現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration
EDU100JB(教育学 / Education 100)教育学Education
藤本 典裕Norihiro FUJIMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | N0063,N0065 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2021年度以前)Category (~2021) |
福祉コミュニティ学科 総合教育科目 視野形成科目(人文系) |
カテゴリー(福祉コミュニティ)Category (Department of Community Development) | |
カテゴリー(臨床心理)Category (Department of Clinical Psychology) | |
カテゴリー福祉コミュニティ学科(2020年度以前入学者)Category福祉コミュニティ学科 (~2020) | |
カテゴリー福祉コミュニティ学科(2021年度以降入学者)Category福祉コミュニティ学科 (2021~) | |
カテゴリー臨床心理学科(2020年度以前入学者)Category臨床心理学科 (~2020) | |
カテゴリー臨床心理学科(2021年度以降入学者)Category臨床心理学科 (2021~) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
We will learn about "education" as a nessesary social function for human-beeing.
At first, basic educational concepts will be discussed through daily- life experiences. We will learn how and why we human-beeing have kept "education" as a basic social function.
Second, we will learn about the functions of schooling system.
Third, we will learn about the rights and duties on "education", who have the rights to education , and why so, who guarantee the rights.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講は、教育という事象について広範な視野から検討・考察するための基礎作業を行う。人間にとって教育はどのような意味をもつのか、現代の教育や教育制度の基礎にあるのはどのような考え方なのか、現代の教育がもつ問題性は何か、などが検討の対象となる。
到達目標Goal
下記の諸点を本講の到達目標に設定する。
1.教育の概念について自分自身の考えを整理して発表できる。
2.人間の文化の特性やその伝達の特殊性について理解できる。
3.近代の教育を支える思想について理解するとともに、それが現代においてどのように変質しているのかを理解できる。
4.現代社会における教育の問題点を指摘し、それについての見解を整理して発表できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式を基本とするが、受講者数などを勘案し、学生の意見発表と討論の時間を確保したい。
学期末にレポートの提出を求めるが、学期中に小レポートの提出も求める。
下記に授業計画を示すが若干の変更を行うこともありえます。変更の場合はその都度指示するので注意して下さい。春学期の授業形態・授業計画などについては、学習支援システムでその都度提示する。その他、大学からの連絡にも注意すること。
課題に対しては、授業内やHoppii等を活用してフィードバックを行う予定にしている。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
何を学ぼうとするのか(講義概要の説明など)
第2回:「教育」についての一般的理解
「教育」という言葉がどのように理解され流通しているのかを確認する。
第3回:「教育」という営みの特性
「教育」が他の活動と区別される特性を検討する。
第4回:人間の文化とその伝達
教育の原点である「文化伝達」を理解するため、人間の文化の存在様式と伝達の特性について検討する。
第5回:子ども観・子育て観
子どもや子育てがどのように理解され実践されてきたのか、現代において子ども・子育てはどのようなものとなっているのかを検討する。
第6回:近代の教育思想
ルソーの教育についての考察を素材として、近代的教育思想の特徴を整理する。
第7回:学校の誕生と発展
教育機関としての学校が誕生する経緯とその後の発展について概観する。
第8回:戦前・戦中の教育と教師(1)
日本における学校教育制度の誕生と期待された機能について検討する。
第9回:戦前・戦中の教育と教師(2)
「教育勅語」を中心に、戦前・戦中の教育を支配した理念について検討する。
第10回:戦後教育改革と教育理念
戦後(現行)教育制度がめざした教育のあり方について、教育の権利・義務の視点から整理・考察する。
第11回:教育を受けること・学校に通うこと
学校に通い教育を受けることの意味を法制度の観点から検討する。
第12回:教育を受ける権利の保障
教育を受ける権利を保障するための制度の概要を整理・検討する。
第13回:教育費負担と教育機会
教育費負担のあり方と実態、それが子どもの人格形成や学力保障に及ぼす影響ついて検討する。
第14回:人間にとって教育とは何であるのか
講義全体のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回の授業の終わりに次回の内容を予告し、準備学習について指示するので、その内容に従って準備すること。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使用せず、必要な資料を配布する。
参考書References
堀尾輝久『教育入門』岩波新書、1989年
堀尾輝久『現代社会と教育』岩波新書、1997年
勝田守一『能力と発達と学習』国土社、1990年
ルソー『エミール』岩波文庫、1994年
橘木俊詔『日本の教育格差』岩波新書、2010年
藤本典裕・制度研編『学校から見える子どもの貧困』大月書店、2009年
その他、授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期末試験(60%)、小レポート(20%)、平常点(20%)を総合的に評価する(配点は目安)。春学期の少なくとも前半がオンラインでの開講となったことにともない、成績評価の方法と基準も変更する。具体的な方法と基準は、授業開始日に学習支援システムで提示する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
科目の性格上、教育に関する多くの事象を取り上げることを主目的としている。このため、さまざまな事項について深く検討することは困難であるが、参考文献の紹介などで補足したい。
昨年度は受講生が多く、大教室での講義となったため、グループ・ディスカッションなどを取り入れることが困難であった。授業支援システムの利用など、工夫したい。