経済学部Faculty of Economics
ECN200CA（経済学 / Economics 200）社会経済学応用ＡAdvanced Political Economy A
原 伸子Nobuko HARA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | K6047 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The aim of the lecture is to study the relationship between the competitive capitalism, which is typical in 19th century in Britain, and the modern capitalism since the 1920-30s from the historical and theoretical point of view. The lecture focuses on the inter-war period, in which there are several features of transition from the competitive capitalism to the modern capitalism. They are the changing of monetary system, the appearance of the monopoly capital and the state intervention in the phased of industrial cycle.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
授業の概要
社会経済学応用Aは社会経済学基礎A.Bで学んだ資本主義の一般理論を前提に、20世紀以降の現代資本主義のあらたな特質を明らかにする。19世紀末から20世紀初めの景気循環の変容、独占的大資本の登場、国家の経済過程への介入、さらに金本位制度から管理通貨制度への移行は資本主義をどのように変化させたのかを、歴史的具体的事象をとおして理論的に理解できるように説明する。さらに21世紀に生活するわれわれが現在の社会経済構造を歴史的、理論的に広い視野をもち主体的に考察する視点を持つことの重要性を明らかにする。
到達目標Goal
この講義では、資本主義の発展過程を歴史的かつ理論的に考える視点を身に着けることを目標とする。専門領域の勉強を深めるための土台ともなる講義である。20世紀以降の歴史的事象を具体的に示して、資本主義の新たな段階を主体的に考察することができるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP8」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・配布資料、パワーポイントを用いながら講義します。また適宜、映像（DVD)を用いて理解を深めることができるようにします。また皆さんからの積極的な質問を歓迎します。
・2021年度もコロナ禍の状況に対応して、オンラインの講義形式を組み合わせる可能性があります。講義形式については、学習支援システムで指示します。
・課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：社会経済学応用Aの対象と課題
戦間期資本主義の概観、現代社会を理解するための視点
第2回：19世紀末から20世紀の資本主義の変容と経済学（1）
オックスフォード理想主義
第3回：19世紀末から20世紀の資本主義の変容と経済学（2）
ニューリベラリズム
第4回：金融資本の成立（1）
イギリス、フランス
第5回：金融資本の成立（2）
ドイツ、ロシア、アメリカ
第6回：大恐慌のアメリカ（1）
20年代から30年代の産業構造と金融市場
第7回：大恐慌のアメリカ（2）
1929年大恐慌のメカニズム
第8回：戦間期の経済理論（1）
イギリス資本主義とケインズ
第9回：戦間期の経済理論（2）
アメリカの新古典派経済学とマネタリスト論争
第10回：再建金本位制度
金本位制度再建への努力、日本における金本位制度復帰論争
第11回：管理通貨制度への動向
金本位制度崩壊の歴史的・理論的分析
第12回：戦間期の日本（1）
恐慌下のマルクス主義とケインズ主義
第13回：戦間期の日本（2）
経済思想の相克、世界の中の日本
第14回：復習
これまでの講義の内容を整理して理解を深める
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
1.新聞を読み、世界で、日本で、地域で、なにが起きているのかを知る。2.授業でその都度指示する参考文献を積極的に読むこと。3.自分の問題関心(テーマ）を設定して深く思索する。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
毎回必要なレジュメや資料を配布します。詳しくは、第一回の授業時に学習支援システムで提示します。
参考書References
・増田壽男・沢田幸治編『現代経済と経済学［新版］』有斐閣，2007年。
・長幸男『昭和恐慌』岩波現代文庫、2001年版。
・林敏彦『大恐慌のアメリカ』岩波新書、1988年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点20%、中間試験30%、学期末試験50% で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生参加型の講義を目指す。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
とくになし。