スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
PHL100IA(哲学 / Philosophy 100)スポーツ哲学Sports Philosophy
早瀬 健介Kensuke HAYASE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | M1040 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 専門基礎科目(講義科目) |
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Outline (in English)
The student learns it about a prineciple necessary to think about sports by this lecture. By this lecture,the student learns a meaning and the value of sports. The student deepens understanding about the need of the physical education, the need of sports by this lecture. The student can get right knowledge about the problems(doping,physical punishment,qualification as the leader)to have of sports by this lecture. The student learns it about the role of sports through a lecture. In addition, the student will get the knowledge that can teach the value of sports in the next generation.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
体育とは何かスポーツとは何であるかを考える上で必要な原理・原則について知識を深め、スポーツそのものが持つ価値や社会において果たすことのできる役割等について、自らの言葉で語ることのできる力を養うことを目標とする。
なぜ人はスポーツに惹きつけられるのか、スポーツの魅力とはいったい何なのか、「スポーツ文化」という言葉が使われるようになり久しいが、スポーツは本当に文化となり得ているであろうか。今後スポーツに少なからず携わろうと考えている者は、自らの言葉でスポーツを語る必要に迫られることより、スポーツとは何なのか、さらに自身にとってスポーツとはどのようなものであるのか、その目的に応じて多様な関わり方が可能なスポーツについてより深く考えることがスポーツ専門職にとって重要となってくる。
到達目標Goal
スポーツとは何であるかを考えるうえで必要な原理・原則についての知識を深めるとともに、スポーツが社会生活に及ぼす影響等について考察を加える。
プレイとは何か、指導者とコーチの違い、フェアプレイとは何か、スポーツとドーピング、オリンピックとオリンピズムなどスポーツを取りまく諸課題に関し自身の言葉で語ることのできるスキルを身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
体育・スポーツの概念を明らかにするとともに、身体活動を通して行われる教育としての体育に焦点を当てることはもとより、我が国における体育・スポーツへの取り組みやスポーツが社会に及ぼす影響など、社会生活との関わりの中でスポーツ活動を考えることのできる力を養う。
テキスト及び必要に応じて配付する資料等をもとに、P.P.を使用したスクール形式の一斉対面授業を行う。
本授業では体育とスポーツの違いをはじめ、これまで気にとめることの少なかったスポーツに関する様々なことにも焦点を当て、スポーツとはどのようなものであり、どのような価値を内包しているのか等を明らかにする。そしてそれらを今後のスポーツ振興に少しでも役立てることを目指す。
スポーツの素晴らしさを自らの言葉で説明するためにも各々の学生にスポーツ観を身に付けてもらいたい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:授業概要説明及び、体育・スポーツの抱える今日的課題
授業の内容、進め方、成績評価方法、留意事項の授業ガイダンス及び、体育・スポーツが抱える今日的課題について考える
2:体育とは、スポーツとは
スポーツとは何か、体育とは何か
3:スポーツ哲学とは
なぜ体育系学部・学科の学生が、スポーツ哲学を学ぶ必要があるのか考える
4:体育からスポーツへ
体育とスポーツの関係の移り変わりを理解する
5:学校体育の変遷と学習指導要領①
明治から現在に至る体育で取り扱ってきた内容の変遷について学習指導要領等をもとに学ぶ
6:学校体育の変遷と学習指導要領②
現行の学習指導要領及び新学習指導要領について理解する
7:「プレイ(遊び)」と体育・スポーツの関係①
プレイとは何か、ホイジンガのプレイ論を通してスポーツの価値について考える
8:「プレイ(遊び)」と体育・スポーツの関係②
カイヨワのプレイ論及び、日本におけるプレイ論について考える
9:体育教師とコーチ
教師とは何をする指導者か、コーチには何が求められているのか、コーチング回路等を参考に考える
10:スポーツとフェアプレイ
スポーツマンシップとはどのようなことを指すのか、フェアプレイとは具体的にはどのような行動のことなのか考える
11:アンチ・ドーピング
ドーピングの歴史、スポーツにおけるアンチ・ドーピング活動の必要性等、今現在のスポーツ界を取りまく問題を踏まえ考える
12:オリンピックとオリンピズム①
近代オリンピックの概要(なぜクーベルタンはオリンピックを復興したのか、その歴史と移り変わりについて考える)
13:オリンピックとオリンピズム②
オリンピックの真の目的は何か(近代オリンピックが目指すものは何か、オリンピックの現状と課題を踏まえて考える)
14:まとめ(半期を通しての振り返り)
まとめ(半期を通しての振り返り)及びテスト
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
第2回:「体育」という言葉の持つイメージを考える。
第3回:「スポーツ哲学」という言葉から想像される内容を考える
第4回:「体育」と「スポーツ」それぞれの指し示す内容について考える
第5回:明治~昭和にかけて日本はどのような歴史歩んできたのか復習をしてくる
第6回:自らが学んできた保健体育の内容をよく思い出してくる
第7回:遊びにより培われてきたものは何か考える
第8回:遊びの本質はどこにあるのか考えてくる
第9回:どのような指導者になりたいのか、また指導されたいのか考える
第10回:アンフェアに見えてもフェアなプレイ、またその逆についても考えてくる
第11回:なぜスポーツにおけるドーピングは禁止されるのか考えてくる
第12回:クーベルタンについて調べ学習を行う
第13回:これからのオリンピックの在り方について考えてくる
第14回:授業内試験に向けた準備及び、半期の振り返り
本授業の準備学習・復習時間はそれぞれ2時間程度とします。
テキスト(教科書)Textbooks
「教養としての体育原理 新版 -現代の体育・スポーツを考えるために-」
友添秀則・岡出美則編 大修館書店 新版第1刷(2016年7月)
また、必要に応じて資料を配付する予定。
参考書References
必要に応じて授業中に紹介
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内における学生自身の意志に基づく意見(発言)は、授業への積極的参画として評価に加味する。授業におけるレポート等(30%)に加え、定期試験の成績(70%)による総合評価を行う。授業出席回数が授業実施の2/3未満の学生については、成績評価の対象外とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業外において行う学習活動(主に予習・授業準備)に関するコメントを、必要に応じて授業開始時に問う。各自準備をしておくこと。また、従前の授業内容に関しても授業時に問うことより、各授業内容のポイントを押さえておくこと。
その他の重要事項Others
中高一貫の私学で1年間保健体育教員を経験、また、文部省体育局・文科省スポーツ・青少年局で9年間専門職として勤務、競技スポーツ・生涯スポーツを中心に幅広い分野の業務に携わる。