経済学部Faculty of Economics
ECN200CA（経済学 / Economics 200）社会経済学応用ＢAdvanced Political Economy B
原 伸子Nobuko HARA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | K6049 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The aim of the lecture is to study the features of contemporary capitalism after the post-World War Ⅱ from the point of view of Marxian political economy. The lecture focuses on the accumulation pattern of the high level of economic growth in 1960s, the stagflation in 1970s and the retrenchment of welfare state since 1980s. It also examines particularly the changing features of labour market and family life.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
社会経済学応用Bは社会経済学応用Aとともに、社会経済学基礎A.Bで学んだ資本主義の一般理論を前提に、現代資本主義の社会経済構造を歴史的、理論的に分析する。社会経済学応用Aでは現代資本主義の起点としての戦間期に焦点をあてた。それに対して社会経済学応用Bでは、第二次大戦後をブレトンウッズ体制における高度経済成長期、70年代のスタグフレーション期、そして80年代以降の福祉国家の変容の時期の三つにわけて授業をおこなう。とくに、国家の変容、労働市場の動向、家族の変容の諸問題に焦点をあてる。
到達目標Goal
この講義では、現代資本主義の諸問題をとりあげて理論的・歴史的に分析することを目標とする。専門領域の勉強を深めるための土台ともなる講義である。第二次大戦後から今日に至る日本経済に重点をおいて、統計資料なども用いながら、現実の社会を理解する。そして、私たちが生活する資本主義的経済のメカニズムを主体的に考察することができるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP8」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・配布資料、パワーポイントを用いながら講義します。また適宜、映像（DVD）を用いて理解を深めることができるようにします。
・2021年度もコロナのために、大学の授業方針にもとづいて、当面はZoomによるオンライン授業形式を組み合わせる可能性があります。講義形式については、学習支援システムで指示します。
・課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：現代資本主義の諸問題を取り上げる視点
国家、市場、家族の関係について
第2回：戦後福祉国家の論理
ベヴァリッジ報告とケインズの総需要管理政策
第3回：高度経済成長期の蓄積メカニズム
年代別に資料を見ながら歴史的展開を確認する
第4回：スタグフレーション（1）
ブレトンウッズ体制の崩壊（通貨危機）と石油危機
第5回：スタグフレーション（2）
戦後初の世界恐慌、二つのコクサイ化
第6回：福祉国家の変容（1）
小さな政府と新自由主義・新保守主義、民営化と市場化、規制緩和
第7回：福祉国家の変容（2）
サッチャーリズムとレーガノミックス、96年アメリカ福祉改革
第8回：労働市場の変容（1）
労働分配率の動向、非正規労働、副業
第9回：労働市場の動向（2）
労働時間の二分化、労働時間の二つの統計
第10回：家族の経済学（1）
ワークライフバランス。
日本、ドイツ、スゥエーデン。
第11回：家族の経済学(2)
保育と介護の政治経済学。ケア労働の意味を考える。
第12回：労働と生活の調和（1）
家族の経済学、家族の性別分業と男女賃金格差、ジェンダー
第13回：労働と生活の調和（2）
各国のワークライフバランスの比較と論理
第14回：復習
これまでの講義の内容を整理して理解を深める
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
1.新聞を読み、世界で、日本で、地域でなにが起きているのかを知る。2.授業で指示する参考文献を積極的に読むこと。3.自分の問題関心（テーマ）を設定して深く思索する。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
毎回、必要な資料を配布する。
参考書References
増田壽男・沢田幸治編『現代経済学と経済［新版］』有斐閣，2007年。
原伸子『ジェンダーの政治経済学ー福祉国家・市場・家族』有斐閣，2016年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点20%、中間試験30%、学期末試験50% で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生参加型の講義を目指す。