理工学部Faculty of Science and Engineering
MEC200XB（機械工学 / Mechanical engineering 200）機械工学実験ＩMechanical Engineering Laboratory Ⅰ
平野 利幸、崎野 清憲、塚本 英明、相原 建人、森田 進治、井上 保雄、山下 勝
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | H5021 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1,金2/Fri.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー＜理工学部＞Category |
機械工学科機械工学専修 学科専門科目 |
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Outline (in English)
The task of a given experiment is linked with the content of the lecture, and it is expected that in the experiment, it will lead to a deeper understanding by experiencing oneself. This subject is the first experimental subject and is positioned as the basic training necessary for subsequent experiments, graduate research and development.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
与えられた実験の課題は、講義の内容とリンクしており、実験においては自ら体験することによってより深い理解につながることが期待される。実験を行い、データを取得し、それらを解析、分析し、考察を加えて正しい結論を得る一連の作業と、それらを他人が理解しやすいように簡潔にレポートにまとめることは、機械工学科の学生には極めて重要な訓練である。この科目は最初の実験科目であり、それ以降の実験や、卒業研究、大学院での研究、企業での試験評価、研究開発で必要な基礎訓練と位置付けている。
到達目標Goal
１．安全に実験できる姿勢を学ぶ。
２．実験レポートの書き方を習得する。目的、装置、方法、結果、考察、結論、参考文献の適切な書き方、見やすくわかりやすいグラフや表の作成、適切な考察の仕方、結論の書き方、参考文献の書き方の基本を。
３．有効数字の正しい取扱いや誤差の評価ができるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
第1週目は班のメンバーで協力、分担して実験を行い、データを取得する。各自、実験データを解析、分析し、グラフや表に整理し、考察を加え、結論を導き、レポートに取りまとめる。テキストの各テーマの記述の最後には、テーマに関連する課題が掲げられているので、それらの課題についても調査等をしておくこと。第2週目は、レポートを持参し、試問を受ける。試問では、個別に発表が求められる場合もある。試問での指摘や質問等を反映してレポートを改良して提出する。適時、学習等の実施内容に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1週目：ガイダンス
テキストの配布と、実験課題ならびに担当者、TAの紹介。有効数字や誤差の取り扱い、レポートの作成方法。実験における安の基本、安全の指導。
2週目：材料の静的強度試験
金属を対象に機械的性質である引張り試験およびねじり試験をおこなう。
3週目：材料の静的強度試験のレポートに対する試問
レポートに対する試問
材料および負荷形式の相違による強度と変形特性についても学習する。
4週目：片持ちはりの固有振動数の測定
片持ちはりの自由振動の実験を行う。
5週目：片持ちはりの固有振動数の測定のレポートに対する試問
構造物の寸法・形状・質量が固有振動数に与える影響についても把握する。また、振動解析に対するモデル化とその妥当性を検討する。
6週目：発熱量の測定
液体燃料および固体燃料の発熱量をボンブ式熱量計用いて測定する。
7週目：発熱量の測定の試問
各種燃料の発熱量に関する理解を得るとともに同熱量計の基本原理である熱遮断や熱平衡に関する概念を学ぶ
。
8週目：送風機の流量測定
ピトー管、オリフィス、ノズルを用いて空気流量を測定する。
9週目：送風機の流量測定のレポートに対する試問
流量と全圧の測定からＰｔ－Ｑ特性曲線を作成して、測定原理と流体の持つエネルギーについて検討する。
10週目：仕上げ面の工作とその表面粗の実験
正面フライスで加工した金属材料（黄銅）表面の粗さを触針式粗さ計を用いて測定する。
11週目：仕上げ面の工作とその表面粗さのレポートに対する試問
加工条件と粗さの関係およびその表示方法を理解する。
12週目：航空機の飛行特性実験
小型航空機のシミュレーションを用いての実験
13週目：航空機の飛行特性のレポートに対する試問
小型航空機のシミュレーションを用いて航空機の飛行と操縦特性を理解する。
14週目：まとめ
まとめ、および出欠表の提出
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】１．実験の前にテキストを一読し、何をするのか、概要を理解しておくこと。
２．実験終了から自習の試問までの間に、レポートを作成すること。テキストの各課題の説明の最後に掲げられている課題については、各自、調査し、場合によっては解答を作成し、レポートに添付しておくこと。
３．レポートの最終提出に前には、試問において指摘されたレポートに記載した内容に関する間違いや改良すべき事項については、訂正や改良を行うこと。
テキスト（教科書）Textbooks
学科作成の「機械工学実験Ⅰ」（ガイダンスで配布する）
参考書References
学科１，２年次における各教科の関連テキスト（実験テキストに記載）。
成績評価の方法と基準Grading criteria
実験と試問への出席、レポートの提出のすべてが揃った場合、その課題の基礎点として50点を与え、実験への取り組み、レポートの内容、試問に対する受け答えにより最大50点を与える。いずれかがかけた場合には、その課題の評価は０点とする。全課題の点数の合計が課題数X100点の60%以上の場合に、合格とし、A+からCまでの4段階で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業アンケートを継続する．この科目も含め、実験科目は概して学生に好評である。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
課題によっては、大学が貸与しているPCを準備するよう指示がある．
その他の重要事項Others
１．実験は班のメンバー全員が協力して行うこと。
２．レポートは、実験で得られた生データを用いて各自が作成すること。
３．他の履修生のレポートを写すようなことはしないこと．