デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
ADE100NA(建築学 / Architecture and building engineering 100)風土と建築(都市)(2019年度以降入学生)Cultural Climate and Architecture
高見 公雄、金城 正紀、桂 有生Kimio TAKAMI, Masanori KINJOH, Yuki KATSURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | B3718 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | 都市:建築士 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
システムデザイン学科 専門科目 基礎科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 都市 |
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Outline (in English)
The climate has two aspects: a condition based on a so-called climate, and a mental environment that affects the formation of human culture. Here you will learn city and architecture from both approaches.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
都市は人が集まって暮らす器であり,様々な理由によって現在の市街地が形成されてきている。この授業では都市・建築が現状の様相を呈するに至った背景としての風土に着目し,それを理解する。この場合風土とは,気候・地味・地勢などいわゆる気候風土を軸とした条件と,一方で人間の文化の形成などに影響を及ぼす精神的な環境といった側面の二面性がある。現実にはこの二面は複雑に複層化して作用しているものであるが,ここでは分かりやすくするために,主として前者からのアプローチを取る都市・建築の見方と,同様に後者からのアプローチをとる都市形成・建築活動といって観点からこの課題を説いていき,今後の都市のあり方を学ぶ学生が知っておくべき風土の理解を進める。
到達目標Goal
和辻が言う風土の考え方の基本を理解する。山本が言う素材と造形の関係性を理解する。そして,都市・建築と風土の関係性についての基本や枠組みを理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部都市環境デザイン工学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業は,①都市と風土に関する古典的な基礎知識を習得と,②わが国が持つ気候風土を背景とする都市・建築形成の特徴並びに,③わが国の社会変化による都市形成・建築活動の変容などをそれぞれ専門の教員の講義,課題に基づく自主研究により進める。基本的には講義と課題レポートの形式を取る。
新型感染症の状況を踏まえつつリモート形式または対面とリモートが選択できるハイブリッド方式で授業をする可能性がある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:都市・建築を学ぶ際の風土,素材,造形への視点
和辻哲郎による「風土」,山本学治による「素材と造形の歴史」の内容を紹介しつつ,都市・建築を学ぶ際の風土,素材,造形に関する基本概念を知る
2:気候,地勢等と都市・建築の形成・1
集落の形成,建築様式の生成などと気候,地味,地勢などとの関係性に関わる基本論を学ぶ
3:気候,地勢等と都市・建築の形成・2
わが国の特徴的な地域を捉え,気候風土と建築,集落形成の過程等に関わる事例を学習する(その1)
4:気候,地勢等と都市・建築の形成・3
わが国の特徴的な地域を捉え,気候風土と建築,集落形成の過程等に関わる事例を学習する(その2)
5:気候,地勢等と都市・建築の形成・4
わが国と海外との気候風土の違いに着目した建築・集落等を学ぶ際の視点を整理する
6:気候,地勢等と都市・建築の形成・5
前回までの視点に基づき,自らの研究材料,視点を整理し,調査・研究を行う
7:気候,地勢等と都市・建築の形成・まとめ
気候,地勢等と都市・建築の形成に関わる学習を踏まえた成果をまとめる
8:社会変化,地域文化と都市・建築の形成・1
都市形成,建築活動を社会変化・地域文化などとの関係性を踏まえ,わが国の都市形成の過程の基本論を学ぶ
9:社会変化,地域文化と都市・建築の形成・2
わが国の特徴的な地域を捉え,社会変化・地域文化などとの関係性に関わる事例を学習する(その1)
10:社会変化,地域文化と都市・建築の形成・3
わが国の特徴的な地域を捉え,社会変化・地域文化などとの関係性に関わる事例を学習する(その2)
11:社会変化,地域文化と都市・建築の形成・4
わが国と海外と社会変化・地域文化などの違いに着目した都市形成・建築活動を学ぶ際の視点を整理する
12:社会変化,地域文化と都市・建築の形成・5
前回までの視点に基づき,自らの研究材料,視点を整理し,調査・研究を行う
13:社会変化,地域文化と都市・建築の形成・6
社会変化・地域文化と都市形成・建築活動に関わる学習を踏まえた成果をまとめる
14:都市・建築を学ぶ際の風土に関する理解
以上の学習を取りまとめ,都市・建築を学ぶ際に理解しておくべき風土に関する事項を理解する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
提起された課題に対する調査,フィールドワークなどが授業外に必要となることがある。本授業の準備学習・復習時間は,各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて教員より配布する。
参考書References
【復刻版】和辻哲郎の「風土―人間学的観察」 (響林社文庫) Kindle版
素材と造形の歴史 (1966年) (SD選書〈9〉)山本 学治 (著)
。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内のレポートにより評価(100%)する。欠席4回以上は単位取得を認めない(評価D)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
新規科目であり、該当しない。
その他の重要事項Others
都市計画コンサルタントとして都市デザインや都市政策立案の実務に就いていた教員、また現在実社会の最前線で活動している教員が、現場状況を含めて講義し、指導を行う。