スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
OTR600I1(その他 / Others 600)スポーツ健康学演習ⅣSeminar in Sports and Health Studies Ⅳ
吉田 政幸Masayuki YOSHIDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S9321 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリー | 研究指導 |
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Outline (in English)
The purposes of this course are to (1) develop skills to present the results of a research study and (2) write a master’s thesis that is worthy of being considered as a scientific paper in the field of sport management.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
1. 研究を実施した成果を発信する能力を身に付ける。
2. 各自の研究テーマのもと修士課程の集大成として修士論文を書き上げる。
到達目標Goal
履修者は本演習を通じて以下の目標に到達する:
1. 第5章の結果が意味する内容、学術的貢献、実践的提案、研究の限界、今後の展望などに関する考察(第6章)を書き上げる。
2. 指導教員や他者からの助言に従って修士論文に修正を加え、指摘された問題点を適切に改善できる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
大学院における講義、演習、実習などを通して得た知識や経験をまとめ上げ、その集大成となる修士論文を計画的な手順(文献研究、調査の計画、データ収集、分析、結果の考察)に沿って進め、論文を完成させることを目的とする。本演習では修士論文の結果の考察、本文の執筆、全体的な推敲を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:スポーツマネジメント研究としての修士論文
スポーツマネジメント領域の修士論文の水準と論理的な構成のもとで作成が進んでいるかどうかを確認する。
第2回:結果(記述統計、心理的尺度、因子間相関)
標本の基本属性の集計に加え、心理的尺度の因子分析を行って合成信頼性、平均分散抽出、因子間相関を報告し、これらの結果を確定させる。
第3回:結果(要因間の関係性)
要因間の関係性に関する仮説検証の結果を分析し、結果を確定させる。。
第4回:考察(心理的尺度)
心理的尺度の因子分析の結果を先行研究、研究環境、サンプル特性、データ収集方法などと照らし合わせながら考察し、学術的貢献について論じる。
第5回:考察(要因間の関係性)
要因間の関係性に関する仮説検証の結果を考察し、修士論文が果たす学術的貢献についても論じる。
第6回:考察(棄却された仮説)
仮説と一致しない結果や予期せぬ結果ついて、何故そのようなことになったのか慎重に考察する。
第7回:考察(実践的貢献)
研究結果を基に、修士論文がスポーツマネジメントの現場に対して果たす実践的貢献について説明する。
第8回:考察(研究の限界と今後の展望)
各自の修士論文の作成において生じた制約、方法上の限界、バイアス、弱点などについて記述するとともに、それらを踏まえ今後の展望を紹介する。
第9回:結論
目的と結果を照らし合わせ、どの程度目的が達成されたかを説明するともに、結論として重要な発見を特定し、記述する。
第10回:引用文献、巻末資料
引用文献と巻末資料を整え、修士論文を書き上げる。
第11回:全体を通しての推敲
序論、先行研究、概念的枠組みと仮説、方法、結果、考察、結論の7章から成る修士論文を読み返し、内容を精査する。
第12回:他者評価に基づく修正
指導教員や副指導教員をはじめとした専門家から問題点を指摘してもらい、内容を適切に修正する。
第13回:論文審査への対応方法(プレゼンテーション)
各自の修士論文の論旨(目的、重要性、主な結果、学術的貢献)が明確に伝わる研究報告とするためのプレゼンテーション資料を作成し、実際に発表する。
第14回:論文審査への対応方法(原稿の修正)
各自の修士論文に対して与えられる指摘や批判を想定するとともに、それらへの適切な対応方法について十分に理解し、実際の対応に役立てる。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
2年次後期には分析に必要なすべてのデータが揃います。各自が修士論文の作成を進め、序論から結論までの論理性を再度確認し、必要に応じて修正してください。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし(必要に応じて資料を配付する)。
参考書References
各学生の研究テーマに関連する先行研究や学術図書。
成績評価の方法と基準Grading criteria
考察(心理的尺度):10点
考察(仮説検証):10点
考察(予期せぬ結果):10点
考察(学術的貢献):10点
考察(実践的貢献):10点
考察(研究の限界と今後の展望):10点
結論(目的の達成度):10点
文章力:10点
書式、体裁、参考文献、巻末資料:10点
全体を通しての完成度:10点
合計:100点
【評価基準】
それぞれの観点を以下の基準に従って評価する:
10点:これまでに学習してきた内容を踏まえて執筆するとともに、他者からの指摘を適切に修正へとつなげ、内容に独創性と論理性が十分にあり、修士論文として優れた水準に達している。
8点:これまでに学習してきた内容を踏まえて執筆するとともに、他者から指摘を適切に修正へとつなげ、内容に独創性と論理性がある。
6点:これまでに学習してきた内容を踏まえて執筆するとともに、他者から指摘を適切に修正へとつなげ、内容に独創性がある。
4点:これまでに学習してきた内容を踏まえて執筆するとともに、他者から指摘を適切に修正へとつなげている。
2点:これまでに学習してきた内容を踏まえて執筆している。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
少人数の授業であり、少しでも疑問に感じたことは質問してください。丁寧に説明したいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
修士論文を執筆するためのパソコン、マイクロソフト・オフィス(ワード、エクセル、パワーポイント)
その他の重要事項Others
本演習では修士論文を完成し、提出します。初稿の完成は11月30日とし、12月1日から副指導教員による初稿の添削を受けてもらいます。