経済学部Faculty of Economics
CUA100CA（文化人類学・民俗学 / Cultural anthropology 100）文化人類学ＢCultural Anthropology B
友松 夕香Yuka TOMOMATSU
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | K5258 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 経202 |
| 配当年次Grade | 1 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 総合教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 総合教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
Humanity faces numerous challenges in today's globalized and digitalized capitalist economy. Cultural anthropology can provide an effective approach to these issues surrounding disasters, inequality, welfare, friction, and science and technology. This class demonstrates how the knowledge and perspectives of cultural anthropology contribute to public debate. Students acquire the anthropological way of thinking developed in our modern and post-modern era. Then by looking into public issues at the macro and micro levels, it aims to uncover the complexities of realities to provide alternative approaches to policy discourses and practice. Graded on the performance of fifteen one-paragraph essays in/after class (100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
資本主義経済とグローバル化、デジタル化が進行した現在、わたしたちは災害、生存、格差、福祉、軋轢や分断、科学技術をめぐる数々の難題に直面しています。これら公共的課題に対し、文化人類学は有効なアプローチを提供できます。この授業ではまず、文化人類学独自の思考法を歴史的に学びます。そのうえで、日本を含む世界各地を事例に、公共的課題を順に取り上げてミクロレベルで掘り下げることで、見えなくなっていた問題を浮き彫りにし、解決の糸口を探ります。文化人類学の知見と視点をどのように公共の議論に生かし、実践に反映させることができるかを考えることが授業の目的です。
到達目標Goal
・文化人類学の思考法の習得をとおして、公共的課題の検討において、現実の複雑性を描き出すことの重要性を理解する。
・文化人類学の視点と知見をもとに、現代社会の問題を多角的に分析し、解決策を考えられるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義とディスカッション形式。基本的に授業資料の配布はありません。自分でノートを取ります。授業の一環として、周囲と意見交換や話し合いをおこない、発言します。授業の最後では、みなさんが自分で授業内容を整理し考察する短いエッセイを作成します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：公共的課題
文化人類学のアプローチ
第2回[対面/face to face]：負の歴史
権力と他者抑圧への人類学の加担
第3回[対面/face to face]：語り／知識の権威性
オリエンタリズムと民族誌
第4回[対面/face to face]：人類学の再出発
省察の力と協働・実践
第5回[対面/face to face]：研究手法の有効性
人文社会科学のアプローチの相対化
第6回[対面/face to face]：災害
フィールドワークの疑似体験
第7回[対面/face to face]：生存①
当事者の視点からの社会変革
第8回[対面/face to face]：生存②
生のダイナミズムの比較分析
第9回[対面/face to face]：福祉①
施設化の歴史と脱施設化の現在
第10回[対面/face to face]：福祉②
高齢者の生き方と政策の比較分析
第11回[対面/face to face]：分断①
表現の自由、排除と包摂
第12回[対面/face to face]：分断②
アイデンティティの政治
第13回[対面/face to face]：科学技術①
監視と社会信用システムが変える社会
第14回[対面/face to face]：科学技術②
美容整形と生殖医療が創る社会
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で作成するエッセイが時間内に終わらない場合や作業時間が取れない場合、宿題になります。
テキスト（教科書）Textbooks
なし。授業に集中し、ノートを取り、エッセイを記述して復習すれば、知識と思考法が身に付きます。
参考書References
授業内で、参考になる書籍をご紹介いたします。
成績評価の方法と基準Grading criteria
エッセイ15点（100%）。毎回の授業後と学期末に各500～600字で記述。記述内容を指定し、授業の理解度と考察の質で評価します。500字に満たないエッセイについては未提出とみなします。4回の未提出で自動的にC以下になります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2023年度より本科目を新たに担当します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムを使用しますので、授業の開始までに登録してください。手書きで素早くノートを取れない場合は、パソコンやタブレットの使用を推奨します（スマホも可）。授業の最後では、ワードファイルにエッセイを書き、提出していただきます。パソコン等の使用する機器を十分充電し、Wi-Fiに接続しておいてください。
その他の重要事項Others
授業計画を一部変更する場合があります。