法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)知的財産法Ⅲ知的財産法Ⅲ
武生 昌士Masashi TAKEO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0552 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
This course covers the basics of Trademark Protection.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は,知的財産法に分類される法律のうち,「ブランド」の保護などに関連する,いわゆる「標識法」に分類される法制度(商標法及び不正競争防止法の一部)について一通り学ぶことを目的とする。これらの法律はいずれも民法の特別法に位置付けられるほか,消費者法や行政法,独占禁止法とも関連を有するものであり,「裁判と法コース」,「企業・経営と法コース(商法中心)」,「同(労働法中心)」,「文化・社会と法コース」における学習の最終段階において受講すべき応用的な科目のひとつである。
到達目標Goal
知的財産法のうち,いわゆる標識法に分類される法制度について,一通りの体系的理解及び主要な論点における基本的な考え方を身に付けてもらうことにより,今後関連する問題に直面した際に,自分で調査し考えることができるだけの基礎的素養を涵養することを目標とする。
より具体的には,第一に,標識法を理解する上で重要な基礎的な概念について十分に理解し,その内容を正確に示すことができるようになることを目標とする。
第二に,標識法が問題となる具体的な事例(紛争)について,不正競争防止法・商標法を適用するとどのような帰結が導かれる(解決が図られる)こととなるのかを,裁判例・学説の理解の前提に立った上で示すことができるようになることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この講義では,標識法に関する法制度としてどのようなものが設けられているのかを,具体的な裁判例にも触れながら,講義形式で一通り説明していく。教室での授業が実施できない場合,音声付きのパワーポイントをオンデマンドで視聴していただくことを基本形式とするが,リアルタイムオンラインも必要に応じて実施する予定である。詳細は学習支援システムを通じて期中に改めて告知することとしたい。
下記授業計画に示した形での講義を予定しているが,順序や内容について
は必要に応じ変更する可能性がある。
質問等はメール・学習支援システムを通じて随時受け付け,個別に,ある
いは次回授業を通じてフィードバックすることとしたい。期末の課題に関し
ては学習支援システムを通じて講評を行う予定である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス・知的財産法の概要
本講義の概要説明,知的財産法の全体像
第2回:標識法概説・不正競争防止法総説
標識法の概説,不正競争防止法の全体像
第3回:混同惹起行為の規律(1)
不競法2条1項1号の趣旨及び要件
第4回:混同惹起行為の規律(2)
不競争2条1項1号の要件
第5回:混同惹起行為の規律(3)
不競法2条1項1号の要件及び効果
第6回:著名表示冒用行為の規律(1)
不競法2条1項2号の趣旨及び要件
第7回:著名表示冒用行為の規律(2)
不競法2条1項2号の要件及び効果
第8回:不競法のその他の関連規定
不競法2条1項19号等の概説
第9回:商標法総説
商標法の全体像
第10回:商標の登録要件(1)
積極的登録要件
第11回:商標の登録要件(2)
消極的登録要件
第12回:商標権の保護範囲
商標権の内容,商標の類似性など
第13回:商標権の制限
権利行使が制限される場合について
第14回:まとめ
授業全体の総括
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回の終了時に,次回までに予習すべき資料等を指定する場合があるので,一読した上で授業に臨むこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は特に指定しない。なお,六法を持参するなどして,不正競争防止法等の条文を確認できる状態で授業に臨んでほしい(商標法は一般的な六法には掲載されていないので,留意されたい。詳細は開講時に改めて指示する)。
参考書References
田村善之『知的財産法〔第5版〕』(有斐閣,2010),茶園成樹編『知的財産法入門〔第2版〕』(有斐閣,2017),愛知靖之ほか『知的財産法』(有斐閣,2018)など。
詳細は開講時に改めて,また授業中にも適宜,指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験の実施が可能であれば期末試験により評価する(期末試験 100 %)。
試験の実施ができない場合,レポート課題で評価する(期末レポート 100 %。
なお,期末レポートの場合,複数の課題を提示する予定である)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義資料は各回の冒頭に配布するほか,授業支援システムにも誤記等を修正したものを適宜アップロードするので,活用してほしい。
その他の重要事項Others
民法(特に不法行為法)や消費者法,行政法,経済法,民事訴訟法,知的財産法(特許法・著作権法)などの科目を履修済みか,並行して履修することが好ましいが,初学者にもわかりやすい講義を心掛けたい。