研究科共通Common Graduate Courses
LANj500S1（日本語 / Japanese language education 500）日本語論文作成ＢⅠJapanese for Thesis Writing BI
上級レベル
上品 和馬Kazuma UESHINA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 研究科共通Common Graduate Courses |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X1505 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This class aims to improve the academic Japanese skills needed to write dissertations (master's theses and doctoral dissertations) at graduate school.
This class is oriented for students who already have the basics of academic writing and have already written reports and essays in the past experience. In principle, participants must have passed the Japanese Language Proficiency Test (JLPT) N1.
In the each lesson, students learn the expressions for writing a dissertation and carry out activities.
The first half of the semester focuses on "speaking activities" (presentation of research thesis of your dissertation), while "summary writing activities (about 4,000 characters)" will be conducted during the second half of the semester.
* Level check and interview will be conducted in the first class. The class starts from the second class. Therefore, it is mandatory for students to attend the first and second classes.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
このクラスは、大学院で論文（修士・博士）を執筆するために必要なアカデミックな日本語の力を向上させることを目的とします。このクラスの対象とする学生は、すでにアカデミック・ライティングの基礎力があり、さらにすでにレポートや小論文のライティングの経験がある方です（原則として日本語能力試験（JLPT）のＮ１合格者とします）。
授業では、毎回、①論文を書くための表現を学び、②活動を行います。活動としては、学期の前半に「話す活動」（自分の論文の研究計画のプレゼンテーションと質疑応答）を行い、学期の後半に「書く活動」（4,000字程度の論文形式で、自分の論文の概要を書く）を行います。
※第1回目の授業で、レベルチェックと面談を実施し、2回目から授業が始まります。受講希望の方は、第1回目、第2回目の授業に必ず出席してください。
到達目標Goal
受講者は、以下のことをめざします。
・日本語で、研究計画のプレゼンテーションがきちんとできるようになる。
・論文の序章・本論・結論の各構成要素を学び、適切な論文表現を用いて、自分の論文の概要が書けるようになる。
・論文執筆のために、自分が収集しなければならない資料や情報が何なのかを考えられるようになる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
進め方と方法は以下の通りです。
学期の前半では、話す活動（自分の論文の研究計画をプレゼンテーションする）を行います。学期の後半では、書く活動（4,000字程度の論文形式で、自分の論文の概要を書く）を行います。前半と後半の両活動を中間・期末テストの評価対象とします。それ以外にも、小テストや宿題があります。テキストは、指定のものを用いますが、それ以外にも受講者のレベルに応じて、別途、配布資料で指導します。
課題等の提出・フィードバックは「Google Classroom」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1：レベルチェック
課題作文、面接
2：論文の基本
論文とは何かを考える、論文の基本形を学ぶ、論文的発想のしかた、文体の復習
3：論文の表現と活動
表現（序論：課題の提示、目的の提示）、活動（自分の論文の構想を書く）
4：論文の表現と活動
表現（結論：結論の提示）、活動（自分の論文の構想のフィードバック、アウトライン（序論・結論）を書く、宿題：アウトラインの提出）
5：論文の表現と活動
表現（本論：定義と分類）、活動（アウトラインのフィードバック、アウトラインのパワーポイント作成、宿題：パワーポイントの提出）
6：論文の表現と活動
表現（本論：図表の提示）、活動（パワーポイントのフィードバック）
7：口頭発表
活動（プレゼンテーション本番、評価）
8：口頭発表
活動（プレゼンテーション本番、評価）
9：論文の表現と活動
表現（本論：変化の形容）、活動（アウトラインの書き方、宿題：アウトラインの提出）
10：論文の表現と活動
表現（本論：対比と比較）、活動（アウトラインのフィードバック、宿題：概要の提出）
11：論文の表現と活動
表現（本論：原因の考察、列挙）
12：論文の表現と活動
表現（本論：引用）
13：論文の表現と活動
表現（本論：同意と反論、帰結）、活動（概要のフィードバック、リライト、宿題：概要のリライト）
14：論文の表現
表現（総まとめ）、ふりかえり
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
アカデミック・ジャパニーズ研究会『改訂版 大学・大学院留学生の日本語④論文作成編』(2015）アルク（1,800円＋税）978-4757426344
※テキスト以外にも、配布資料を用います。
参考書References
二通信子ほか『留学生と日本人学生のためのレポート・論文表現ハンドブック』東京大学出版、2009年。
戸田山和久『新版 論文の教室』NHK出版、2012年。
吉岡友治『シカゴ・スタイルに学ぶ 論理的に考え、書く技術』草思社、2015年。
上野千鶴子『情報生産者になる』筑摩書房、2018年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
小テスト・宿題：40％
中間テスト（論文の研究計画のプレゼンテーション）・期末テスト（論文の概要）：50％
授業参加度：10％
※欠席が4回以上の場合、単位は出ません。
※対面授業となった場合、あるいは、オンライン授業となった場合、それぞれの場合に応じて、上記の成績評価の基準については、授業の進行状況などに基づいて、適宜変更する可能性があります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコン
その他の重要事項Others
＊授業の1週目、2週目に出席してください。3週目に初めて来る学生は、原則クラスを取ることができません。