スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
OTR600I1(その他 / Others 600)スポーツ健康学演習ⅢSeminar in Sports and Health Studies Ⅲ
井上 尊寛Takahiro INOUE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S9212 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリー | 研究指導 |
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Outline (in English)
Master’s theses are composed of the sections of introduction, literature review, conceptual framework, hypotheses development, method, results, discussion, and conclusion. In this course, following the methodology designed for the master’s thesis of each student, s/he will collect data and analyze the results of her/his study.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義においては修士論文について「方法」の手順に従ってデータを収集し、「結果」の分析および信頼性・妥当性の検討を適切に行うことを目的とします。
到達目標Goal
本演習の到達目標は、調査の仕様を確定させ、実際にデータを収集する際の調査計画を作成し、それに基づいてデータを収集することと、収集したデータから得られた結果を適切な統計手法を用いて分析し、まとめることである。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
計画的に修士論文の執筆を進める。毎週、受講者は事前に指示された点について授業時間外に記述・分析し、演習ではそれに関する添削を受ける。併せて、次の学習課題に関して指導を受ける。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:修士論文の章立ての確認
修士論文が論理的な構成のもとで作成が進んでいるか確認する。
第2回:研究環境および対象の決定
修士論文のデータを収集する研究環境および対象を設定し、母集団と標本を特定する。
第3回:調査計画
実際にデータを収集するための調査計画を立てる。
第4回:質問項目
調査対象者の人口動態的特性、心理的要因、行動的特性などを測定するための質問項目を設定する。
第5回:調査票の作成
対象となる標本の人口動態的、心理的、行動的特性を測定するための調査票を作成し、データを実際に収集する。
第6回:序論(研究目的、重要性)と分析方法の調整
序論(1章)の研究目的や研究の意義が、方法(4章)で分析しようとする内容と一致しているか確認し、必要に応じて修正する。
第7回:調査データの入力およびデータクリーニング
データ入力、欠損値や異常値のクリーニング、変数の定義、カテゴリー変数の作成などを行う。
第8回:記述統計
標本の特性を示すために必要な記述統計を実施し、本文にその結果を記述する。
第9回:心理的尺度の信頼性と妥当性
対象者の心理的特性を分析した結果を図表で示し、それらを説明する文章を記述する。
第10回:結果:仮説の検証(要因間の関係性)
推計統計を用いて仮説を検証する。
第11回:結果:仮説の検証(要因間の関係性)の記述
要因間の関係性に関する仮説検証の結果を本文に記述する。
第12回:結果:仮説の検証(調整変数の検証)
必要に応じて二元配置の分散分析やセグメント別の多母集団構造方程式モデリングなどを行い、その結果を説明する文章を記述する。
第13回:結果:仮説の検証(調整変数の検証)の記述
調整変数の影響に関する仮説検証の結果を本文に記述する。
第14回:まとめ
まとめとして、目的、方法、結果の内容が論理的につながるように調整するとともに、データや結果が正確に記述されているか確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業時間外の学習として毎週与えられる課題に取り組み、それを事前に記述・分析してきてください。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし(必要に応じて資料を配布する)
参考書References
研究テーマに関連する先行研究や学術図書
成績評価の方法と基準Grading criteria
データ収集:20点
記述統計:20点
尺度の信頼性および妥当性:20点
仮説検証(関係性):20点
仮説検証(調整変数):20点
【評価基準】
それぞれの課題で獲得する得点は、以下の基準によって決定する。
100%:計画に沿って研究を実施する際、科学的な方法に基づいて客観性を確保するとともに、明確な概念規定と仮説に従って理論的な検証を進め、研究としての新規性が十分に認められる。
80%:計画に沿って研究を実施する際、科学的な方法に基づいて客観性を確保するとともに、明確な概念規定と仮説に従って理論的な検証を進めている。
60%:計画に沿って研究を実施する際、科学的な方法に基づいて客観性を確保するとともに、明確な概念規定のもとで議論を展開している。
40%:計画に沿って研究を実施する中で、科学的な方法に基づき客観的に発表(または記述)している。
20%:自身が立てた計画に沿って研究を実施している。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業では理論に基づくことで履修者がより深く考えるように進めていきます。