理工学部Faculty of Science and Engineering
NRS300XG(神経科学 / Neuroscience 300)認知動態学Cognitive Dynamics
福田 玄明Haruaki FUKUDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H9091 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工学部>Category |
創生科学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
In this course, we will discuss about the information processing of our cognitive system; perception, memory, decision-making and so on. Students will think over how such cognitive functions are implemented in our brain, from the viewpoint of computation.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
知覚、認識、記憶、思考などの認知機能は脳の情報処理により実現されています。本講義では情報処理という観点から、これらの認知機能が脳内でどのように実現されているのかについて概観します。
認知神経科学、脳科学は未だ新しく未熟な分野である一方で、取り扱う問題は身近で普遍的なものです。学生は、このように未だ分かっていない一方で、身近な問題がどのように研究されているのかを知ることで、自分自身で身近な問題に科学的に取り組む力を養います。
到達目標Goal
授業では様々な認知機能を実現するための脳の情報処理の仕組みについて基礎的な知識と最新の動向について学んた上で、参加者による議論を行います。身の回りにある人間の認知活動にかかわる諸問題を、脳内情報処理にもとづいて考えることができるようになることを目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的には講義形式ですが、積極的な議論への参加を求めます。レポートについては、学習支援システムでフィードバックします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
本授業の概観、認知神経科学、計算論的神経科学の紹介
2:fMRI研究の方法と対象
人の脳研究の中心となるfMRIの原理と方法について考える
3:脳と主観的経験
主観的経験、意識の問題の大枠をとらえる
4:動物のこころ
動物に心はあるのか、真面目に考える
5:進化と社会脳
人間の社会と進化について考える
6:生まれつきできること
認知発達の視点から
7:機械のこころ
機械は心を持ちうるのか、真面目に考える
8:人間の学習と機械の学習
人間と機械の学習の共通点を考える
9:機械と脳をつなげる
ブレインマシンインターフェース。脳と機械をつなぐこころみについての現状を概観する
10:神経経済学
行動経済学と神経経済学の概要。ニューロマーケティングの可能性を考える
11:脳の解読
脳活動から心は読めるのか
12:他者のこころ
他人のこころを感じる心について考える
13:自由意志は幻想か
自由意志について考える
14:まとめ: 脳を研究する意味
脳科学の可能性と限界について考える
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】学生は、毎週、各授業において取り扱ったテーマに関連する認知活動を自分自身の生活の中で考えることを求められます。期末レポートに関連します。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しません。
参考書References
授業の中で適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末レポート 70%
授業中の課題提出 30%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。フィードバックをもらえれば、いつでも反映したいとは思っています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし