スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
HSS500I1(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 500)体力・機能測定評価演習Seminar in Test and Assessment of Physical Fitness and Functions
林 容市Yoichi HAYASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S6070 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリー | 展開科目(ヘルスプロモーション科目群) |
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Outline (in English)
The learning objective of this class is to acquire the ability to accurately measure and evaluate physical fitness and physical functions related to physical activity.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
健康やスポーツ・身体活動,学校体育に関連した体力およびそれに関する諸機能について,概念と基礎的理論を学習する。身体活動に関連する体力や身体諸機能を適切に測定し,評価しうる能力を習得する。
到達目標Goal
体力・身体機能に関わる一般的概念・構成を理解する。②種々の体力要素について,理論と具体的な測定・評価法を習得する。③種々の体力要素の測定結果を,様々な場面に適用できる実践力を習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP6」「DP7」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
身体活動を対象とした研究の実践時に重要な体力要素を取り上げ,その概念や具体的な測定方法を学ぶ演習を行います。また,実際の測定方法に加え,エビデンスに基づく評価方法について解説し,実際に使用する上での実践力の習得を目指します。
授業においては,演習における活動に加え,受講者全体での討論や課題提出の機会を設けます。そのため,授業においては,受講者の積極的な参加が重要となります。
また,前回の授業で実施した内容や提出された課題に対しては,授業内で全体に対してフィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回:体力・身体活動研究における現状の理解
体力学,身体活動研究における現状や概念を理解し,測定・評価法の歴史を学ぶ。
2回:サイバネティクス的体力:体性感覚の生理学的背景と概念
サイバネティクス的体力の優劣に影響を及ぼす体性感覚について,体力学的・生理学的側面から学習する。
3回:サイバネティクス的体力:grading能力測定の実際
調整力を構成する一因子であるgrading能力について,その具体的な測定方法を学ぶ。
4回:サイバネティクス的体力:関節角度測定の実際
調整力を構成する一因子である関節角の調整能力について,その具体的な測定方法を学ぶ。
5回:サイバネティクス的体力:測定結果の分析と解釈
調整力の測定結果の分析方法および結果の評価・解釈法について理解する。
6回:骨格筋活動:生理学的背景と測定法の理解
身体の各骨格筋に関して,その収縮を司る神経系活動や収縮レベルに関与する生理学的背景について学習する。
7回:骨格筋活動:筋電図計測の実際
骨格筋活動を間接的に把握する筋電図の計測方法を習得する。
8回:骨格筋活動:筋電図の分析と解釈
計測された筋電図データの分析方法および結果の評価・解釈法について理解する。
9回:エネルギー代謝:概念・生理学的背景
基礎代謝および運動時のエネルギー代謝について,生理学的側面から概念・測定原理を理解する。
10回:エネルギー代謝:直接測定の理解
安静時および身体活動時における呼気ガス分析を用いたエネルギー代謝測定法を習得する。
11回:エネルギー代謝:間接測定(推定)の実際
身体活動時のエネルギー代謝を簡易に推定する方法を習得する。
12回:エネルギー代謝:測定結果の分析と解釈
測定されたエネルギー代謝の結果を用いた安静時代謝量の計算や,身体活動中の糖・脂質代謝の計算方法を習得する。
13回:身体活動量・運動習慣:概念と調査法の理解
身体活動量の概念,運動習慣の定義などを学び,これらを測定する意義について学習する。
14回:身体活動量・運動習慣:調査の実際と分析法の理解
身体活動量の測定結果,および運動習慣調査などの結果について,具体的な分析方法を習得する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
5,8,12回においては,各体力要素の測定法演習の結果を取りまとめる簡易レポートの提出を求めます。また,3,4,7,10,11,14回においては,授業内で測定したデータの取りまとめを授業時間外で行う必要があります。各授業における教員からの指示に従って,授業外学習を進めて下さい。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし。必要に応じて資料等を配布する。
参考書References
・健康づくりのための体力測定評価法/田中喜代次他(編)/金芳堂
・健康・スポーツ科学のための動作と体力の測定法/出村愼一(監)/杏林書院
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業での演習の状況(討論への参画状況を含む):60%,プレゼンテーション(資料等の評価も含む):40%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2020年度までは,他の授業との兼ねあいで,本来秋学期に開講する予定で授業内容を考えていた授業を春学期に開講せざるを得ない状況であったため,「健康体力学特論」を合わせて受講している受講生にとっては,基礎知識を踏まえた上で学ぶべき内容を先んじて授業で学習するという状況になってしまっていました。
2021年度からは,本授業を秋学期に開講できるようになったため,基礎的な学びの機会がない状況で専門的な演習を行わなければならないような状況は解消されると考えています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
特になし。