人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
SOW500J1(社会福祉学 / Social Welfare 500)障害者福祉特論Social Work and Services (Handicapped)
眞保 智子Satoko SINBO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S0017 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火6/Tue6,火7/Tue.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 隔週開講 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
福祉社会専攻 専門展開科目(ソーシャルワーク系) |
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Outline (in English)
This class provides a lecture on current issues and progress of policy for persons with disabilities.As described in the seminar title, students will mainly learn the framework for disability studies, not just welfare perspectives.At the seminar, We will discuss Well-being for all people, whether they are disabled or not disabled.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では障害者の地域での「あたりまえ」の暮らしと社会参加を考える上で重要なトピックである「就労」について注目する。障害者雇用現状を把握し、障害者雇用率制度や就労支援関する諸制度を理解し、雇用現場における合理的配慮について考察する。
到達目標Goal
①障害者雇用促進法と障害者雇用率制度を理解する。
②就労支援に関わる社会資源や制度を理解する。
③障害者雇用の現場での合理的配慮提供についてその実際を理解する。
④企業やA型事業所における障害者雇用の事例から合理的配慮のプロセスを理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
障害者雇用の現状と障害者雇用の根拠法や支援制度についての講義とともに、視聴覚教材やゲストスピーカーによる実践報告やロールプレイなど演習を通して企業やA型事業所における合理的配慮提供の実践力について考察します。また、教室内での講義と演習だけでなく実際に企業やA型事業所等を訪問し、見学と意見交換をさせて頂くことによって、障害者雇用の現場で経営サイドと従業員サイドが抱える課題を理解し、その解決方法について検討します。なお、リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し、さらなる議論に活かします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:障害者雇用の現状
厚生労働省の調査等をもとに現状を把握し、課題を検討する
第2回:雇用率制度と各種支援制度と社会資源
高齢・障害・求職者雇用支援機構の役割と支援サービス提供事業者について理解する
第3回:就労支援の現状
視聴覚教材で障害者雇用の現場の実情を学ぶ
第4回:企業における合理的配慮の提供
ノーマライゼーションを実現するための労務管理を「同僚性」キーワードに理解する
第5回:合理的配慮提供のためのアセスメント
アセスメント方法の講義と演習を通じて学ぶ
第6回:合理的配慮提供のための環境調整①
障害特性の理解と職場における協働について学ぶ
第7回:合理的配慮提供のための環境調整②
障害特性の理解と職場における協働と支援実践について学ぶ
第8回:合理的配慮提供のための環境調整③
障害特性の理解と職場における協働と課題について学ぶ
第9回:障害者雇用の現場理解
A型事業所の見学およびディスカッション
第10回:事例検討①
A型事業所の見学の振り返りとディスカッション
第11回:障害者雇用の現場理解
企業の見学およびディスカッション
第12回:事例検討②
企業の見学の振り返りとディスカッション
第13回:フィールドワーク
各自の興味に応じて障害者雇用の現場での参与観察
第14回:フィールドワーク報告
フィールドワークの振り返りとディスカッション
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
厚生労働省障害者雇用実態調査の通読を行うなど本授業の準備・復習時間は、各1時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
授業内で指定し、資料等も配布します。
参考書References
中川昭一(2013)『特例子会社における障害者雇用: 知的障害者雇用の実践事例』学苑社
中島隆信(2011)『障害者の経済学』東洋経済
成績評価の方法と基準Grading criteria
講義内での発言と報告50%・レポート50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
アンケートは実施していません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
レポートの執筆、グループワークや報告の際にワード・エクセル・パワーポイントをなどを使用します。
その他の重要事項Others
精神保健福祉士として、知的障害のある方、発達障害のある方、精神障害のある方に対する就労支援および生活支援の実践を通じての知識および技能についても紹介する。
担当教員の専門分野等
<専門領域>
障害者福祉政策 障害者雇用・就労支援
<研究テーマ>
1障害者のキャリアデザイン
2障害者・若者・高齢者・女性の雇用に関する諸問題
3企業における精神科ソーシャルワーク