理工学部Faculty of Science and Engineering
SES100XB(環境創成学 / Sustainable and environmental system development 100)環境・エネルギー入門Introduction to Environment and Energy
原田 幸明Komei HARADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H5008 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土3/Sat.3,土4/Sat.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工学部>Category |
機械工学科機械工学専修 学科専門科目 |
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Outline (in English)
The aim of this lecture is to obtain the standpoint to consider and discuss the issues of the environment, energy and resources to create the sustainable society.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
【授業の目的及び概要】私たちを取り巻いている環境、そして、私たちの生活を支えているエネルギーや資源についてホットな現実の動きと関係付けながら、環境・資源・エネルギー問題を考えていく視点をみにつけていく。
到達目標Goal
1. 環境、エネルギー、資源が私たちの生活や活動と密接にかかわるものだという認識を得る。
2. 環境。エネルギー、資源の問題で新聞で使われるようなキーワードについて、それがどのようなものかを理解する。
3. 大学で習得する理工学の知識も、これらの問題の解決を通じて、よりよい生活を作り上げていくために役立つのだという認識を得る。
4. そのひとつの方向としてライフサイクルシンキングの考え方を身につけ、広い目で環境問題をとらえられるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は、教科書に基づいた従来の知識を教えるのではなく、まさに現在動いている、環境、エネルギー、資源問題をとらえ、その最先端の情報も提示しながら進めていく。これまでの高校教育では経験できなかったであろう現在の世の中の変化と結びついた情報、視点を提供し、知識の習得よりは、知識や情報をいかに理解し、いかに自分で考えていき、いかにこれから大学で身に着ける知識をそれらの問題解決のために生かしていくかを考えていく基礎としていく。
そのために、エネルギーでは原子力発電の事故や除染の問題、再生可能エネルギー技術の問題をとりあげ、資源ではレアメタル問題や都市鉱山開発など、その中心人物である講師からの最新の話題をとりあげる。環境問題では、地球温暖化問題の本質とその対策とともに、ライフサイクルアセスメントという環境を考える上で重要な視点を提供する。
できるかぎり従来の授業とはちがう、現実を反映した授業にするつもりであるから、聴講するほうも「これまで聞けなかったこと」などを積極的に質問して欲しい。
なお、二時限連続講義で集中度を高めつつほぼ隔週で行う予定なので、受講の際は講義日をWeb などで確認して欲しい。
また、フィードバックに関しては、
適時、学習等の実施内容に対してフィードバックを行う。
適時、質疑によって受講生の疑問にフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1 :概論オリエンテーション
環境常識を問う
2 :原発事故の意味するもの
エネルギーと環境の交差点、原発事故では何が起きたのか、今何が問題なのか
3 :地球環境問題とは何か
「地球環境問題」と言われるキーワードを理解
4 :地球温暖化問題とは何か
なぜ気候変動が問題になるのかを解説
5 :気候変動への取り組み
気候変動防止に向けた取り組みにはどのようなものがあり、どのように進められているか
6 :エネルギー問題を理解する
「エネルギーは保存されるのに何故省エネする」などの基本
7 :再生可能エネルギーの方向性
再生可能エネルギーとは、その技術的可能性は
8 :エネルギー関連の技術イノベーショ
エネルギー問題解決をめざす技術イノベーションを知る
9 :公害問題の歴史と世界の現状
公害問題と世界の現実
10:新たな化学物質の危機
生み出される新しいリスクとその管理
11:廃棄物とリサイクルの現状
みんなの廃棄物はどのように処理されてリサイクルされているか
12:資源問題とは何か
資源はいつまでもつのか、資源は枯渇するか
13:都市鉱山開発の意義
何故ケイタイをリサイクルするのか。東京オリンピックの都市鉱山メダルの意義
14:LCAで考え実践する
「エコとは何か」を定量的に議論できるLCAを知り、日常の行動に生かそう
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】環境関係のニュースに耳を傾け、自らも身近な環境に役立つ行為を実践すること。
テキスト(教科書)Textbooks
授業前に資料をアップロード
および
環境・循環型社会白書 (環境省) webでダウンロード可能
参考書References
●「一秒の世界」、山本良一著、ダイヤモンド社 999円
●「エコマテリアル・ガイド」 エコマテリアル研究会編、日科技連 3675円
●「よくわかる都市鉱山開発」日刊工業新聞社1800円
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価方法: 毎回小レポート提出と最終日のまとめレポートおよび授業参画度により評価する。
評価基準: 本科目において設定した達成目標を60%以上達成している学生を合格とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
現実に起こっている最新の情報をより積極的に取り入れる。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業を受けられる機器環境。ソフト的にはZOOMを用いる、資料としてのPDFが読めること、できればエクセルが書き込めること。
その他の重要事項Others
ほぼ隔週で二時限連続して授業を行う。
4月10日、4月24日、5月8日、5月22日、6月5日、6月19日 7月3日
を予定している。万一変更があっても他の土曜日に変更。