法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)法律学特講(政策と法)法律学特講(政策と法)
氏家 裕順Hironobu UJIE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0429 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
After completing this course, concerning general matters on the legislation of policy objectives, you should be able to:
- Explain legislative fact and offer an analysis of it, and also explain importance of it in making the Act of Parliament and bye-laws;
- Explain how/what kind of legal measures should be provided and composed in the statute law above mentioned, and besides, explain how they should influence the public;
- Explain and offer an analysis particular issues which need considering in making the Act of Parliament and bye-laws so as to ensure effectiveness of them;
- Explain roles of peoples working in making the Act of Parliament and bye-laws (peoples like a parliamentary counsel); and
- Explain process of making the Act of Parliament and bye-laws.
After following through this course, as concerns a particular Act of Parliament and a certain range of bye-laws, you should able to, for example:
- Sketch out the Act on the Protection of Specially Designated Secrets 2013 (c.108), with identifying problems of that Act and offering solutions to them; and
- Sketch out the Act to Prevent Illegal Activities by Members of Organized Crime Groups (like hoodlums or mobster) 1991 (c.77) and provide an overview of bye-laws made in order to exclude that Members from our society, with identifying problems of the Act 1991 and bye-laws and also offering solutions to them.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
われわれ市民の生活は各種の法によって規律されている。適切な法によって公共的問題が解決されることが望ましいが、法に不備や欠陥があり、そのため、既存の法を解釈・適用すると不都合が生じる場合があり、また、既存の法を解釈・適用しても紛争を適切に解決することができない場合がある。法の不備・欠陥を補う、社会の重要な手段が政策である。政策のあり方そのものも重要な論点であるが、既存の法の抱える問題を発見することが政策を検討するために必要である。
授業では、総論として解説される政策制度化の「骨組み」について理解するとともに、政策の制度化にあたり生じうる一般的な問題を学ぶ。また、個別のテーマに沿ってとりあげられる既存の法の概要と抱える問題を学習する。総論では法律学だけでなく、政治学の観点から解説がされることがある(第6回〜第8回)。個別テーマでは主に行政法学的な観点から解説がされる。受講者は、授業後、それぞれの問題について、授業内で提示される手がかりや文献を参照しながら必要となる解決策・政策を考えるべきである。これらを通じて、法の抱える問題を正確に認識したり、その問題に対処するために必要となる解決策を積極的に検討したりすることのできる能力を養ってほしい(行政・公共政策と法コース)。
到達目標Goal
①立法事実の把握、各種の法的手段・仕組みとその機能、法的手段・仕組みの実効性確保のための考慮事項、法律案の成立における内閣法制局・議院法制局の役割それぞれについて説明することができる。
②秘密保護、暴力団対策などのために制定されている法の概要と抱える問題を説明することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式による。受講者から寄せられた意見・感想等にフィードバックするために授業冒頭で、受講者から提出された意見・感想等を紹介しコメントする。ただし、通学できない場合には、以下の形式による。
レジメと資料のほか、実際の対面式授業において解説すべき事項を記載した講義ノート(いずれもPDF形式のもの)を、学習支援システムを用いて配布する。受講者にはレジメの内容を理解しながら到達目標に達するために、必要に応じて講義ノートを併読し、あるいは、後掲の参考書を精読することが期待される。また、各回、コメント等を学習支援システムを通じて提出することも求められる。質問には授業掲示板で回答する。このようなレジメ・資料等を用いた学習に並行して、月1回程度、復習の機会を設ける予定である。復習は、正規の授業時間中に、Webex を用いることにより、行う(実施日・参加のためのURL等、詳細は各受講者に対して学習支援システムを通じて連絡する。復習は、学習の便宜を図るためのものであって、これに参加できない場合であっても不利益は生じない)。
授業方法など、受講者に対する連絡は、学習支援システムによって行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
科目の概要
第2回:総論(1)
国と自治体の法務 政策の制度化の手順
第3回:総論(2)
立法事実の把握
第4回:総論(3)
各種の法的手段・仕組みとその機能
第5回:総論(4)
法的手段・仕組みの実効性
第6回:総論(5)
内閣提出法律案と議員提出法律案
第7回:総論(6)
法律案の成立と内閣法制局・議院法制局
第8回:総論(7)
条例による政策の制度化
第9回:個別的検討(1)
各種の秘密保護制度 特定秘密保護法の概要
第10回:個別的検討(2)
特定秘密保護法の抱える問題
第11回:個別的検討(3)
斜面地マンションの建築への対処
第12回:個別的検討(4)
暴力団対策に関する法律とその抱える問題
第13回:個別的検討(5)
暴力団対策に関する条例の概要とその抱える問題(東京都暴排条例を素材として)
第14回:個別的検討(6)
ストーカー行為等規制法の概要と抱える問題
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前にレジメを読み予習をするのはもちろん、授業後は、政策の制度化にあたり生じうる一般的な問題の解決策や、既存の法の抱える問題に対処するために必要と思われる政策についての自らの考えを論理的に展開できるよう、授業内容や自分の考えをまとめる。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
配布レジメ
参考書References
授業内で紹介するもの
成績評価の方法と基準Grading criteria
定期試験による(100%)が、通学できない場合にはレポートによる(100%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムを用いる。ただし、通学できない場合にはさらに、(1)Webexが利用できるだけの通信環境、(2)各回の配布物を参照するためのPDF閲覧ソフトウェア(Adobe Acrobat Reader〔無料〕など)、(3)レポート課題の閲覧・提出のために用いる、.doc, .docx.の形式で保存できるソフトウェア(Microsoft Wordなど)、(4)上記(1)から(3)までのものを利用するために必要となるPC、あるいは、スマートフォン等が必要である。