人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
SOW500J1(社会福祉学 / Social Welfare 500)ソーシャルワーク実践研究特論Social Work Practice (Case Study)
堀越 由紀子Yukiko HORIKOSHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S0008 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | オータムセッション/Autumn Session |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
福祉社会専攻 専門展開科目(ソーシャルワーク系) |
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Outline (in English)
◆Social work is a practice-based profession and an academic discipline that promotes social change and development, social cohesion, and the empowerment and liberation of people. It concerned with helping individuals, families, groups and communities to enhance their individual and collective well-being.
◆In this lecture, we examine the content, method, process and outcome of social work practice conducted in various fields, and study practice based on social work theory from micro to macro.
◆Then, with reference to the genealogy of critical social work, we will examine
how social work responds to issues in modern society.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
◆ソーシャルワークは、人々の生活や人生に関わる実践であり、また学問である。その視野には、社会における人々と環境(社会)とのかかわりあいが常に複眼的にとらえられている。したがって、ソーシャルワークの研究においては、人と環境(社会)との接触面における様々な事象をとらえ、それを丁寧に検証することが重要となる。
◆本講義では、そうした考え方を前提に、多様な領域で行われるソーシャルワークについて、
その内容や方法、経過、成果等を考察し、ミクロからマクロまでのソーシャルワーク理論や周辺領域の諸理論にもとづいて研究する。
◆加えて、クリティカルソーシャルワークの系譜を参考に、現代社会における課題と、ソーシャルワークの対応状況について検討する。
到達目標Goal
◆受講生によって文脈的に再現される具体のソーシャルワークの実践・活動について、理論(概念)を用いて捉え、説明し直すことによって客観化をはかり、受講生が向後の活動や研究を続ける道筋への示唆を得る。
◆現代社会の課題とソーシャルワーク理論の対応状況について理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
◆各受講生の研究関心に応じたソーシャルワークあるいは関連する諸活動の経過を、検討資料として提供していただき、設定されたテーマについて受講生全員による相互支援的な討議を行う。
◆検討資料を提供していただく際には、その内容や提供方法が倫理的に許容される範囲である必要があることから、あらかじめ情報を加工しておくなど、個人情報の守秘等について十分に配慮していただきたい。
◆検討にあたっては、“実践の検討”から“実践の研究”にシフトさせるために有効な理論を探索し、研究への道筋を模索する。
◆リアクションペーパーや課題へのコメントは、学習支援システムを活用してフィードバックを行う予定にしている。
◆各回の授業計画の変更については、学習支援システムでその都度提示する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション〜社会福祉実践を研究する方法論
ソーシャルワークの構成要素を確認し、実践研究の対象、検討・研究アプローチや方法を理解する。
第2回:実践事例の検討と研究(第1テーマ)①
受講生から提供していただいた「実践」について検討する。
第3回:実践事例の検討と研究(第1テーマ)②
受講生から提供していただいた「実践」について検討し、活用可能な理論や研究へのシフトを考察する。
第4回:実践事例の検討と研究(第1テーマ)③
受講生から提供していただいた「実践」について検討し、活用可能な理論や研究へのシフトを考察する。
第5回:実践事例の検討と研究(第2テーマ)①
受講生から提供していただいた「実践」について検討する。
第6回:実践事例の検討と研究(第2テーマ)②
受講生から提供していただいた「実践」について検討し、活用可能な理論や研究へのシフトを考察する。
第7回:実践事例の検討と研究(第2テーマ)③
受講生から提供していただいた「実践」について検討し、活用可能な理論や研究へのシフトを考察する。
第8回:実践事例の検討と研究(第3テーマ)①
受講生から提供していただいた「実践」について検討する。
第9回:実践事例の検討と研究(第3テーマ)②
受講生から提供していただいた「実践」について検討し、活用可能な理論や研究へのシフトを考察する。
第10回:実践事例の検討と研究(第3テーマ)③
受講生から提供していただいた「実践」について検討し、活用可能な理論や研究へのシフトを考察する。
第11回:実践事例の検討と研究(第4テーマ)①
受講生から提供していただいた「実践」について検討する。
第12回:実践事例の検討と研究(第4テーマ)②
受講生から提供していただいた「実践」について検討し、活用可能な理論や研究へのシフトを考察する。
第13回:実践事例の検討と研究(第4テーマ)③
受講生から提供していただいた「実践」について検討し、活用可能な理論や研究へのシフトを考察する。
第14回:実践事例検討と研究について(まとめ)
事例の検討を振り返り、実践事例の研究の意義を考察する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
◆受講生の方々には、いわゆる利用者への支援ばかりでなく、社会福祉にかかわる様々な活動がソーシャルワークとして「検討・研究」の対象となりうると考えていただきたい。
◆その上で、積極的に自身の体験を提示して下さることを期待する。
◆授業に際しては、ソーシャルワークに関連する諸理論について基礎的理解があることが望ましいので可能な限り各自で学習をお願いしたい。なお、必要に応じて文献等を紹介する。
◆本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
特に使用しない。
参考書References
各回のテーマに合致するものを随時配布、紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
◆授業へのコミットメント・・・討議資料提示と討議への参画(70%)
◆事後レポート・・・(30%)
* なお、授業形式がオンラインになる場合には、成績評価の方法と基準も変更とする。
その場合には詳細を授業支援システムで通知する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業アンケートは実施していないのでフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
◆授業ではパワーポイント資料を投影して使用する。
◆投影資料および参考資料は予め授業支援システムにて配布する。
◆対面授業の場合、パソコン、タブレット等を持参して使用することもよい。
◆対面授業の場合、黒板全面を使用して板書・描画するので、必要に応じて写メするなどしてほしい。
◆授業形式がオンラインになる場合、web上の「ホワイトボード」を使用する可能性がある。それなりに大きな画面で視聴できる環境が望ましい。
その他の重要事項Others
特になし
担当教員の専門分野
<研究領域>①ソーシャルワークの方法論・理論 ②保健医療ソーシャルワークの生成過程
オフィスアワー
◆授業の開始前または授業後に教室で質問・相談を受
けることができます。
◆メールでの連絡もOK。
yukiko-hrksh@tokai-u.jp