スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
HSS500I1(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 500)健康体力学特論Advanced Lectures in Fitness and Sports
林 容市Yoichi HAYASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S6020 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリー | 展開科目(ヘルスプロモーション科目群) |
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Outline (in English)
This class has two objectives of learning. The first is to learn fundamental theories about physical fitness and the physical functions related to health, sports, a physical activity, and a school physical education. The second is to learn how various physical strength elements relate to health and sports and how they contribute and to acquire the ability to apply theories to practice.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
健康やスポーツ・身体活動,さらに学校体育に関連した体力学の基礎的知識を学習する。健康やスポーツに対し,様々な視点からみた体力の諸要素がどのように関連し,貢献するのかについて学び,理論を実践場面へ適用できる能力を習得する。
到達目標Goal
①体力に関わる一般的概念・構成を理解する。
②健康やスポーツに関わる主たる体力要素について,理論と測定法を習得する。
③体育科教育等の様々な場面における体力の定量的評価法およびその解釈について理解する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
生涯にわたる健康やスポーツ・身体活動,学校体育に関する概念や理論を理解した上で,特に健康やスポーツ・身体活動に重要な体力要素を紹介していきます。また,実際の測定方法や評価方法についてもその手法を解説し,実際に使用する上での実践力の習得を目指します。
授業においては,一方向的な知識提供の場になることを避けるため,授業内容に対しての受講者全体での討論や個別に課題提出の機会を設けます。そのため,授業においては,受講者の積極的な参加が重要となります。
また,前回の授業で実施した内容や提出された課題に対しては,授業内で全体に対してフィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回:運動・体力の発達
体力の基礎的概念と共に,身体の発育発達や加齢に応じた各体力要素の変化について理解する。
2回:健康関連体力:全身持久性体力の概念
健康関連体力の一つである全身持久性体力の概念と,呼吸・循環・代謝などの関連する生理学的バックグラウンドを理解する。
3回:健康関連体力:全身持久性体力の測定指標と理解
全身持久性体力の直接測定法および推定法を学び,種々の評価法を習得する。
4回:健康関連体力:筋力・筋持久力の概念
健康関連体力の一つである筋力・筋持久力の概念と生理学的バックグラウンドを理解する。
5回:健康関連体力:筋力・筋持久力の測定指標と理解
筋力・筋持久力の主たる測定法を学び,種々の評価法を習得する。
6回:健康関連体力:柔軟性の概念
健康関連体力の一つである柔軟性の概念と生理学的・解剖学的バックグラウンドを理解し,評価法を習得する。
7回:健康関連体力:身体組成の概念
健康関連体力の一つである身体組成の概念と生理・生化学的バックグラウンドを理解する。
8回:健康関連体力:身体組成の測定指標と理解
身体組成を測定する種々の測定法における測定(推定)原理を理解し,評価法を習得する。
9回:サイバネティクス的体力:調整力
身体を自在に操作するために必要な調整力について,その概念と神経生理学的なバックグラウンド,および測定・評価法を理解する。
10回:サイバネティクス的体力:敏捷性・巧緻性
身体を自在に操作するために必要な敏捷性・巧緻性について概念と神経生理学的なバックグラウンド,高齢者における特徴などを学び,その測定・評価法を理解する。
11回:パフォーマンスに関連する体力の定量化
各年代のスポーツ実践場面で特異的に必要となる種々の体力要素について,その具体的な測定・評価方法を習得する。
12回:体育科教育における体力の評価とその基準
学校体育における体力測定・調査を実施する際の具体的な手順・方法および留意点について学習する。
13回:測定結果の分析・データマイニング
体力測定結果を目的に応じて分析するための主たる方法を学習し,データから新たな体力学的知見を抽出するための手法を理解する。
14回:体力学における課題と展開
現在の体力学・体力測定における課題を学び,それを解決するために今後,体力学分野において展開が期待される研究内容について理解する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で指示された課題の内容に基づいて授業中に頻繁に発言を求めます。課題は授業内で提示しますが,次回までに必ず予習して来てください。また,数回のプレゼンテーションを求める予定ですので,授業内で指示される準備も必ず実施してくるようにしてください。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし。必要に応じて資料等を配布する。
参考書References
・健康づくりのための体力測定評価法/田中喜代次他(編)/金芳堂
・健康・スポーツ科学のための動作と体力の測定法/出村愼一(監)/杏林書院
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への参画(討論への参画)状況:60%,プレゼンテーション(資料等の評価も含む):40%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2020年度までは,他の授業との兼ねあいで,本来春学期に開講する予定で授業内容を考えていた授業を秋学期に開講せざるを得ない状況であったため,「体力・機能測定評価演習」を合わせて受講している受講生にとっては,内容的に履修する順番が逆になってしまっていました。
2021年度からは,本授業を春学期に開講できるようになったため,この授業だけを履修する場合でも,「体力・機能測定評価演習」と合わせて履修する場合でも,学習しにくい状況や偏りが解消されると考えています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
特になし。