教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
教育の制度・経営System and Management of Education
福畠 真治Shinji FUKUHATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | L3106 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
The content of this class consists of the two parts. The first one is focused on Japanese laws and systems in educational administration and finance.
The second is related to the topics on school organization and management including risk management,safety measure and cooperation with local community,
It is necessary for those who attend the class to understand the basic knowledge of them and consider these matters by themselves.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
授業の構成は、大きく二分される。一つは、学校の組織・経営を枠付け、規制する公教育や行財政の法制度やしくみを理解し考えることである。もう一つが、学校の組織・経営を具体的な諸側面において理解し考えることであり、危機管理や安全対策、地域との連携も取り上げる。
到達目標Goal
日本の学校教育に関する制度的及び経営的なトピックを取り上げ、教員として必須な公教育の法制度及び学校の組織・経営に関わる基礎的理解を促す。学校組織・経営の基礎知識には、地域との連携、安全と危機管理もふくまれる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義を中心に、グループディスカッション等を用いて、各回のテーマについて理解と考察を進める。各回では、コメントシートの提出を求める。そこで出された疑問・質問等は、次回以降の講義冒頭で応答する。
本授業は、基本的には(1)Zoomを使用してのオンライン授業・(2)資料等の掲示による課題提出、の2通りの方法で進めていく。
「(1)Zoomを使用してのオンライン授業」に関して、授業用のURLは授業日までに学習支援システムで掲示する。
「(2)資料等の掲示による課題提出」に関して、資料等は授業時間開始前までに、学習支援システムにアップする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション(現代社会と学校改革)
現在の社会全体が抱える課題と、それに向き合っている学校制度の変遷について簡単に紹介し、講義の概要と評価方法の説明を行う。
第2回:世界の教育改革
PISAやTALIS等の国際調査の結果を概観しながら、世界の教育の状況を確認した上で、日本と諸外国の教育制度の比較を行う。
第3回:憲法・教育基本法
日本国憲法及び教育基本法が定めている教育に関する諸権利と、それが実際の場面でどのように保障されているかについて解説する。
第4回:教育行政のしくみ
国と地方教育行政機関の構造や実際の働きを説明した上で、教育という営為が全国でどのように展開しているのかを検討する。
第5回:学習指導要領と教科書制度
学習指導要領の性質を理解し、それがどのような仕組みによって各学校で具体化されているかを解説する。
第6回:教育財政制度と無償化
教育の無償化に関する議論を踏まえながら、中央・地方の教育財政(リソースの管理・運営)の仕組みを概観する。
第7回:学校組織の法としくみ
学校経営を中心とした、学校組織に関する法制度を学ぶことで、実際の現場における学校づくりの実態について考える。
第8回:学級経営
学校全体の目的を達成するために、児童・生徒への指導等を通じて教員が取り組む学級経営について、その態様やそこでの教員の役割について説明を行う。
第9回:学校と教員の評価
学校と教員に対する評価制度の意義やその成立背景を概観し、様々なアクターの学校参加や社会に対しての学校の役割を考える。
第10回:教員の成長と同僚性
教員の職能成長に関わる様々な仕組みや法制度について解説を行い、教員が学校組織全体として活動していくための条件を検討する。
第11回:子どもの人権と学校
校則、懲戒・体罰、いじめ等の問題のような、学校における子どもの人権に関する議論やその保障のあり方を解説し、現場での実現の方途を検討する。
第12回:学校の危機管理と安全対策
学校で発生する事件や災害等に対する備えや対策について、危機管理やレジリエンスの観点から解説する。
第13回:「チームとしての学校」
学校業務の多様化と、それによる教員の多忙化・多忙感の増加という現状を踏まえ、学校内外のアクターによる分業と協働というテーマについて考える。
第14回:地域・家庭・多様な専門家に開かれた学校づくり
地域社会における学校の役割がより意識されるようになった背景を概観した上で、「様々なアクターとの関わり合いによる学校づくり」とはどういうものなのかを考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
指定しない。
参考書References
勝野正章・藤本典裕返書『教育行政学(改訂新版)』学文社
小川正人・勝野正章『改定版 教育行政と学校経営』放送大学教育振興会
文部科学省「学習指導要領」(最新版)、同ホームページ上の資料(法令、審議会答申等)
成績評価の方法と基準Grading criteria
基礎知識の理解度だけでなく、自らの考えを知識やデータで裏付けて論述できるかを評価する。授業内の発表やコメントペーパー等(40%程度)、定期試験(60%程度)によって評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできない。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・ZOOMを使用しての講義が中心となるため、そのための環境設定等が必要となる。
・授業支援システムを使用するが、使用の範囲は状況により判断する。
その他の重要事項Others
この科目は、教職課程および社会教育主事課程の認定科目である。