現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration
MAN300JB（経営学 / Management 300）ＮＰＯ論Non-profit Organization Study
渡真利 紘一Kouich TOMARI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | N1221,N1226 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 土2/Sat.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリー（2021年度以前）Category (~2021) |
福祉コミュニティ学科 専門教育科目 専門展開科目 |
| カテゴリー（福祉コミュニティ）Category (Department of Community Development) | |
| カテゴリー（臨床心理）Category (Department of Clinical Psychology) | |
| カテゴリー福祉コミュニティ学科（2020年度以前入学者）Category福祉コミュニティ学科 (~2020) | |
| カテゴリー福祉コミュニティ学科（2021年度以降入学者）Category福祉コミュニティ学科 (2021~) | |
| カテゴリー臨床心理学科（2020年度以前入学者）Category臨床心理学科 (~2020) | |
| カテゴリー臨床心理学科（2021年度以降入学者）Category臨床心理学科 (2021~) |
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Outline (in English)
NPO/Non Profit Organization is not just organizations to cover government services, but it provides new values and creates civil societies proactively.
Throughout the class, we understand methods of cooperation with NPOs and the future of our society learning historical background of its establishment, its social roles, operational challenges and relations of other social resources such as volunteers, public administrations, CSRs and grant making foundations.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
「NPO/非営利組織」は単に行政サービスを補完する組織ではなく、新しい未知なる価値を生み出し、市民社会を創造する主体であることを理解し、その実践のための方法を学びます。併せて、NPOの成立した歴史的背景やその社会的役割をはじめ、運営上の課題や他の社会資源（ボランティア、行政、民間企業(CSR)、助成財団など）との関係から、今後の社会のあり方を考えていきます。
到達目標Goal
・NPOの社会的意義を理解し、実践の方法について具体的にイメージすることができる
・自らの関心分野のNPO活動の考案や自由研究の発信を通じ、多面的な社会の捉え方や社会との主体的な関わり方、他者との協力の仕方がわかる
NPOを論じる過程で、受講者自らが、自分らしく安心していられる場を見つける／他者に対して寛容になる／仲間を持つ／社会に対して本音で向き合うことの重要性を認識する、などの機会につながればと思います。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業の前半は、NPOに関する基本的な内容（歴史的背景や社会的意義、運営方法や他の社会資源との関係等）について、映像資料や参考書等を交えて紹介します。後半は、NPO活動実践者によるゲストスピーチを取り入れ、体験的に実践を把握できる機会をつくるとともに、クラスメイトと協力し、自らの関心分野のNPO活動を考案／発信していきます。授業形態は講義を主とし、受講者がグループ毎に課題検討を行う時間やNPO活動に関する自由研究を発表する場を設ける予定です。各回の授業計画の変更については、学習支援システムでその都度提示します。なお、課題等に対するフィードバック方法は、授業で提出されたすべてのリアクションペーパーに対してコメントをフィードバックします．またその中から各回の授業で幾つかリアクションを取り上げ、全体に対してフィードバックを行うことで、さらなる内容の理解に活かす予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：オリエンテーション/NPOのイメージ
NPOのイメージやコロナ禍の社会情勢を共有し、本講義の目的や目標、進め方を学生と決定する。
第2回：NPOの活動分野
映像資料等を活用しながら、NPOの活動分野について知る。
第3回：NPOの歴史的背景と社会的意義
非営利な活動の歴史的背景やNPO法設立経緯等から、NPOの文脈を辿るとともに、行政や企業と比較し、NPOの社会的意義について考える。
第4回：NPO組織の運営と他の社会資源との関係
NPO組織の立ち上げや運営方法について基本的な内容を理解するとともに、他の社会資源（ボランティア、行政、民間企業(CSR)、助成財団など）との関係について把握する。
第5回：関心分野におけるNPO活動の考案
受講者自らの関心分野における地域社会の現状やNPO活動を調査し、自らが活動を実施すると仮定して活動計画書を作成する。
第6回：NPOの活動事例紹介１「被災地における環境教育と復興」（予定）
NPO活動に携わる者（ゲスト）から、NPOの具体的な実践事例を学ぶ。
第7回：NPOの活動事例紹介２「子どもと家族を社会が支える仕掛けづくり」（予定）
NPO活動に携わる者（ゲスト）から、NPOの具体的な実践事例を学ぶ。
第8回：NPOに関する自由研究企画書の作成
個人又はグループ毎にNPOに関連するテーマを定め、自由研究の予定を立てる。
第9回：実践から考えるシリーズ「わたしの声をあげる」
Twitterデモやキャンペーンサイト等から声をあげる実践について取り上げ、マイノリティの立場に立脚した活動を考察する。
第10回：実践から考えるシリーズ「仲間と行動する」
コミュニティ・オーガナイジングや自主勉強会等のアプローチを取り上げ、仲間とともに行動する方法について考察する。
第11回：実践から考えるシリーズ「資金を調達する」
クラウドファンディングや会費による基金創設、助成金申請など、NPOの多様な財源確保策を取り上げ、各手段の特徴や資金調達の際に配慮すべきことについて考察する。
第12回：NPOに関する自由研究発表会１
第8回授業で作成した企画書をもとに、個人又はグループ毎に自由研究の発表を行う。
第13回：NPOに関する自由研究発表会２
第8回授業で作成した企画書をもとに、個人又はグループ毎に自由研究の発表を行う。
第14回：最終講義「市民社会とわたしたち」
授業の振り返りやまとめを行うとともに、これからの社会を生きる私たちにとって大切な観点とは何か、議論する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業の振り返りの時間を大切にしてください。振り返りには、リアクションペーパーやクラスメイトとの雑談の時間を活かしてください。また、授業で気になったキーワードや考え方について本やネット、新聞記事や映画等から更なる情報をインプットしたり、学んだ内容を周囲に話す等、言葉によるアウトプットを心がけ、自らの「観」を養っていくことを期待します。
授業で紹介したNPOの主催するイベントへ参加したり、NPO活動にボランティア等を通じて主体的に関わることも推奨します。本授業の準備・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
必要に応じて適宜紹介します。
参考書References
必要に応じて適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点50点、NPO活動計画書10点、自由研究企画書及び発表40点。
平常点については、授業ごとのリアクションペーパーによって評価・採点します。また、優れたものについては加点を行います。
なお、成績評価の観点の例は以下のとおりです。
・NPOを論じることで社会の捉え方がどのくらい多様になったか
・受講者自らの関心分野の活動や研究テーマにどのくらい主体的に理解を深める関わりができたか
・クラスメイトの関心分野を理解し、どのくらい協力して取り組めたか
（注）実習や就職活動、部活動や健康上の理由などで授業への出席があまりできない人は、出来るだけ早く教員に知らせてください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・受講者同士のリアクションの共有や講師からのフィードバックの時間をつくります。
・授業内容の理解の手助けとなる書籍や映像、記事等を紹介します。
・NPO活動の企画立案を具体的に検討する内容や実践からNPO活動を考察する内容の充実を図ります。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし
（注）オンラインでの実施となった場合は、パソコン又はタブレット、スマートフォンとwifiが必要です。
その他の重要事項Others
授業計画の内容は、社会情勢や授業の展開によって、変更があり得ることを申し添えます。