イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN500F2(経営学 / Management 500)所得税法所得税法
酒井 翔子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | W0016 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木6/Thu.6 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 基礎科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 基礎科目 |
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Outline (in English)
Taxes are money that taxpayers should pay to the national or local governments based on the provisions of the Tax Law, such as security maintenance, national defense, social security / livelihood protection, promotion of education / culture, maintenance of public facilities, etc. It is a contribution of common social expenses.
The purpose of this lecture is to systematically understand the basic principles and calculation structure of tax law, focusing on income tax law.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
租税は、納税義務者が租税法の規定に基づき、国または地方公共団体に納付すべき金銭であり、治安維持、国防、社会保障・生活保護、教育・文化の振興、公共施設の整備等の社会共通費用の分担金です。本講義では、私達にとって身近な租税に関して、所得税法を中心に税法の基本原則や計算構造を体系的に理解することを目的としています。
到達目標Goal
・所得税法について、制度趣旨や計算構造などを体系的に理解をする。
・所得税を巡る諸問題に対して、考え、自分なりの見解を形成する。
・現行制度の問題や事例に関して、税の知識を基礎に検討することができる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
租税法の基本原則や所得税法の体系について、基本的な説明をした上で、現行制度上の問題点や判例・諸外国の事例や現状を素材とする具体的な検討を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:租税法の基本原則
租税法の授業に当たり,租税法律主義,租税公平主義などの基本原則を学習する。
第2回:所得概念の形成
所得課税の歴史的経緯や所得概念・包括所得概念の意義について検討する。
第3回:シャウプ勧告と所得税制の沿革
わが国における所得税制の背景と所得分類等、基本的な考え方を学習する。
第4回:源泉徴収制度の仕組みと論理
源泉所得課税制度について、制度の意義と論点について学習する。
第5回:所得の分類、計算構造
現行所得税制の概観:所得分類・計算構造を理解する。
第6回:所得税を巡る諸問題(ゲスト講師)
所得税を巡る問題・課題に関して、国税庁の方をゲスト講師にお招きし、ご講演頂きます。
第7回:所得区分①
給与所得・事業所得の区分を検討する。さらに,給与所得におけるフリンジ・ベネフィットを検討する。
第8回:所得区分②
給与所得と退職所得の区分,譲渡所得、事業所得、不動産所得の区分,一意所得の雑所得の区分について学習する。
第9回:少子高齢化と所得税
課税単位(個人単位課税、夫婦合算課税等)と課税方式について、諸外国の税制を参考に検討する。
第10回:社会保障と所得税
所得控除の税額控除化および各種税額控除について、諸外国の税制を参考に検討する。
第11回:所得税のまとめと消費税の概論
所得税のまとめと消費税制に関する基本的内容を学習する。
第12回:消費税を巡る実務的課題(ゲスト講師)
実務における現行制度の問題・課題について、税理士をゲスト講師にお迎えし、ご講演頂きます。
第13回:国際租税に関する検討
法人税を取り巻く国際課税の課題について、学習する。
第14回:総括
第13回までのまとめと税制に関する今後の展開について講義します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
指定した資料や教科書該当ページの通読により、準備学習を行ってください。
テキスト(教科書)Textbooks
菊谷正人他「租税法入門」(同文館出版)を教科書として用います。
参考書References
金子宏『租税法第23版』(弘文堂)
菊谷正人『改訂版 税制革命』(税務経理協会)
酒井翔子『現代英国税制』(税務経理協会)
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点:授業への参加度 10%
課題による評価 30%
期末における評価 定期試験60%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし