教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
生涯学習支援論Empowerment Methods of Lifelong Educators
栗山 究Kiwamu KURIYAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | L3153 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
In this class, we will learn fundamental features in Adult Learning and understand that various learning is being created among our lives living in contemporary society while associating with ourselves or Community education practice in each region.
Therefore, we will consider the following two aspects according to specific cases. The first is the role and subject of Adult and Community education to confront the various issues of contemporary society.The second is the role and meaning of Adult and Community education officer or Learning facilitator who are supporting residents' interactive learning.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
私たちは一人ひとりが自分自身の人生を主体的に生きるために、いつでもどこでも自らの実際生活に即して相互に学びあう営みを続けています。
授業ではそうした生涯学習の基本的な特徴を探り、誰もが生きやすい社会をつくろうとしている地域住民の学びあいの実践と関連づけながら、地域の学習活動を支える人びとの基盤となる理論や実践に関する知識や技法を習得し、住民の学びあいを支える人たちの役割を考察します。
到達目標Goal
(1)私たちが地域で学んでいることの意味を捉えられるようになり、その概要を説明できるようになります。
(2)(1)で捉えられた学習者相互の学びあいを支援する人たちの役割を理解し、そこでのより良い学びあいを促す条件整備のあり方や技法を主体的に考えられるようになります。
(2)で理解した考えを、これからの多様な実践の場面で活かしていけるようになることが目標です。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義と演習(グループワーク・ディスカッションなど)を組み合わせて進めていきます。春学期の初頭から演習形式の展開(相互学習)が中心となりますので、自分なりに学習した内容をふりかえり、その内容を探究していこうとする姿勢や行動は積極的に応援していきます。
少人数の受講者で構成される社会教育主事・社会教育士資格課程科目であるという例年の特徴を活かし、授業内での相互学習を踏まえ、可能な限り実際の社会教育施設等を訪問し、住民・社会教育職員とともに学習を深めていく機会等を用意したいと考えています。従って、下記の「授業計画」は、受講者人数・受講者相互の問題意識や興味関心の程度および現場の条件に応じて柔軟に変更していく可能性があります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
社会教育職員のおかれる現在を確認し、昨年までの事例を参考に授業の進め方を話し合います
2:生涯学習・社会教育とは
受講者各位の教育経験をふりかえり、本講義で使用する専門用語の内容を確認します
3:学習論の基礎① 成人の学習
ノールズのアンドラゴジー概念から成人の学習を支える考え方を考察します
4:学習論の基礎② 相互学習
受講者相互の話しあいの意味を考え、この授業での取り組みを検討します
5:生涯学習支援の事例に学ぶ① 例:NPO・民間事業者での講座
受講者各位の関心に即して文献・実践記録などを輪読・検討します
6:生涯学習支援の事例に学ぶ② 例:公民館での講座
受講者各位の関心に即して文献・実践記録などを輪読・検討します
7:生涯学習支援の事例に学ぶ③ 例:博物館での講座
受講者各位の関心に即して文献・実践記録などを輪読・検討します
8:生涯学習支援の事例に学ぶ④ 例:若者・青年の学び
受講者各位の関心に即して文献・実践記録などを輪読・検討します
9:生涯学習支援の事例に学ぶ⑤ 例:子育て世代の学び
受講者各位の関心に即して文献・実践記録などを輪読・検討します
10:生涯学習支援の事例に学ぶ⑥ 例:高齢者の学び
受講者各位の関心に即して文献・実践記録などを輪読・検討します
11:生涯学習支援の事例に学ぶ⑦ 例:障害のある人たちとともにある学び
受講者各位の関心に即して文献・実践記録などを輪読・検討します
12:生涯学習支援の事例に学ぶ⑧ 例:在住外国人とともにある学び
受講者各位の関心に即して文献・実践記録などを輪読・検討します
13:生涯学習支援の事例に学ぶ⑨ 例:ジェンダーに関する学び
受講者各位の関心に即して文献・実践記録などを輪読・検討します
14:中間のまとめ
これまでの学習を踏まえて各自の夏休みの課題を考えます
秋学期
15:実際の学習講座の参画体験① 事例のもちより
実際に参加・体験してきた生涯学習支援の現場を報告しあいます
16:実際の学習講座の参画体験② 内容の検討
生涯学習支援の現場で行われていた学習支援の方法を検討しあいます
17:実際の学習講座の参画体験③ 課題の抽出
生涯学習支援の現場で行われていた学習支援上の課題を検討しあいます
18:社会教育職員の役割
学習者の学びに寄り添う公務労働者の役割を検討します
19:学習支援者の力量形成
学習支援者はどのような役割を果たしているかを考えます
20:社会教育事業の実践事例分析①
地域社会における住民の学びの諸相を検討し、事業計画を展望します
21:社会教育事業の実践事例分析②
NPO、社会教育関係団体との協働のあり方を考えます
22:社会教育事業の実践事例分析③
講座に参画する学習者の学習課題を検討します
23:社会教育事業の実践事例分析④
学習者主体の学びの条件整備のあり方を考え、その展開方法を検討します
24:社会教育事業の実践事例分析⑤
学習支援者が提供する/した学習素材を検討します
25:社会教育事業の実践事例分析⑥
学習者の学びあいと地域社会での実践の関わりを考えます
26:社会教育事業の実践事例分析⑦
企画運営会議での学びあいと成立した講座との関係を考えます
27:社会教育事業の実践事例分析⑧
講座を踏まえた新たな学習課題と地域社会での実践の展開を考えます
28:全体のまとめ
この授業での学習をどう生かしていくかを考えます
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
春学期は、受講者各位の関心に即して、教員が指定する文献・実践記録などを輪読し、検討する予定です。
秋学期は、持続可能な地域社会づくりに関する現代的課題の学習を取り扱った実際の社会教育事業の実践記録「3.11以後の社会とエネルギー問題」を事前に配布する予定です。
それぞれ、授業当日までに読んできて、自身の考えを整理してきてください。
なお、春学期の学習は、受講者各位の関心に応じて、通年を通じた学習として展開していく場合もあります。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
各回テーマに応じて適宜、授業内で指示するほか、担当教員がレジメを作成して配布します。
参考書References
必要に応じて、各回の授業内で提示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業(学外授業を含む)への積極的な参加(40%)と、夏休みと学年末のレポート課題(各30%)から総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
初回の授業で通年授業の大まかな進め方・授業運営方針をガイダンスします。
社会教育固有の方法論ともいわれる相互学習を意識しながら授業は展開しますので、受講を希望される学生は、必ず出席するようにしてください。
なお、相互学習のもつ意味は、授業内で学習していきます。
その他の重要事項Others
本科目は、社会教育主事の任用資格ならびに社会教育士資格を取得するための文部科学省令で定められる「社会教育に関する科目」群の必修専門科目の一つに位置づきます。
本授業では、公立の社会教育施設で教育事業を担当した実務経験に基づき、そこでの教育活動の実際について解説する機会を適宜、設けていきます。