教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
社会教育経営論Integrated Management of Adult and Community Education
荒井 容子Yoko ARAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | L3151 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
In this curse we grasp the variety of peoples’ learning in their community lives from children to adults, and also understand the role of social education to support their learning activities through its facilities and practices both by public sectors and by private ones. Through this process we get the idea and methods to evaluate both the facility management and the practices of social education and found out their challenges.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
地域社会での、おとなから子どもまで、人々の学びの多様な実態を理解し、それを支える社会教育について、社会教育施設、民間の社会教育事業・活動等の現状を理解し、施設経営、事業展開について、その成果を評価し、課題を析出するための理念と手法を知ることを目的とする。
到達目標Goal
地域社会で人々の学びを支える多様な取り組みの意義を、人々の学びに対する地域社会の諸機関・諸団体からの期待とも関連させながら、地方自治体の社会教育行政施策のあり方も含め、全体としてとらえることができる力を身につける。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
通常は、資料等をもとに説明したあと討議を行いながら講義を進める。春学期の学習成果をもとに、各自で特定自治体を選び、当該地域での社会教育施設・施策、住民の学習運動に関する調査を実施してもらい、その成果を中間レポ-トとして、秋学期はじめに提出してもらう。秋学期第2回講義では、この中間レポ-トを受講生全体で検討する。講義最終回には秋学期の学習成果を踏まえて中間レポ-トを改定した最終レポ-ト提出し報告してもらい、全体で検討しあう。この中間レポ-ト、最終レポ-トの講義中の検討における教員から質問・コメントが、受講生の学習成果提出に対するフィ-ドバックにあたる。
全学行動制限レベル「0」になるまではオンラインによるバ-チャル教室と実際の教室での講義を併用して行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:学びの多様性
社会教育経営の前提となる、人間にとっての「学び」の意味について解説する。
2:社会教育経営の前提となる、人間にとっての「学び」の意味について解説する。
人々にとっての地域社会の多様な意味について解説する。
3:日常生活と地域社会
人々の日常生活と地域社会の関係の多様性について解説する
4:地域社会での人々の学びの全体像
地域社会での人々の学びの多様性について解説する。
5:人々の学びに関する統計調査
地域社会での人々の学びに関する既存の統計調査をもとにその価値と限界について解説する。
6:人々の学びに関する事例調査
地域社会での人々の学びに関する既存の事例調査をもとにその価値と限界について解説する。
7:人々の学びに関する歴史的把握
地域社会での人々の学びを歴史調査から把握することの価値と限界について解説する
8:人々の学びの支援
人々の学びを支援するとはどういうことか、教育論から解説する。
9:学びを支援する多様な形態
地域社会での人々の学びを支援する担い手・内容の多様性について解説する。
10:教育機関を通じた施設提供
社会教育施設・学校による施設提供について、その実際と成果を評価する方法について解説する。
11:教育施設以外の施設提供
教育施設以外の施設の提供について、その実際と成果を評価する方法について解説する。
12:学習者が施設提供の担い手になる意義
学習者としての地域住民が施設の提供者になることについて、その実際と成果を評価する方法について解説する。
13:地域住民からの期待に応える学習プログラム等
学習者としての地域住民からの期待に応える学習プログラム等の実際とその成果を評価する方法について解説する。
14:地域の諸機関・諸組織から求められる学習プログラム等
地域の学校等諸機関や諸組織からの期待に応える学習プログラム等の実際とその成果を評価する方法について解説する。
秋学期
1:地域住民自身が学習プログラム等の企画者になる意義
学習者としての地域住民が事業企画の担い手となることの実際とその成果を評価する方法
2:地域社会での人々の学びの支援の実際
受講生による実態調査報告(春学期の学習成果を踏まえた調査報告)
3:社会教育に関わる法制度
地域社会における社会教育に関わる法制度の歴史と現状について解説する
4:社会教育施設等の歴史と現状
地域社会における社会教育施設整備の歴史と現状について解説する。
5:民間諸団体による社会教育活動の歴史と現状
民間諸団体による社会教育活動の歴史と現状について解説する。
6:施設運営・事業展開のための費用
社会教育活動のための予算獲得・資金調達の歴史と課題、方法について解説する。
7:施設運営・事業展開のための情報収集・広報
社会教育施設経営・社会教育事業展開のための情報収集・広報に関する歴史と課題、方法について解説する。
8:諸機関・諸組織の連携
社会教育機関・学校・民間組織との連携の全体像と歴史について解説する。
9:学校との連携
社会教育機関と学校との連携の歴史と現状、課題について解説する。
10:民間諸組織との連携
民間諸組織との連携
11:職員体制のあり方
施設運営・事業展開を担う職員体制のあり方について解説する。
12:職員体制整備の方法
施設運営・事業展開のための有給職員確保の課題と方法について解説する。
13:地域社会で人々の学びを支える「仕組み」の課題
自治体職員、民間諸団体被雇用職員、民間諸団体運営者、民間企業経営者、地域団体組織リーダー、学習する地域住民等、多様な立場から、課題の全体像をつかむために受講生全体で討議し、それをふまえて解説する。
14:地域社会で人々の学びを支える「仕組み」の継続と改革
各自がまとめた実態調査結果をについて、改めて地域社会での人々の学びを支える仕組みのあり方として再評価し、課題を提示し合い、受講生間で討議する。その討議と関連させて、社会教育経営の課題について解説する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
日頃から身近な社会教育施設やさまざまな学習活動、社会教育事業に興味をもち、自主的に参加して体験を積んでおくこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
講義時に、適宜、講義内容に合わせた資料を提示する。
参考書References
社会教育全国協議会編『社会教育・生涯学習ハンドブック』エイデル研究所(第7版)2005年、(第8版)2011年、(第9版)2017年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
春学期のまとめてとして課すレポ-トを35%程度、講義内でのその報告を10%程度、秋学期のまとめとして課すレポ-トを35%程度、講義内でのその報告を10%程度、また毎回の講義での討議等への貢献度を10%程度で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生が10名に満たないためアンケ-トは行っていない。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業支援システムによる「お知らせ」のeメールが確実に自分に届くようにしておくこと。