独語)ⅡStudy on Foreign Legal Materials (German) Ⅱ
大野 達司
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学研究科Graduate School of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X4004 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 学部「外国書講読(独語)Ⅱ」と合同 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
This Seminar gives the basis for any courses. Its aim is to enlarge the perspectives of the law students. What we read together here is German articles or parts of books, whose objects are German law or politics and their influence to modern Japanese idea of law. We will read not only the texts themselves, but also another related texts for deeper understanding of the contents of texts.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は、各コースの基礎となるものであり、法律学の学問的視野を広める土台となることを目的としている。対象はドイツ法・政治とその近代日本への影響であり、関連するドイツ語文献を読んでみる。
到達目標Goal
法学や政治学の基本概念を、日独の比較の中で理解する。ドイツ語を履修しているない場合も、概要をある程度把握できるように関連文献を使って予習する。最終的にドイツ語文献を自分で読んでみようという意欲がわくだけの語学力を身につけるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回一頁ほどのペースで、テキストの輪読を行う。参加者の習熟に合わせて増減する。対面授業が難しい場合には、zooomを用いて実施する。テクストは授業支援システムで配布する。語学そのものというより、内容理解と背景の確認ができるようにしたい。質問は授業内の他、必要に応じて学習支援システムで応答する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:西洋法継受について
全体の概略的説明と、場合によってはテキストの変更(以下変更無い場合の予定)
2:317頁
ドイツ方針受容の帰結
3:318頁
ドイツ法ブーム
4:319頁
ドイツ法学と穂積
5:320頁
概念法学?
6:321頁
末弘法学
7:322頁
その後
8:323頁
ドイツ民法との対比
9:324頁
結論:はじめに
10:325頁
憲法史
11:326頁
官僚制と軍制
12:327頁
教育システム
13:328頁
軍事文化
14:329頁
アメリカ化
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前の予習。文法的な問題だけでなく、内容についてできるだけ日本語の資料などをもとに、自分で調べる。進度によっても変わるが、授業外の予習は毎回1-2時間程度。リアクションペーパーなどは用いないが、疑問点は次の回に説明するのを原則とし、資料的必要があるものなどは、学習支援システムにより対応する。
テキスト(教科書)Textbooks
Paul Christian Schenk, Der deutsche Anteil an der Gestaltung des modernen japanischen Rechts- und Verfassungswesens, Franz Steiner, 1997の予定だが、参加者と相談の上決定する。昨年度(秋学期のⅡ)では、Carl Schmitt, Gesetz und Urteilをとりあげた。今年度は、上記テクストのほか、Axel Honneth Das Recht der Freiheitも候補にしている。フランクフルトの社会哲学者による、近代・現代法や正義論に関する著書。人権論や民主主義論。
参考書References
川口由彦『日本近代法制史』、大野・森元・吉永『近代法思想史入門』など
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点と「努力点」70+30%
平常点は、各回での参加度合い。努力点とは、参加者それぞれで出発点が違うので、初回と比べて最終回までにどれだけ理解度が増したか、を基準とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
実施せず
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
とくにないが、テキストを授業支援システムで配布することがある。
その他の重要事項Others
内容に関連したドイツ映画を参考にすることがある。学部との合同授業。初学者でも可。