理工学部Faculty of Science and Engineering
COT300XG(計算基盤 / Computing technologies 300)知識創造Knowledge Creation
中谷 多哉子Takako NAKATANI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H9069 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工学部>Category |
創生科学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
Human activities on knowledge creation are applied to broad objectives. This class starts from a lecture of the general framework and meanings of knowledge creation. Based on the general meanings, students will become to focus on the way of knowledge creation on the field of software development: i.e. requirements elicitation, design, programming, etc.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
人による知識創造の営みはきわめた幅広い.この授業では,初めに知識とは何か,知識創造にはどのような方法があるか,という一般的な枠組みを論じた後,とくにソフトウェアの開発という分野に絞った知識創造のあり方について,取り上げていく.
到達目標Goal
問題発見,問題解決のためのさまざまな方法を学び説明できるようになる.その中で,とくにソフトウェア開発による問題解決・知識創造の技術について,その基礎を使えるようになる.これによって,ソフトウェア開発において要求の理解できるようになる.また,設計においては,可変性に関する知識を活用し,ソフトウェアを取り巻く様々な変化に柔軟に対応する設計技術の重要性を説明できるようになる.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
板書とスライドによる講義形式.レポートによる演習を交える.
2021年度の授業は学年歴通りに開始する.hoppiiより授業の資料をPowerPoint+音声ファイルで配布するので,各自でダウンロードし,視聴すること.第一回目の授業は授業紹介と3つのパートに分かれている.順番に視聴し,各パートの学習が終わったら「テスト・アンケート」で,クイズを解くこと.これを平常点(出席を含む)とする.また,モデル構築の演習では,3〜4人によるグループワークを行い共同作業による知識創造の過程も体験する予定である.フィードバックはhoppiiを介して行う.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:知識とは
データ・情報と知識,個人の知識と集合的な知識を学び,知見を再利用する方法を理解する.
2:インタビュー技術と発想法
問題を発見するための技術として,複数のインタビュー技術を学ぶと共に,各自の知識やアイディアを整理するための発想法を理解する.
3:問題状況の把握と根拠の分析
問題状況およびその根拠を把握するための技術として,リッチピクチャとCATWOE定義を学ぶ.
4:問題解決としてのソフトウェアと開発プロセス
社会におけるソフトウェア,問題の種類,解決に向けたソフトウェア開発プロセスを学ぶ.
5:要求の定義
要求を定義する技術としてプロブレムフレームを学ぶ.これによって,現実世界への要求と,開発するソフトウェア(マシンという)の仕様とを区別できるようになる.また,要求仕様書の品質を学習する.
6:モデル化とモデル化技術:制御の流れとデータの流れの表現
「モデル」の定義を理解し,制御の流れを可視化する技術と,データの流れを可視化する技術を学ぶ.これによって,人々の動作や行動を表現できるようになる.
7:活動の流れの表現
活動の流れを可視化する技術を学ぶ.これによって,人々の動作や行動を表現できるようになる.
8:動的振る舞いの表現
システムの動的な振る舞いを可視化する技術を学ぶ.これによって,システム内のオブジェクトがメッセージを交換しながら仕様を満足する様子を可視化できるようになる.
9:状態と事象の発見と表現
物事の動的な振る舞いを可視化するために,状態,イベント,遷移という概念を理解する.これによって,複雑なオブジェクトの振る舞いを可視化できるようになる.
10:UMLとオブジェクト指向
UMLについて学び,オブジェクト指向の考え方を理解する.
11:実体と関連(その1)
具体的な例を用いて,実体と関連の取り扱い,抽出の方法を理解する.これによって,モノの構造を可視化できるようになる.
12:実体と関連(その2)
オブジェクト(具体的な実体)に対するクラスの概念を理解し,可視化することに挑戦する.
13:設計技法概論
設計の品質について学び,アーキテクチャ設計,設計パターン,フレームワークを理解する.
14:設計技法:パターンの創出
複数の要求変更に対して,頑健に対応可能な設計技法を理解する.ここではStateパターンを例とする.
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】スライドの復習と演習問題の実施.
テキスト(教科書)Textbooks
中谷多哉子・中島震「ソフトウェア工学('19)」,放送大学教育振興会,2019
(放送大学大学院テキスト)
参考書References
授業で必要に応じ紹介する.
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(出席及びレポート提出)および期末試験.
平常点と試験の比率は,約 4:6.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
クイズに対するフィードバックを効率的に行い,次の学習に成果を生かせるようにします.
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
情報機器(PC)