法務研究科Law School
LAW500A2(法学 / law 500)現代法曹論Modern judicial officer theory
高須 順一Junichi TAKASU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | V2261 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~ |
単位数Credit(s) | 1 |
備考(履修条件等)Notes | 選択必修 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
実務基礎科目群 専門的技能教育 |
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Outline (in English)
With a social change, the role of the lawyer is going to turn big. It is intended to have a student learning in a law school understand a mission and responsibilities demanded from a modern lawyer. I think about having the first grader who entered it have the concrete image of the lawyer whom own will carry in the future among other things. Therefore I am going to have the lawyers who are active as a lawyer be really in charge of a part of the lecture as a guest speaker.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
社会の変化に伴い、法曹の役割も大きく変わろうとしている。法科大学院で学ぶ院生として、現代の法曹に求められる使命と職責を理解することを目的とする。とりわけ未修者コースの新入生は、将来、自らが担う法曹の具体的なイメージを持てるようになることを考えている。そのために、実際に法曹として活動している弁護士等にゲストスピーカーとして講義の一部を担当してもらう予定である。
到達目標Goal
すでに弁護士として活動している現職の弁護士等の講義を聴き、質疑応答をすることにより、現代社会において法曹として活動することの意義を理解できるようにする。特に現代社会における法曹の役割が多様化していることを理解する。そして、ゲストスピーカーの人柄に触れることにより、法曹として求められる資質を学びとることを目標とする。
この授業を通して、法曹のイメージを具体化させ、そして、自らも法曹として生きたいというモチベーションを高めることも重要な目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP6」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
何人かのゲストスピーカーをお呼びして、その方の専門分野に関する具体的な講義をお願いする予定である。また、特定の対象分野に偏ることのないように、民事、刑事、公設事務所、インハウス等、様々な事柄を取り上げて行きたい。
なお、ゲストスピーカーの講義のあと、振り返り、まとめを行い、受講生から当日の授業の理解度を確認する簡単なレポートを提出してもらう。これに対するフィードバックは、次回の授業の開始時及び最終回(第7回)の授業時に行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:現代的弁護士論
担当教員による総論的な説明
第2回:公設事務所の役割と職務内容
公設事務所所長経験者による講義の後、担当教員による振り返り及びまとめを実施する。
第3回:インハウス・ローヤーの職務内容
インハウス・ローヤーとして活動中の弁護士による講義の後、担当教員による振り返り及びまとめを実施する。
第4回:訴訟のIT化
現在、進行中の裁判手続のIT化に関する議論の解説の後、担当教員による振り返り及びまとめを実施する。
第5回:刑事弁護士の現状
刑事弁護士人として活動する弁護士による講義の後、担当教員による振り返り及びまとめを実施する。
第6回:弁護士業務の国際化
国際的な業務を行なっている弁護士による講義の後、担当教員による振り返り及びまとめを実施する。
第7回:多様化する弁護士業務
担当教員による、取りまとめ的な講義
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前学習や復習はあくまで本人が授業を有効に活用するために行えば足りる。事前課題の提出等は予定していない。むしろ、授業時間中にいかに集中して、講師の講義内容から、いかに多くのことを学び取るかが重要となる。
他者の話からどれだけ自身のモチベーションを高めることができるかが問われる授業である。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは特に使用しない。必要な資料は、その都度、配付する。
参考書References
必要があれば、授業の際に指摘する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点評価の授業である。講師の話から何を学んだかを判定するための簡単なレポートを講師の話の終了後、授業時間終了時までに作成・提出してもらうことを考えている。
以下の割合に基づき評価する。
レポートの内容 70パーセント
授業時の質問・発言 30パーセント
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
多くの受講生に参加いただいている。現代の多様化した法曹の役割りについて、関心が高いことに改めて気付かされた。ゲストスピーカーの選定について、さらに工夫して行きたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にない。
その他の重要事項Others
私は公益財団法人日弁連法務研究財団の常務理事をしており、その関係で、現代社会における法曹の使命と役割について研究する機会を有している。その研究成果をもとに、この授業を企画したものである。
なお、私が弁護士として活動する中で培った人間関係をもとにゲストスピーカーをお願いしている。ゲストスピーカーは、それぞれ法曹として多忙な方々であり、日程調整が困難である。そこで、ゲストスピーカーの都合を優先させ、各回の授業の順番を入れ替えることもある。また、場合によっては、日程の変更を行うことがあるので、予め了承して欲しい。