デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
CST300NC(土木工学 / Civil engineering 300)メンテナンス工学(2020年度休講)Maintenance Engineering
溝渕 利明、藤原 博MIZOBUCHI TOSHIAKI, Hiroshi FUJIWARA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | B2549 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 月1/Mon.1,月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
都市環境デザイン工学科 専門科目 展開科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 都市 |
すべて開くShow all
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Outline (in English)
The aim of this course is to acquire basic knowledge on measures and techniques for long-term safe use of structures (steel, concrete structures) and their appropriate maintenance and management vital for social capital.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
重要な社会資本である構造物(鋼構造、コンクリート構造)を適切に維持管理して長期間安全に使用するための方策・技術についての基礎知識を身につける。
到達目標Goal
橋梁の維持管理方法に関する基礎知識を身につけることを本授業の到達目標とする。
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- (A)歴史・文化・自然の理解・尊重:
- (B)技術者倫理:
- (C)工学基礎学力:
- (D)専門基礎学力:
- (E)専門知識の活用・応用能力:80%
- (F)総合デザイン能力:20%
- (G)コミュニケーション能力:
- (H)継続的学習能力:
- (I)業務遂行能力:
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部都市環境デザイン工学科ディプロマポリシーのうち、「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
21世紀の建設業界は,新設の時代から維持管理の時代へと移行していくこととなる。特に高度成長期に整備された社会資本は建設後50年近く経過しており,その多くが老朽化してきており,早急に調査・点検を行っていく必要がある。
本講義では,社会資本の一つである橋梁を中心に維持管理の基本的な考え方,手法などについて概説していく。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:メンテナンスとは何か
維持管理の原則とメンテナンスの重要性について理解する
維持管理の原則とメンテナンスの重要性について概説
2:ライフサイクルを考える
ライフサイクルエンジニアリングやライフサイクルコスト,ライフサイクルマネジメントについてその内容を理解する
ライフサイクルエンジニアリングやライフサイクルコスト,ライフサイクルマネジメントについて概説
3:コンクリートの劣化
コンクリートの劣化の代表的な塩害,中性化,凍害,アルカリ骨材反応についての劣化メカニズムを理解する
コンクリートの劣化の代表的な塩害,中性化,凍害,アルカリ骨材反応について概説
4:コンクリートの劣化予測手法
コンクリートの劣化予測手法の現状技術について理解する
コンクリートの劣化予測手法の現状技術について概説
5:維持管理の方法
維持管理計画と診断方法について理解する
維持管理計画と診断方法について概説
6:点検について
点検の種類と点検方法の概説,点検における調査について理解する
点検の種類と点検方法の概説,点検における調査について概説
7:評価・判定,対策
診断結果に基づく評価・判定,対策の種類と選定,補修・補強について理解する
診断結果に基づく評価・判定,対策の種類と選定,補修・補強について概説
8:鋼構造物の特徴とメンテナンス
メンテナンスを行う上での鋼構造物の特徴とメンテナンスの基本的な考え方を理解する.
鋼構造物の特徴とメンテナンスの基本
9:鋼構造物の疲労損傷と対策技術
鋼道路橋に発生する疲労のメカニズムと対策技術を理解する.
疲労の要因とメカニズム
疲労損傷の事例と対策
疲労部材の評価
10:鋼構造物の腐食損傷と対策技術
鋼構造物に発生する腐食のメカニズムと対策技術を理解する.
腐食の要因とメカニズム
腐食損傷の事例と対策
腐食部材の評価
11:鋼構造物の点検と診断技術
鋼構造物の点検・調査方法と診断技術を理解する.
点検と診断の目的と実際
健全度評価,劣化予測手法
12:鋼構造物の補修・補強技術
鋼構造物の補修・補強の考え方および補修・補強技術を理解する.
補修・補強方法の基本的な考え方
補修・補強技術
補修・補強の実例
13:鋼構造物のメンテナンスマネジメント
鋼構造物メンテナンスマネジメント手法を理解する.
マネジメント導入の背景・効果・課題
マネジメントの事例,予防保全・事後保全とライフサイクルコストの関係
14:過去から学ぶメンテナンス技術
鋼構造物に関する過去の重大事故からメンテナンスの重要性とメンテナンスエンジニアのあり方について学ぶ.
過去の重大事故におけるメンテナンス上の問題
これからのメンテナンスエンジニア
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義内容の復習
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて講義資料を配信する
参考書References
社会基盤メインテナンス工学;東京大学出版会
コンクリート標準示方書(維持管理編);土木学会
必要に応じて講義中に配付する.
コンクリート崩壊:PHP新書
朽ちるインフラ:日本経済新聞出版社
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポートによる。ただし,欠席は10点/回減点とし,遅刻は1点/10分の割合で減点として,取得点から差し引く。指定した回数以上の欠席者については期末試験の受験資格がないものとする。
レポート課題100%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
なし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし
その他の重要事項Others
高速道路会社で長くメンテナンス部門に勤務した教員が、鋼構造物のメンテナンスについて指導する。