法務研究科Law School
LAW500A2(法学 / law 500)民事執行・保全法Civil Execution and Provisional Remedies
廣尾 勝彰Katsuaki HIROO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | V4211 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~ |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 選択 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
展開・先端科目群 展開 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this class, the main points of "compulsory execution" stipulated by the Civil Execution Act (Act No. 4 of March 30, 1979) will be explained first. Next, the outline of "civil provisional remedies" stipulated by the Civil Provisional Remedies Act (Act No. 91 of December 22, 1989) will be explained.
The purpose of this class is to develop students who understand the main points of "compulsory execution" stipulated by the Civil Execution Act and the outline of "civil provisional remedies" stipulated by the Civil Provisional Remedies Act correctly.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業では,まず,民事執行法(昭和54年3月30日法律第4号)が規定する「強制執行」について,その要点を解説する。つぎに,民事保全法(平成1年12月22日法律第91号)が規定する「民事保全」について,その概要を解説する。
本授業の目的は,民事執行法が規定する「強制執行」の要点と民事保全法が規定する「民事保全」の概要を正確に理解した学生を育成することである。
到達目標Goal
本授業の到達目標は,民事執行法との関係では,①強制執行の意義・種類,②債務名義,③執行文,④強制執行の開始要件,⑤強制執行の停止・取消,⑥執行機関,⑦違法執行と不当執行,⑧執行異議と執行抗告,⑨請求異議の訴え,⑩第三者異議の訴え,⑪不動産執行,⑫動産執行,⑬債権執行,⑭非金銭執行の要点について,民事保全法との関係では,⑮民事保全の意義・種類,⑯保全命令の発令手続,⑰不服申立手続,⑱保全執行の概要について,書面または口頭ですべて正確に説明できるようになることである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP6」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業はテキストと六法を参照しながら,原則として,講義形式で実施する。
ただし、適宜、授業中に受講生と口頭で質疑応答も行う。
なお,課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
強制執行総論①
第1にガイダンスとして、まず,授業の概要と目的,到達目標,授業の進め方と方法,授業計画,授業時間外の学習,テキスト,参考文献,成績評価の方法と基準,その他の重要事項について確認し,つぎに,民事執行と民事保全の意義について説明する。
第2に強制執行総論として,強制執行の意義・種類について,その要点を説明する。
第2回:強制執行総論②
第1回に続き、強制執行総論として,まず、債務名義について,その要点を説明する。
つぎに,執行文について,その要点を説明する。
第3回:強制執行総論③
第2回に続き,強制執行総論として,まず,強制執行の開始要件について,その要点を説明する。
つぎに,強制執行の停止・取消について,その要点を説明する。
第4回:強制執行総論④
第3回に続き,強制執行総論として,まず,執行機関について,その要点を説明する。
つぎに,違法執行と不当執行について,その要点を説明する。
第5回:強制執行総論⑤
第4回に続き,強制執行総論として,まず,執行異議と執行抗告について,その要点を説明する。
つぎに,請求異議の訴えについて,その要点を説明する。
第6回:強制執行総論⑥
強制執行各論①
第1に,第5回に続き,強制執行総論として,第三者異議の訴えについて,その要点を説明する。
第2に,強制執行各論として,不動産執行について,その要点を説明する。
第7回:強制執行各論②
第6回に続き,強制執行各論として,不動産執行について,その要点を説明する。
第8回:強制執行各論③
第7回に続き,強制執行各論として,不動産執行について,その要点を説明する。
第9回:強制執行各論④
第8回に続き,強制執行各論として,不動産執行について,その要点を説明する。
第10回:強制執行各論⑤
第9回に続き,強制執行各論として,まず,動産執行について,その要点を説明する。
つぎに、債権執行について,その要点を説明する。
第11回:強制執行各論⑥
第10回に続き,強制執行各論として,債権執行について,その要点を説明する。
第12回:強制執行各論⑦
第11回に続き,強制執行各論として,非金銭執行について,その要点を説明する。
第13回:民事保全概論①
民事保全概論として,まず,民事保全の意義・種類について,その概要を説明する。
つぎに,保全命令の発令手続について,その概要を説明する。
第14回:民事保全概論②
第13回に続き,民事保全概論として,まず,不服申立手続について,その概要を説明する。
つぎに,保全執行について,その概要を説明する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習としては,テキストを読みながら各回のテーマについてしっかりと予習する。
復習・宿題としては,受講した授業内容について簡単な「まとめ」を作成する。
なお、本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
上原敏夫=長谷部由起子=山本和彦著『民事執行・保全法〔第6版〕』(有斐閣、2020年)
参考書References
上原敏夫=長谷部由起子=山本和彦編『民事執行・保全判例百選〔第3版〕』(有斐閣、2020年)
高須順一著『民法から考える民事執行法・民事保全法〔第2版〕』(商事法務、2017年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点100%
内訳は,小テストの成績(60%),授業時間内の発言・質疑応答の評価(40%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし