イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN500F2(経営学 / Management 500)マーケティングⅡMarketingⅡ:Data Driven Marketing
豊田 裕貴Yuki TOYODA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | W0005 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1, 土2/Sat.2 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 基礎科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 基礎科目 |
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Outline (in English)
Following Marketing I, this lecture will learn how to plan and evaluate strategies and tactics from setting concrete goals in marketing. The difference with marketing Ⅰ is that learning mainly focuses on data-driven marketing, so-called data-driven marketing.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義は、マーケティングⅠに管 理 ID: 引き続き、マーケティングの具体的なゴールを設定から戦略・戦術の立案および評価を行う方法を学習する。マーケティングⅠとの違いは、本講義では、データを活用したマーケティング、いわゆるデータドリブンマーケティングを中心に学習する点にある。
この目的のため、いくつかの具体的な事例をもとに、データを収集し、分析するという演習を通じた学習を行う。したがって、関連領域としては、マーケティングリサーチならびにマーケティングサイエンスについても学習することとなる。
到達目標Goal
マーケティングにデータを活用する基本的な考え方と方法を理解し、各自のテーマについてデータ視点からのマーケティングを応用できるようになることを目標とする。とくに本講義では、アンケートに用いる調査票の作り方やその分析の仕方、テストマーケティングについても学習し、各自のマーケティングテーマでデータ視点から戦略弥戦術を検討できるようになることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義は、具体的なマーケティングテーマに対応するデータを配付し、それをいかに分析し、どのように結果を読み解くかといった演習を中心に講義を進める。また、その事例を元に、各自の興味に応じたリサーチについても学習する。なお、分析はExcelでの作業が中心であり、複雑な手順は含まれないが、PC操作に不安がある場合には、復習用のビデオコンテンツなどを利用し、講義外の時間を用いた演習へ取り組むことが期待される。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1-2講:顧客満足度調査リサーチとマーケティング①
顧客満足度調査データをもとに、マーケティング戦略を考える方法を学習する。その1週目として、すでに調査したデータを元にデータ分析の具体的な手順についても学習する。
3-4講:顧客満足度調査リサーチとマーケティング②
顧客満足度調査の2週目は、対象とするブランドを設定の上、グループにてアンケート調査票の設計演習を学習し、アンケートの形式的な方法の学習に加え、どんな項目を調査すべきかといった戦略的な視点とを学習する。
5-6講:ブランドポジショニングリサーチ①
マーケティング戦略を考える際には、他ブラントとの位置関係を把握する必要がある。ブランドポジショニングリサーチの1週目は、どのような視点からイメージ調査をすべきか、そして集めたデータの分析方法と分析結果から戦略を考える方法を学習する。
7-8講:ブランドポジショニングリサーチ②
ブランドポジショニングリサーチの2週目は、各自の設定したカテゴリーでのイメージ調査設計演習と関連項目の学習を行う。
9-10講:テストマーケティングのためのリサーチ①
具体的なマーケティング戦術を考える際、アイディアの評価をテストマーケティングなどの方法で検証する必要がある。9-10講では、テストマーケティングについて、実験計画法を活用する方法をもとに学習する。
11-12講:テストマーケティングのためのリサーチ②
テストマーケティングのためのリサーチ1週目で学習したテストマーケティングについて、コンジョイント分析を設計・実査を行い、それを分析する方法を演習を通じて学習する。
13-14講:最終プレゼンテーションを元にした議論
講義にて演習した事例から得られた結果について、最終報告を行い、これをもとに議論することでマーケティングにおけるデータ活用の理解を深める。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
①グループワークに対する準備とその作成
②個人レポートの準備とその作成などが必要となる。
③各単元の復習
テキスト(教科書)Textbooks
適宜、資料を配付する。
参考書References
随時紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・講義内課題ならびに普段の取り組み(25 点)、グループ課題への取り組み(25 点)、個人レポート(50 点)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・単なる知識の学習ではなく、使える知識として習得するために、演習を積極的に取り入れる。
・参考資料についても、随時追加・紹介していき、受講者のテーマに合わせた解説を行う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ZOOM での遠隔講義として開催される可能性があるため、マイクならびにカメラなどを備えた PC 環境を準備すること。
その他の重要事項Others
<講義について>
・2021 年度も対面講義を前提とするが、場合によっては遠隔での講義となる回があることも想定される。その際には、ZOOM での遠隔講義となるため、各自、PC 環境を準備が必要となる。
・マーケティングⅡはマーケティングⅠとの連動性が高いため、マーケティングⅡを履修予定の場合には、マーケティングⅠの履修を推奨する。併せて、マーケティングⅡではデータ分析の基本的なスキルが必要となるため、ビジネスデータ分析ベーシックについても履修を推奨する。
・学習支援システムを活用するので、操作方法を事前に確認しておくこと。
・講義予定では、いくつかの演習が予定されているが、進捗に応じて、順序を変更する可能性がある。
<教員について>
・「実務経験のある教員」か否かについて:担当する教員は、リサーチに関連した実務経験(シンクタンクなどでのリサーチやデータ分析、コンサルティングなど)があり、単に知識としてのマーケティングではなく、実際に使える知識としてのマーケティングを解説する。