経済学部Faculty of Economics
PHL100CA(哲学 / Philosophy 100)倫理学AEthics A
松本 力Tsutomu MATSUMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | K5153 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | オンライン/online |
配当年次Grade | 1 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 総合教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 総合教育科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
Course outline
The aim of this course is to help students acquire ethics.
Learning Objectives
At the end of the course, students are expected to explain the various ethical thoughts.
Grading Criteria/Policies
Final grade will be calculated according to the following process Short reports(30%), and Term-end examination(70%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
倫理学の基本的な考え方である功利主義と義務論を、それらの難点をも含めて学ぶことが目的です。また、功利主義や義務論に代わるさまざまな考え方(自由至上主義、ロールズの『正義論』、目的論的思考など)を参考にしながら、功利主義や義務論にどのような問題点があるのかも説明できるようになってください。
到達目標Goal
倫理学における様々な考え方を理解し、説明できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP4」「DP8」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
配布資料を、解説の資料を参考にしながら読み進める。また、毎回の授業では、Hoppii上の「課題」に答えることで、授業内容の理解度を確認してもらいます。授業内容に関して質問がある場合も、「課題」の答えの中に(答えとは分けながら)書き込むこと。質問への回答は、質問者に個別に答えることはせずに、Hoppii上の「お知らせ」で示します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:倫理学とはどのような学問か?
授業の案内と概要
2[オンライン/online]:功利主義
最大多数の最大幸福、快楽計算について。
3[オンライン/online]:功利主義の問題点
個人の人権を無視。幸福の多様性。
4[オンライン/online]:義務論
カントの義務論(自由、自律、定言命法)について。
5[オンライン/online]:義務論の問題点
義務を守るだけで幸福になれるのか?
6[オンライン/online]:臓器移植の問題
臓器移植に対するさまざまな考えのなかに、功利主義と義務論を読み取る。
7[オンライン/online]:自由至上主義
社会と個人の関係について、無制限の自由が認められるかどうかを考える。
8[オンライン/online]:ロールズ『正義論』
社会的平等の実現可能性について。
9[オンライン/online]:目的論的思考
功利主義と義務論に代わるアリストテレスの目的論的思考を理解する。
10[オンライン/online]:プラトン『ゴルギアス』
プラトンの『ゴルギアス』から、目的論的思考についての理解を深める。
11[オンライン/online]:市場と道徳
徴兵制、代理母といった問題について考える。
12[オンライン/online]:忠誠のジレンマ
過去の戦争に対する責任の問題、道徳的中立性について考える。
13[オンライン/online]:正義と共通善
サンデルの正義についての考えを理解する。
14[オンライン/online]:試験・まとめと解説
授業内容の理解度を確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
配布資料を読み込んでおくことが準備になります。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
配付資料をもちいるため、教科書は使用しない。
参考書References
マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(鬼澤忍訳、ハヤカワ文庫、2011年。)
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の「課題」(30%)と筆記試験(70%)。筆記試験も「課題」によって行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
基本的には授業内容をどれだけ正確に理解できるかだけが求められます。細かな言葉遣いに注意しながら、読み進めてください。