経済学部Faculty of Economics
PHL100CA（哲学 / Philosophy 100）哲学ＢPhilosophy B
西川 純子Junko NISHIKAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | K5166 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 経305 |
| 配当年次Grade | 1 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 総合教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 総合教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
This course will introduce you to the philosophical concept such as liberty and freedom on which principal western philosophers had been working and elaborating. Therefore, we will ask about the probability of liberty and political liberty. One of the aims of this course is to show you how these concepts work in the historical texts. At the end of this course, you should be able to express your own views based on these philosophical concepts.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
「人は自由か」と「政治的自由とは何か」という問いを中心に、西欧の哲学者の「自由」に関する思想を紹介します。私たちに馴染みがある「自由」について西欧の哲学者がどのように論じているかを知ることで、幅広い視野と柔軟な思考力を培い、「自由」ついて自らの見解を持ち、さらにそれをわかりやすく表現できるようになることを目指します。
到達目標Goal
受講生が西欧の代表的な哲学者が「自由」について語っていた内容を説明できる。それらを参考にして、自分でも「自由」について考え、それを分かりやすく表現できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP4」「DP8」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
各哲学者のテキストを読む前に、理解を深めるために時代背景とその哲学者の思想について紹介します。その後、テキストを精読して解説を行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：オリエンテーション
自由をめぐる諸問題について説明する。
2[対面/face to face]：古代ギリシアにおける自由（1)
プラトン『国家』第8篇と第10篇
3[対面/face to face]：古代ギリシアにおける自由（2)
アリストテレス『二コマコス倫理学』第3篇
4[対面/face to face]：人は自由か（1)
アリストテレス『命題論』第9章
5[対面/face to face]：人は自由か (2)
アウグスティヌスとペラギウス派の論争について
6[対面/face to face]：人は自由か (3)
ルターとエラスムスの「自由意志」論争について
7[対面/face to face]：人は自由か (4)
スピノザ『スピノザからシューラ―への書簡』
ホッブス『リヴァイアサン』第21章
8[対面/face to face]：自由は人間に固有か（1）
ヴォルテール『哲学辞典』の「自由」項目
9[対面/face to face]：自由は人間に固有か（2）
ルソー『人間不平等起源論』第1部
10[対面/face to face]：政治的自由 (1)積極的自由と消極的自由
バーリン『自由論』「二つの自由概念」
11[対面/face to face]：政治的自由 (2)積極的自由について
ルソー『社会契約論』第1篇
12[対面/face to face]：政治的自由 (5)国における自由
ホッブス『リヴァイアサン』第21章
13[対面/face to face]：政治的自由（6）自由と経済的条件
マルクス『資本論』
14[対面/face to face]：まとめ
授業時試験
学生からの質問に答えた後、授業時試験をおこなう。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講者は「学習支援システム」にアップロードされた哲学者のテキストを予習として読んでから、授業に臨むこと。
本講義の予習・復習時間は、各1時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
使用しない。授業で使用するテキストはPDF化して「学習支援システム」にアップロードします。
参考書References
プラトン『国家』(上)(下)(藤沢令夫訳、岩波文庫)
アリストテレス『命題論』（早瀬篤訳）、『アリストテレス全集』第1巻（岩波書店）
金子晴勇『宗教改革の精神 ルターとエラスムス』（講談社学術文庫）
ホッブス『リヴァイアサン』1～4（水田洋訳、岩波文庫）
ヴォルテール『哲学辞典』（高橋安光訳) 法政大学出版局
ルソー『人間不平等起源論』（中山元訳) 光文社古典新訳文庫
ルソー『社会契約論』（作田啓一訳) 白水 U ブックス
バーリン「二つの自由概念」（生松敬三訳）『自由論』所収（みすず
書房）
マルクス『資本論』（岩波文庫）
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(50%)と学期末レポート(50%)。
授業の最後にリアクションペーパーを書いてもらいます。平常点にはリアクションペーパーの評価が含まれます。学期末レポートは授業の内容を理解していることとあわせて、自らの考えを展開しているか否かも評価対象とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
一方通行の授業となりがちだったので、学生のリアクションペーパーを紹介します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業支援システムを利用して，テキストをアップロードするので，必ず印刷して読んで持ってきてください。