経済学部Faculty of Economics
ECN300CA(経済学 / Economics 300)金融各論ⅠATheories in Money and Banking I A
高橋 秀朋Hidetomo TAKAHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | K6237 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
This course provides an introduction to the theories and the methods in investment analysis such as present value, yield to maturity, arbitrage, risk, and risk diversification. This course also introduces how the theories and methods in investment are utilized into the practical world. I introduce asset/liability management by banks and evaluation of investment performance. To explain practical uses of the theories and the methods in investment analysis more easily, data and simulation-based analyses are employed.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義は、金融もしくはファイナンスの基本的な知識であるマネー(貨幣)の時間価値の概念、一物一価の法則と裁定、リスクに関する知識を解説し、その知識を応用して、債権の価格評価、債券のポートフォリオ管理、リスク分散化など実際の資産運用で実践されている知識を解説する。また、銀行のアセット・ライアビリティ・マネジメントや投資信託の資産運用でそれらがどのように利用されているかも実例やデータを交えて詳しく解説していく。
到達目標Goal
本講義の目標は、資産運用方法および投資戦略の意義を理解し、銀行や保険会社が預金者から預かったお金が実際にどのように運用されているのか、それらの行動が経済に対してどのようなインパクトを与えるかを考察できる力を身につけることにある。また、株価データをはじめとした統計データを分析し、客観的な証拠を提示できるような力も身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP8」「DP9」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義はオンライン講義とセミナー方式を組み合わせて行う。受講者はシステムにアップロードされた講義資料を各自で学習したのち、キャンパス(もしくはライブ形式)で行われるセミナー形式の講義に参加することが求められる。本講義では、数学や統計的な知識を利用して、ファンドがどのような方法で資産を運用しているのかを示すのはもちろんであるが、できる限り事例を多く導入し、わかりやすく解説していく。そのため、講義はExcelを多用する。講義はオンラインなどの演習(Excel)、質疑応答で構成される。セミナー形式で行われる講義ではアサインメント(クイズを計算したExcelファイルの提出)が課されるが、それは講義が開かれた日のうちに提出してもらう。次回の最初に要点を解説し、フィードバックする。その解説を聞いても不明瞭な点がある場合は講義終了後、もしくは、オフィスアワーに教員に直接し質問しすること。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:マネーの時間価値
将来価値、現在価値、IRR
2:債券価格と裁定理論
債券価格の計算
3:債券のデュレーション
イミュニゼーション
4:リスク資産評価1
2項1期間モデル
5:リスク資産評価2
複数期間モデル
6:株式収益率の分析
株式収益率の基本統計量
7:株式収益率の分析
シミュレーション
8:分散化1
ポートフォリオの構築
9:分散化2
数値例を用いた分析
10:分離定理
無リスク資産の導入
11:資本市場モデル
資本市場モデルの理論的背景
12:資本市場モデルの実証
市場インデックスの分散化の検証
13:投資分析
投資信託のパフォーマンス評価
14:投資戦略
ポータブル・アルファ戦略
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義資料は事前にアップロードするので、受講者は当該資料に目を通した上で講義に参加することが望ましい。また、講義ではEXCELを利用し計算を行う練習問題を出題することがあるので、EXCELを利用できる環境下にあることが望ましい。講義の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
S. Benninga『Financial Modeling 3rd ed.』(The MIT Press, 2008)
参考書References
齊藤誠『金融技術の考え方・使い方‐リスクと流動性の経済分析』(有斐閣、2000年)
手嶋宣之『ファイナンス入門』(ダイヤモンド社、2011年)
ツヴィ・ボディー、ロバート・マートン(著)、大前恵一朗(翻訳)『現代ファイナンス論 第2版』(ピアソン・エドゥケーション、2011年
Z. Bodie, A. Kane, A. Marcus『Essentials of Investments 8th ed.』(McGraw-Hill, 2010)
成績評価の方法と基準Grading criteria
セミナー形式の講義後に課されるアサインメントと期末課題レポートで評価する。アサインメント30%、期末課題レポート70%で評価を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義内容理解のためのフィードバックを可能な限り行い、学生の内容理解に尽力する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義ではExcelを利用した演習を中心に進めるので、受講生はMS Excelがインストールされている、自分のPCもしくは大学貸出のPCを講義前に準備しておくこと。