スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
HSS500I1(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 500)スポーツ健康学特論Ⅰ(心身科学)Advanced Lectures in Sports and Health Studies Ⅰ(Psychology and Physical Science)
島本 好平、中澤 史Kohei SHIMAMOTO, Tadashi NAKAZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S5020 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリー | 基礎科目 |
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Outline (in English)
While introducing research in the field of psychosomatic science in the field of sports and health, you will learn the basic techniques of how to read and write academic treatises. Deepen your understanding of the theory and methods of quantitative and qualitative research through experiential learning and reading literature.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
スポーツ健康学領域における心身科学分野の研究を紹介しながら、学術論文の読み方や執筆の仕方の基礎的技術について学習します。数量的および質的研究の理論や方法について体験的学習や文献講読などを通じて理解を深めます。
到達目標Goal
心身科学分野の研究の視点を学習し、当該分野の文献を読み、理解する能力を養う。修士論文を執筆する上で必要となる基礎的技術を習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP6」「DP7」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業の前半では、体験的学習を通して研究遂行上必要な統計分析の基礎的技術について学ぶとともに、心身科学的現象を扱った研究をレビューし、それについて意見交換することによって当該分野の数量的・質的研究の基礎を学びます。後半では、心身科学に関する研究を進めていく上での主要なツールである心理尺度を取り上げます。そして、その基本的な考え方や因子分析を通じた作成方法等を学びます。また、自身の研究テーマへの心理尺度の活用についても考えていきます。なお、授業で取り組むレポートやリアクションペーパー等に対する講評やフィードバックは、次回授業時に行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回【担当:中澤】:オリエンテーション
アイスブレイク
学習目標、単位認定基準、履修上の諸注意等を説明する。アイスブレイクにより受講生間の交流を深める。
第2回【担当:中澤】:自他理解の促進
グループワークにより自己理解・他者理解を深める。
第3回【担当:中澤】:こころとは何か?
パーソナリティの観点から心について学び、自己理解を深める。
第4回【担当:中澤】:身体活動による心理的変化の測定
体験的学習により、身体活動に伴う心理的変化を測定する。
第5回【担当:中澤】:身体活動による心理的変化の分析
身体活動による心理的影響の測定結果について統計分析(t検定)を試みる。
第6回【担当:中澤】:こころとパフォーマンスの関係
不安をキーワードとした文献をレビューし、こころと身体の関係について理解を深める。
第7回【担当:中澤】:アスリートを対象とした事例検討
メンタルサポートによるアスリートの心理的変化のあり様について学習する。
第8回【担当:島本】:アクティビティー
自己理解・他者理解に関するアクティビティーを通じて、受講生間の交流をさらに深める。
第9回【担当:島本】:こころを評価する方法を知る
心理尺度の基本的な考え方について理解を深める。
第10回【担当:島本】:こころを評価する練習
既存の心理尺度を取り上げ、尺度の質問項目の作成方法について理解を深める。
第11回【担当:島本】:こころを評価する項目の作成
自らが興味・関心のある構成概念(イメージ)を取り上げ、それを評価するための項目の作成を試みる。
第12回【担当:島本】:項目の採否を決める因子分析
因子分析の基本的な考え方について理解を深める。
第13回【担当:島本】:心理尺度の活用
自身の研究テーマへの心理尺度の活用について考える。
第14回【担当:島本】:アンケート調査の実際/後半のまとめ
アンケート調査を実施する際の手続きやノウハウについて理解を深める。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間の目安は1回の授業につき4時間以上であり、その具体的な取り組み内容は次の通りです。
1.各自の研究テーマに関連する最新のトピックスに触れておくことが望ましい。
2.指定した文献等がある場合には、事前に精読しておくようにしてください。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて資料・文献等を配布します。
参考書References
必要に応じて資料・文献等を配布します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
前半・後半の担当教員ごとに評価し、その平均点を評価点数とします。前半部分(中澤担当部分)では、各授業時に提出されたレジュメ、リアクションペーパーおよび授業への参画状況を点数化して平均したものを前半部分の評価点数とします。
後半部分(島本担当部分)では、授業への参画状況やリアクションペーパー、各課題の提出状況等をもとに総合的に評価し点数化します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
多様な体験型実習やグループワークを取り入れ、より実践的な授業を展開します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
データを分析するためのパソコン、マイクロソフト・オフィス(ワード、エクセル、パワーポイント)を準備してください。
その他の重要事項Others
1.原則として対面授業を実施する予定です。ただし、感染症の影響などにより、Zoomなどによるオンライン授業などに変更される場合があります。そのため、都度、学習支援システムなどをチェックするようにしてください。
2.やむ負えず欠席する場合は、可能な限り事前にその旨を連絡してください。
3.上記の授業計画は、受講者の人数や要望に応じて変更する場合もあります。