法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)都市法都市法
西田 幸介Kosuke Nishida
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0444 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
Urban Law controls the use of urban space and regulates the maintenance and conservation of urban space. This course covers urban planning, development regulations, building regulations, land acquisition, and urban planning projects (land readjustment, urban redevelopment, etc.). Students who take this course are expected to master legal method to resolve urban probrems by Urban Law. They are also expected that to find what actions should be taken to enjoy a better living environment by Urban Law.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
都市空間の利用を制御し都市空間の整備や保全を規律するのが都市法である。都市空間の利用は、私人だけでなく国や地方公共団体によっても行われる。都市空間の整備・保全は主として国や地方公共団体が行うが、私人がこれに関与することもある。この授業は、このような都市法について、できるだけ身近な問題を取り上げながら、検討することを目的とする。
具体的には、都市計画、開発規制、建築規制、土地収用、都市計画事業(土地区画整理、市街地再開発等)、都市問題に関連して生じる紛争の解決を取り上げる。いずれのテーマも、一見とすると、人の生活に直接関係がないようにみえる。しかし、各自が居住する地域を思い巡らせれば容易に分かるように、個人の居宅、マンション、商店、オフィスビル、ショッピングセンターなどの建設は、日々、行われており、また、道路や公園の整備は個人の生活に深く関係する。この授業は、具体的には、これらの法律問題について検討するものである。
この授業の受講者は、都市法を学ぶことを通して、都市空間の利用を制御する法、都市空間の整備や保全を規律する法を修得し、また、それらの問題点を把握し、さらに、都市法を利用してよりよい生活環境を享受するためにいかなる行動をとるべきかを判断できるようになることが期待される。
なお、この科目は「行政・公共政策と法コース」に属する。
到達目標Goal
①都市法と都市問題の関係について説明することができる。
②新たな建築を行う場合に当該建築物がどのような建築規制を受けることとなるかを調べ確認して説明することができる。
③都市計画の内容や決定・変更の手続について説明することができる。
④都市計画制限について説明することができる。
⑤土地収用について、事業認定や収用裁決の適否を含め、説明することができる。
⑥区画整理・再開発について、その仕組みやメリット・デメリット、それらに伴う紛争解決のあり方について、説明することができる。
⑦都市計画事業について、その概略を説明することができる。
⑧建築紛争や開発調整について、具体例を含めて、説明することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は、オンデマンド授業とリアルタイムオンライン授業を併用して行う(ハイブリッド型授業)そのために、HoppiiとGoogleクラスルームを利用する。Hoppiiは授業開始当初に受講者または受講希望者への連絡のために用い、Googleクラスルームを主として利用する。受講者は、①Googleクラスルームを通して配信される動画を閲覧するか指定テキストの該当箇所を精読した(必須)うえで、②Googleクラスルームを通して理解度確認のための小テストを受験し(任意)リアクションペーパーを提出し(任意)、③適宜実施されるリアルタイムオンライン授業を受講することで、学習を進める。①と②はオンデマンド授業である。
小テストに対するフィードバックは、個別に得点を開示しかつ解説を示すことによって行う。リアクションペーパーに対するフィードバックは、必要に応じて担当者が個別にコメントし、また、必要に応じて授業内で受講者全員に向けてコメントをすることによって実施する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:国土利用と都市法制(1)
都市問題と都市法
都市法とは何か
第2回:国土利用と都市法制(2)
国土利用計画法
都市計画法
第3回:国土利用と都市法制(3)
マスタープラン
都市計画提案制度
第4回:都市空間の制御(1)
開発と建築
開発規制
第5回:都市空間の制御(2)
建築基準法
建築物概念
第6回:都市空間の制御(3)
用途地域制
第7回:都市空間の制御(4)
建築物の高さ制限
日影規制
第8回:都市空間の制御(5)
道路に関する規制
第9回:都市空間の制御(6)
建築確認
第10回:都市空間の制御(7)
地区計画
建築協定
第11回:都市空間の形成(1)
土地収用の対象とプロセス
第12回:都市空間の形成(2)
土地収用と損失補償
第13回:都市空間の形成(3)
都市計画事業
第14回:都市問空間の形成(4)
土地区画整理事業
市街地再開発事業
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
参考書、その他授業内で指示された内容にもとづき学習する。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
西田幸介『都市法講義』(法政大学生協書籍部のみで販売)
参考書References
・生田長人『都市法入門講義』(2010年,信山社)
・稲本洋之助・小柳春一郎・周藤利一『日本の土地法[第3版]』(2016年,成文堂)
・碓井光明『都市行政法精義Ⅰ』(2013年,信山社),『都市行政法精義Ⅱ』(2014年,信山社)
・逐条解説建築基準法編集委員会(編)『逐条解説建築基準法』(2012年,ぎょうせい)
・原田大樹『例解行政法』(2013年,東京大学出版会)
・安本典夫『都市法概説[第3版]』(2017年,法律文化社)
成績評価の方法と基準Grading criteria
原則としてレポート(100%)による。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。ただし、今後とも授業改善に努めていきたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Googleクラスルームおよび学習支援システムを利用するので、インターネット環境だけでなく、パソコン、タブレット、スマートフォンなど、インターネットの利用が可能な情報機器の準備が必須である。スマートフォンのみでも受講が可能なように配慮するが、スマートフォンのみの場合、レポート作成に当たっては物理キーボードの利用を検討した方がよいだろう。