スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
SOC500I1(社会学 / Sociology 500)スポーツメディア特論Advanced Lectures in Sports and the Media
赤堀 宏幸、小池 隆俊Hiroyuki AKAHORI, Takatoshi KOIKE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S7050 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3, 金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリー | 展開科目(スポーツマネジメント科目群) |
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Outline (in English)
This course introduces the relationship of the sports and the economy the culture and especially the politics in the world.
It also deals with what the mass medeia should be.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
世界の政治、経済、文化事象を把握し、これらがスポーツとどう関連付けられるかを根本的な主題としたい。スポーツと政治の関係も追求し、メディアの根本原則も考える。
到達目標Goal
オリンピックをはじめ、国際大会や国内プロリーグなどの取材を通して「スポーツとは何か」「スポーツの真実」「スポーツに可能なもの」などを探っていく。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP6」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式を基本とし、状況が許せばフィールドワークも取り入れる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回:新聞・通信のスポーツ取材のルール
新聞・通信各社がスポーツ取材をするときのルールや記者クラブシステム、プレスルームの運営、幹事社制度【担当:赤堀先生】
2回:スポーツメディアとメディアスポーツ
アスリート、イベントがあって、メディアが存在する一方で、メディアとスポーツイベントが共存共栄の図式もある【担当:赤堀先生】
3回:オリンピックとマスメディア
オリンピックを報道するマスメディアと大会の規模、
競技・開催の変遷【担当:赤堀先生】
4回:メディアと競技種目、公開競技の関係
オリンピックの競技種目、公開競技開催とメディアの関係(今昔)【担当:赤堀先生】
5回:スーパーボウルとイングランドのプレミアリーグ
欧米のスポーツメディアとメジャースポーツの関係の大きさ【担当:赤堀先生】
6回:イチロー、松井秀喜、松坂大輔と日本のスポーツメディア
メジャーリーグベースボール(MLB)にイチローが進んで以降の日本のスポーツメディアの変化【担当:赤堀先生】
7回:日本国内、海外のスポーツ報道の速報性
スポーツの結果報道の新聞、電波という報形態から、より速報性で効果のあるネットメディアへの変遷【担当:赤堀先生】
8回:放送メデイアの登場から現在へ
ラジオの誕生は同時性の獲得でスポーツ報道に劇的な変化を生んだ。映像を加えたテレビはオリンピックごとに進化を続け影響力を増大してきた。そして現在インターネットと融合し新たな展開へ。 【担当:小池先生】
9回:メデイアによるスポーツの市場化とアマチュアリズムの消滅
スポーツメデイアの発展はスポーツのプロ化を促し、一方で近代オリンピックにおいてその精神が受け継がれてきた「アマチュアリズム」を消滅させて行く。スポーツの発祥と進展の歩みを知る。 【担当:小池先生】
10回:スポーツイベントとテレビメデイア
スポーツ組織、テレビメデイア、スポンサー、このトライアングルがスポーツをビッグイベントに押し上げた。巨額の放送権に絡みルール変更や、アスリートファーストでない事態も生じた。スポーツとメデイアの関係とそこに潜む問題点を考察。【担当:小池先生】
11回:スポーツドキュメンタリーの系譜
スポーツ報道の中核の一つにドキュメンタリーがある。選手が勝負の瞬間に何を考え、どんな過程を経てそこに至ったのかを解き明かす手法は、映像テクノロジーの進化を伴いさらに興味深いものとなっている。【担当:小池先生】
12回:イノベーションがスポーツを変える
スポーツを映し出すカメラの高度化、解析システムの発達、表示するCG技術の進化。こうしたイノベーションはスポーツの見方に影響を与え、競技の進め方や勝つための戦略にも大きな変化をもたらしている。変化の真っただ中にある現状を洞察する。【担当:小池先生】
13回:個人がメデイアとなる時代
SNSに選手が自ら情報を発信することは近年日常的になっている。コロナ禍でメディアの取材が制限される中、より活発に詳細な情報を発信し存在感を増している。SNSによる情報発信の変化を捉え、そこから生じる問題点にも目を向ける。【担当:小池先生】
14回:スポーツメデイアの課題と近未来
4K・8Kの高画質放送、ネットでの同時配信、ストリーミング配信など多様に展開し始めた放送メディア。インターネットメデイアとの競合や融合が進む中でスポーツ報道がどう変わるのか。「見る」だけでなく「する」スポーツ情報へのニーズを含め近未来を探る。【担当:小池先生】
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
複数のメディアを常時チェックし、とりわけ直前に迫った東京五輪関連の報道を注視する。加えてスポーツのみならず政治、経済等社会全般の動向や世論の変化を敏感にとらえておくこと。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて、新聞、書物などを持参する場合がある。
参考書References
なし
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポートで評価する。課題は前半赤堀、後半小池からそれぞれ提示する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
その他の重要事項Others
大きなトピック、世界を揺るがすスポーツ事象などは常に起こる可能性がある。それを勘案すれば、必ずしもシラバス通り、計画通りにいかない場合もある。