生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
MAC300YC（材料化学 / Materials chemistry 300）物質変換化学Chemistry of Material Conversion
奥村 和Kazu OKUMURA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | H7034 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月1/Mon.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生：教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー＜生命科学部＞Category | 学部共通科目 |
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Outline (in English)
For us living in substance civilization like present, material conversion technology using chemical reaction is indispensable technology. For modern society in which global warming prevention and resource depletion countermeasures are an urgent task, technologies for efficiently manufacturing chemical substances are indispensable technologies for protecting the global environment. Most of the chemical reactions that have been put to practical use are catalytic reactions. The catalyst has a function of efficiently promoting only a specific reaction of interest through acceleration / deceleration of the reaction rate. Therefore, catalyst technology has occupied an important position as an efficient manufacturing technology of various chemical substances necessary for human life. On the other hand, it is also used for the purpose of decomposing and removing chemical substances which adversely affect the environment. In this lecture, we will explain from practical use to what is expected to be put to practical use in the future, taking up some chemical industry and catalyst technology used for environmental purification, Understand the importance of conversion technology and its contents.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
現在のような物質文明に生きる私たちにとって、化学反応を利用した物質変換技術は必要不可欠な技術である。地球温暖化抑制や資源枯渇対策が急務となっている現代社会にとって、効率的に化学物質を製造する技術こそ、地球環境保全に必要不可欠な技術といえる。実用化されている化学反応のほとんどは触媒反応が採用されている。触媒には反応速度の加速・減速を通して、目的とする特定の反応のみを効率的に促進させる機能がある。従って触媒技術は人間生活に必要なさまざまな化学物質の効率的な製造技術として重要な位置を占めてきた。一方、環境に悪影響を及ぼす化学物質を分解除去する目的にも大いに用いられている。本講義では、実用化されているものから将来の実用化が期待されているものまで、いくつかの化学工業や環境浄化に用いられる触媒技術を取り上げながら解説し、現在社会における触媒を用いた物質変換技術の重要性やその内容を学生が理解する。
到達目標Goal
触媒を用いた反応プロセスを例に挙げ、触媒の性能（活性、選択性）や反応機構に関する知識や考え方を学生が習得する。触媒の定義、種類、理論、役割、評価法など触媒に関する基礎的な知識や考え方を学生が習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業計画に従い、教室における講義を主体として進行する。授業時間内にレポート等の課題をを求める。授業の初めに、前回の授業で提出されたレポートからいくつかの解答例を取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1：触媒の種類と歴史
触媒の分類および歴史に関する解説
2：不均一系触媒の概要と解説
アンモニア合成を例にした不均一系触媒の概要と特徴に関する解説
3：触媒反応の方法
触媒反応の方法と触媒活性の評価方法に関する解説
4：吸着１
吸着のメカニズム、物理吸着と化学吸着の違いと特徴に関する解説
5：吸着２
吸着等温式、吸着熱、比表面積の計算に関する解説
6：反応速度
速度定数、反応次数、活性化エネルギーなどの求め方に関する解説
7：触媒調製
触媒の調製方法に関する解説
8：キャラクタリゼーショ
ン技術
触媒の組成や構造などを決定する方法に関する解説
9：石油精製
原油から化学品にいたる石油の分離および反応プロセスに関する解説
10：接触分解と脱硫
石油の接触分解と脱硫における反応、触媒、機構に関する解説
11：金属触媒
金属触媒の特徴と触媒作用に関する解説
12：酸化物触媒
酸化物触媒の活性、生成熱と触媒活性に関する解説
13：環境触媒
自動車排ガス浄化触媒の種類と触媒作用に関する解説
14：均一系触媒反応
均一系触媒の代表例と反応メカニズムに関する解説
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
学生が参考書や講義ノートを利用した予習・復習をおこなう。本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
『新しい触媒化学＜新版＞』、菊地英一ら著、三共出版、2,940円
参考書References
『触媒化学 (化学マスター講座)』、江口浩一ら著、丸善出版、3,672円
『触媒化学 ―基礎から応用まで 』(エキスパート応用化学テキストシリーズ)田中庸裕ら著、講談社、3,240円
成績評価の方法と基準Grading criteria
試験の結果(70％) を主とし、これに平常点(30％)を加味して評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義内容の理解を深めるための復習の機会を充実する。