生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
APC100YB(複合化学 / Applied chemistry 100)グリーンケミストリGreen Chemistry
加藤 尚之Naoyuki KATO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H7010 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生:教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<生命科学部>Category | 学部共通科目 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to learn the global environmental problems and to consider how to establish the sustainable environment and energy from the standpoint of chemistry.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
グリーンケミストリは「環境にやさしいものづくりの化学」であり、グリーン・サステイナブル・ケミストリとも呼ばれている。地球は誕生から46億年かけて生命が快適に住めるような自然環境を築いてきた。人類は約6,500万年前に誕生したと考えられているが、人間は産業革命以後わずか250年で地球環境を大きく変化させた。またそこには化学反応が大きく関わっている。目的物質だけに目がいって、その結果放出された副生成物は環境汚染物質として公害の原因物質となった。グリーンケミストリでは、化学の観点から環境を捉え、人体や生態系に対するリスクの低減と環境負荷の少ない化学反応の開発やエネルギー問題などについて学ぶ。それを理解するためには、地球がどのように誕生したかを知ることは重要であり、現在地球を取り巻いている様々な環境問題について十分理解することが必要である。
到達目標Goal
過去の公害問題を知り、現代の環境問題についてそのメカニズムを化学的に説明でき、解決するための知識を習得できるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
日常的に何らかの環境問題が話題となっていていることから、見聞きする機会が多い事項である。個々人がもっている環境に対する基礎知識をより深め、化学の観点から環境問題が理解できるように学習する。毎回講義資料をプリントにして配布する。また自学自習が行えるように適宜演習問題や課題を与え、初回の講義で前回の問題の解説や課題についてフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:グリーンケミストリ概説
グリーンケミストリとは、グリーンケミストリにおける12原則について解説、地球誕生について解説
第2回:過去の公害問題
公害とは、何故起こったのか、現代の環境問題について解説
第3回:大気汚染
大気汚染物質とは、それに関係する環境問題について解説
第4回:酸性雨
酸性雨のメカニズム、その影響と現状について解説
第5回:オゾン層の破壊
発生のメカニズム、光化学反応、生体に及ぼす紫外線の影響について解説
第6回:放射線
放射線とは、放射線被爆、半減期について解説
第7回:地球温暖化
地球温暖化のメカニズム、温室効果ガス、地球温暖化の影響について解説
第8回:森林の減少・砂漠化
森林減少および砂漠化の原因、人間生活への影響について解説
第9回:ダイオキシン
ダイオキシン発生のメカニズム、ダイオキシン汚染の現状と生物への影響について解説
第10回:水環境
水について知る、水質汚濁の現状と対策、環境基準と排水基準について解説
第11回:環境微生物問題
温泉を知る、温泉での微生物問題について解説
第12回:エネルギー問題
エネルギー問題を理解し、現状と未来のエネルギーについて解説
第13回:プラスチックとリサイクル
プラスチックとは、プラスチックと環境問題、廃棄物のリサイクルについて解説
第14回:期末試験
試験・まとめと解説
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】グリーンケミストリでは、環境問題に関わっている物質と化学との関係が深いことから、大学1年で学ぶ化学基礎の内容を十分に理解しておく必要がある。
テキスト(教科書)Textbooks
講義内容が一冊の教科書で対応できないため教科書は使用しない。
毎回講義に則した資料を配布するので、各自必要に応じて参考書を参照する。
参考書References
①「グリーンケミストリー 社会と化学の良い関係のために」共立出版、日本化学会編、御園生 誠著
②「化学環境学」裳華房、御園生 誠著
③「グリーンテクノロジー」丸善、北島 昌夫、山本 靖、佐野 健二共著
④「元素と周期律」裳華房、井口 洋夫著
成績評価の方法と基準Grading criteria
小テスト 20%
期末テスト 40%
レポート 30%
上記に授業平常点 10%を考慮し評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
関数電卓