デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
ADE200NB(建築学 / Architecture and building engineering 200)設備入門(2019年度以降入学生)設備入門(2019年度以降入学生)
石川 裕司Yuji ISHIKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | B3535 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | 建築:建築士 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
建築学科 専門科目 基礎科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 建築 |
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Outline (in English)
t
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
設備は、生活に不可欠な「水・空気・電気」を自然環境と人工環境を加減・融合し、適切な室内環境を創ることである。それと同時に居住性の良し悪しから建物の評価を大きく左右する要素でもある。太古の昔から人は水辺に居を構え集落を造り、時の経過、更に時代の変遷と共に、利便性・快適性を追求し、人為的に室内環境の創造と調整を行ってきた。将来も技術の進歩につれてこれが継承されて行かなくてはならない。これらのことを、建築設備の学習テーマとし授業を進める。
到達目標Goal
<授業の到達目標>
建築設備の学習項目である、「①空気調和・換気設備、②給排水・衛生設備、③電力・通信情報設備」のうち、適切な室内環境を創る「①空調・換気」と生命の根源である「②の水(給排水)」と利便性の代表である「③の電気(あかりと動力及び通信情報)」について学習する。将来を担う建築技術者としての基礎知識を身につける。
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- 総合デザイン力:
- 文化性:
- 倫理観:○
- 建築の公理:◎
- 芸術性:
- 教養力:
- 表現力:
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
「本授業は新型コロナウイルスの影響により、遠隔授業での実施を予定しています。
変更等があった場合には、履修本登録期間までにデザイン工学部事務より、Web掲示板でお知らせいたします。Web掲示板を随時ご確認ください」
<授業の概要>
授業は、前述の「授業の到達目標及びテーマ」と後述の「授業計画」の表に沿って実施するものとする。但し授業の内容は、時代のニーズ並びに、技術の進歩により変更する場合もある。
<授業の方法>
授業でデータ等を確認する必要上、テキストを使用するが、進め方として画像や映像(PPT又はDVD等)を主に使用し、目からの情報を重視した方法をとる。一方、授業の要所要所で、学生のレベル向上と、学生・教員相互による授業内容理解度効果確認のための、時間内演習テストを実施することもある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:建築設備ガイダンス
快適で安心、健康的で文化的、建物に必要なもの。
・給排水設備
・電気設備
・空気調和設備
2:建築設備
(設備て何)
・設備の歴史(必要から生まれた人工的環境の創造。現在に受け継がれる古人知恵)
3:給水設備・給湯設備
(安全な水・湯)
・水・湯の基礎的知識
・生活と水・湯
・給水・給湯計画法
・給水方式と系統
・水系汚染防止等
4:排水設備
衛生器具設備
(どこに流れる)
・排水、通気方式と系統
・排水トラップ
・雨水
(きれいな排水)
・汚水処理
5:電気設備
(ビルの電気)
・電気の基礎知識
・受変電設備
6:照明設備
(いろんな灯り)
・照明の基礎
・照明計画法
・LED、Hf蛍光灯
・明視照明と雰囲気照明
・システム天井照明
・照度計算
7:防災設備
(火事だ)
・自動火災報知と避難
8:消火設備
(火の消し方)
・消火方式
9:熱負荷の種類
(室温と外気温)
・室内外条件
・負荷の種類
・熱負荷計算
10:空調方式・熱源方式
(室を冷やす、暖める)
・空調機器
(冷水・温水を作る)
・ビル用一般冷温熱源
11:監視・制御
(室温一定)
・制御機器の種類
・中央監視設備の概要
・BEMSについて
12:空気搬送設備・水搬送設備
(空気で快適)
・ダクト設備
(冷水・温水で快適)
・配管設備
13:換気・機械排煙と防煙
(空気は汚れる)
・空気清浄度保持のための換気計算法
(火災と避難)
・排煙方式と目的
14:エネルギー消費
(省エネ)
・省エネルギーと設備
・ビル消費エネルギーと地球温暖化
・省エネルギー計算法
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習
1.既存の建物の環境・設備をよく観察することから始まる。
2.家族を含めた学生諸氏の生活状態を自己観察する。
例えば、水の使用状況や使用する時間帯、照明の点灯・冷暖房の使用状態の把握…。
3.学内や、常に利用したり、又は利用した学外諸施設(駅・ホテル・劇場・店舗・病院…)の環境・設備関連項目の観察と、利用しているヒトの行動や観察。
4.上記の気付き項目を、ランダムでも良いから、図や寸法を交え忘れずにメモにしておく。
テキスト(教科書)Textbooks
建築設備(市ヶ谷出版) 監修:井上宇一・著者:前島他2名。3200円
必要に応じプリントを配布。
参考書References
『図説 やさしい建築設備』著者:伏見建、朴賛弼、2800円
『最新 建築環境工学』(井上書院) 監修:田中俊六・著者:田尻他5名。3000円
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価に関して、対面と同じ評価で行いたいと思っていましたが、期末試験を行うことが困難のため、遠隔による小テスト・レポート等を重視し、平常点により評価する予定ですが、最後の授業内で総括の遠隔小テストを行います。
以下は、対面授業の場合
定期試験成績を最重点基準事項とする。
評価基準は、小テスト・レポートの出題回数により変動するが、、以下の各項についてポイントの加減を行う。
①期末試験(70%)小テスト・レポート(20%)平常点(10%)により評価する。
②平常点評価(授業態度・遅刻・早退)特別の事情がない限り、これは大きな減点対象となる。
③時間内テストなどで不正行為があると認めた場合には、当然単位は与えない。定期試験同等と心得られたい。
④学生諸氏が、TAを含む教員との間に万一不信行為があった場合は、各種不正行為を含め単位は与えない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業中の、小テストやレポート課題を取り入れて、計算関係の理解度を深める。その他は、前年同様の授業の進め方、評価等の方法を踏襲する。但し、授業内容は、システムでは省エネの重要性、機器類では、CGS(Co-Generation System)、Hf蛍光灯、LED燈等、時代の流れ並びに、技術の進歩に沿って前年とは大きく異なることもある。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
テキスト(教科書)は、授業中は持参すること。又、必要に応じて計算問題を行うに当たって電卓等を持参すること。
その他の重要事項Others
建築技術者としての基礎知識を身につけるためには、秋学期の空気調和設備を合わせて履修の推奨する。又、建築設備の科目の対象とするものは、建築設計・工事監理等の業務に関する知識、能力の養成に資するものである。
現役の建築設備設計者としての経験を持つ教員が、その経験を活かして講義する。